2017年2月24日金曜日

専門家によって行われる歯のクリーニング【PMTC】

PMTCProfessional Mechanical Tooth Cleaning)とは、シリコンゴムの器具やペーストを用いて、歯の表面に付着したバイオフィルムを除去するクリーニング方法です。この方法を用いれば、歯の表面はもちろんのこと、歯と歯肉の境(13mm程度の溝)の中まで、すべてのプラークを除去することができます。また、歯面がツルツルに磨かれることにより、プラークがつきにくくなる効果もあります。
予防歯科のメリット
1)むし歯や歯周病など、お口の中のトラブルを未然に防ぐ
メインテナンスは、歯の健康維持・病気の早期発見を実現する大事なプログラムです。からだの健康診断を受けるのと同じように、予防歯科で定期的にチェックを受けてむし歯や歯周病を予防することが、大切な歯をいつまでも健康に維持することへとつながります。

2)治療の痛み・費用を低減できる
万が一、むし歯や歯周病になってしまっても、定期的なメインテナンスでチェックを受けていれば、痛みや症状がひどくなる前に発見・治療することができます。早期治療は期間も短く、費用も抑えられますから、さまざまな負担を軽くすることができるのです。
3)お口の中がスッキリする
歯や歯茎をキレイにすることで、お口の中が爽快になります。最近ではサロン感覚で歯科医院に通う方も。この爽快感に慣れると、お口の中の汚れに敏感になり、口内ケアについての意識も自然と高まっていくようです。

2017年2月23日木曜日

予防歯科の重要性の紹介

むし歯は、大切な歯を削らなければならない病気である一方、予防が可能なことも特徴のひとつです。一生を共にする大切な歯は、ぜひとも「予防」で守りたいものですよね。むし歯はいくら治療しても、その後のメインテナンスを怠ってしまえば、再治療になる可能性が高い病気です。また、治療を繰り返せば削られる部分が増えていき、最後には抜歯へ……という道をたどってしまうこともあります。予防について、ご自分だけで取り組むには限界があります。歯科医院での専門的な指導を受けることが、効果的な予防につながるのです。
予防歯科のメリット
口腔内トラブルを未然に防ぐ
定期メンテナンスを受診することで、むし歯や歯周病の予防ができます。むし歯や歯周病は再発のリスクもあり、完治してもメンテナンスを行わないと再治療になる可能性があります。

トラブルの早期発見
定期メンテナンスを受診することで、口腔内トラブルの早期発見ができます。痛みや症状がひどくなってから治療を行うよりも、初期段階で治療をする方が通院回数も抑えられます。

治療費の軽減
早期で口腔内トラブルを発見できますので、治療期間や通院回数を軽減でき、結果的に治療費用も抑えられます
PMTC
PMTC」とは、歯科衛生士が専門の機器を使用して歯のクリーニングをおこなう処置です。日頃のブラッシングでは落としきれない歯石などを、歯科医院にて除去します。

1. プラークを赤く染め出します
2. プラーク・歯石と共に、バイオフィルムを除去します
3. 歯面の清掃完了
4. 歯ぐきを消毒をします
5. 歯と歯の間のバイオフィルムを除去します
6. 歯と歯の間をピカピカに清掃します

2017年2月10日金曜日

歯肉炎も歯周炎も歯周病の一部?

歯周病は、口腔内の歯周病菌が原因となり、歯茎や顎の骨などの歯周組織に炎症を起こす病気。大きく、「歯肉炎」と「歯周炎」というステージに分けることができます。はじめは歯肉炎が発症し、そのまま放置していると歯周炎へと進行していきます。違う言い方をすれば、歯肉炎は歯周炎になる手前の状態で、歯周病の初期段階だと位置づけられます。なお、一般的に歯周炎は「軽度歯周炎」「中度歯周炎」「重度歯周炎」の3段階に分けられます。
症状の軽い順に並べると以下のようになり、これらを総称して「歯周病」と言うのです。歯肉炎 → 軽度歯周炎 → 中度歯周炎 → 重度歯周炎

歯肉炎?それとも歯周炎?
歯肉炎なのか、それとも歯周炎なのか? この2つを見分けるには、炎症の進行度合いが一つの基準となります。炎症が歯茎でとどまっていれば歯肉炎ですが、顎の骨まで及んでいれば歯周炎となります。とはいえ、見た目や症状だけで判断することは難しいため、歯科では一般的に「歯周ポケット検査」によってどの段階の歯周病なのかを把握します。

歯周ポケット検査
歯周ポケット検査は、歯周ポケット(歯と歯茎の間にある溝)の深さを測る検査。歯周ポケットが深いほど、歯周病が進行しているということになります。以下は目安ですが、深さが3mm以内であれば歯肉炎で、3mm以上になってくると歯周炎の疑いが出てきます。
【歯周ポケットの深さ】
3mm以下:歯肉炎
3mm以下:軽度歯周炎(顎の骨が溶かされ始めるが、歯周ポケットの深さは歯肉炎と同様)
45mm:中度歯周炎
6mm以上:重度歯周炎

2017年2月4日土曜日

歯周病とは、歯と歯ぐきのまわりを含めた病気

歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)から入った細菌が炎症を引き起こし、歯ぐきの中にある歯槽骨(顎の骨)を溶かしてしまう病気です。歯肉が炎症を起こし赤く腫れて、歯磨きをすると血が出るのですが、痛みは全くありません。
さらに進行すると、歯肉の中にある歯を支えている骨(歯槽骨)が溶け、膿が出たり歯がグラグラしてきます。そうなると痛みや腫れを伴い、そして最後には歯が抜けてしまいます。歯周病治療は、重度になると治療が難しく、重度になる前に適切な治療をする事が大切です。
歯周病が進行していると考えられる患者様には、ご本人の自覚がない場合でも、歯周病についての説明を行うよう心掛けています。治療には、歯科医院でのスケーリングと組み合わせて、ホームケアの指導、歯科医院でのクリーニングがありますが、状態が重度な場合は手術を行う事もあります。
治療を先送りしても、決して歯周病は良くなりません。歯周病は絶えず悪化していき、
歯を支えている骨を失う病気です。そうなると、ブリッジや部分義歯、インプラントなどといった歯を補う方法を探らなければなりません。きちんと予防、治療を行う事で、細菌を取り除き、症状を抑えることが出来ます。細菌を取り除き、症状を抑えることが出来れば、歯周病によって歯を失う事はありません。


2017年2月3日金曜日

矯正は子供がするものだと思っていませんか?

本来、矯正治療には年齢制限はありません。誰でも何歳からでも受けられる治療です。
2030代の患者さんはもちろん、50歳・60歳を過ぎてから矯正治療を始める方も少なくありません。歯並びや噛み合わせなど、気になる方は、まず一度お気軽にご相談ください。
矯正治療をするメリット
噛み合わせ改善で歯を長持ちさせる
正しい噛み合わせになると、毎日の食生活が豊かになるだけではなく、噛み合わせのズレによる物理的負担が軽減され、歯を長持ちさせることができます。

歯並びのコンプレックスの解消
矯正歯科治療の最大のメリットは、外見的、容姿的な悩みが改善することです。「長年のコンプレックスが解消できた」「歯を見せて笑えるようになった」など見た目だけでなく、気持ちにまで良い変化が生まれます。
自分の納得できる方法を選択できる
加齢とともに体の適応力が落ちてくるため、子どもの矯正に比べて難しさはもちろんあります。その反面、アゴなどの骨格が定まっているために歯の移動計画が立てやすいとも言えます。

噛み合わせ改善で、肩こりや不定愁訴の解消
噛み合わせは、私たちの体のバランスに深くかかわっています。矯正治療を行うことで歯並びが整い、長年悩まされていたさまざまなトラブルが改善されるケースもあります。

歯ぐきも健康になり、口元にハリが出て表情が若々しくなる
年齢を重ねるごとに気になる歯ぐきの衰え。歯並びが整い、歯ぐきが元気になると口元にハリが出て、表情も若々しくなります。また、日々のブラッシングなど、歯へのケア意識も高まるケースが多いようです。