2020年6月30日火曜日

日常生活の中でほとんどの人は誰でも歯ぎしりをします

歯ぎしりについて
日常生活の中でほとんどの人は誰でも歯ぎしりをします。
ただ、毎晩の寝ている間に無意識に歯ぎしりや食いしばりをしている人は注意が必要です。
睡眠中に顎を左右に動かして「ギリギリ」「ボリボリ」「コリコリ」といった「きしむ音」がするようならばそれが歯ぎしりです。 ストレスを抱えている人には特に多く見られる症状で、眠りの妨げになるだけでなく、確実に歯や顎関節に問題を引き起こします。
歯科技工用品
また、起きたあとの肩こりや頭痛の原因となることもあります。
歯ぎしり、食いしばりを強くされる方の歯には、磨耗が起こり歯が欠ける、折れる、割れる、知覚過敏の症状がでる、歯周病が悪化しやすいなどの症状が出ます。

歯ぎしりの原因
ほとんどの歯ぎしりは、食いしばりによってストレスを発散させていると考えられています。 咬み合わせが変化したり、かぶせた物が合わなかったりしたときにも歯ぎしりの症状が出ることがありますが、これはかなり少数です。

歯ぎしりの治療法
ストレスなどの原因を減らすことが一番ですが、「スリープスプリント」と呼ばれるマウスピースを装着して寝る方法も効果があります。 歯を守り、あごの位置も安定するのでしっかりと睡眠も取れます。 ただお口の中に何かを入れて寝るわけですから、最初は異物感があり慣れるまで少し時間がかかることもあります。
歯科用ライト
ご家族の中で寝ているときに歯ぎしりの音で困っている方や、不安な方は、別の治療でご来院いただいたときにでもかまいませんので お気軽にご相談ください。

金属のフレームの上にセラミックを焼き付けたものです

セラミック治療とは、セラミックの詰め物や被せ物、プレートなどを使用して歯を白くする方法です(歯を削る必要があります)。
セラミックという素材は、歯科治療を行う上で生体親和性が非常に高く、見た目の美しさのみならず、その機能も天然歯と変わらない素材として多くの審美歯科で採用されています。

セラミックインレー
インレーとは、虫歯の治療時に使う歯の詰め物のことを言い、セラミックインレーとは詰め物の材質がセラミックでできているものを指しています。通常、虫歯の治療時には、保険適用の場合ですと銀色の金属の詰め物を使いますが、最近、補てんした銀歯を目立たない詰めもの(セラミック)に変える方法が非常に喜ばれております。保険適用外になりますが、ゴールドを使ったり、ハイブリッドインレー(セラミックとプラスチックの混合材)やセラミックインレーを使用します。それぞれに特徴はありますが、セラミックインレーでは、天然の歯と同じような白い色にすることができるメリットがあり、虫歯の治療と審美治療を同時に行えます。

セラミックを使用した被せ物(クラウン)
虫歯治療で歯を全体的に削ったり、根っこの治療に至るような大きな虫歯治療をした場合は、歯全体の形を再現して被せます。その被せ物を「クラウン」と言います。また、歯並びが気になる場合も、矯正治療を行わずにクラウンで整えることもできます。
セラミッククラウンにはオールセラミッククラウン(セラミックのみで作る方法)とメタルセラミッククラウン(セラミックの内面に金属を使う方法)があります。
オールセラミッククラウン
光の透過性に優れているため、透明感のあるとても自然な美しさを持ち、長期間の使用にも変色せず、その美しさを保ちます。生体親和性も高く、金属アレルギーの方にも最適です。

メタルセラミッククラウン
金属のフレームの上にセラミックを焼き付けたものです。従来からとても多く使われているものでオールセラミッククラウンの透明感には及びませんがセラミックの透明感と金属のフレームによる精度や強度を生かして、非常に強いかみ合わせの力がかかるケースや大きなブリッジなどのケースに向いています。

歯を支える顎の骨を溶かす病気「歯周病」

歯周病は歯ぐきの病気だと思われがちですが、歯を支える顎の骨(歯槽骨)の病気です。歯垢(プラーク)の中に潜む歯周病菌が悪さをし、歯ぐきに炎症を引き起こします。そして歯ぐきの奥まで進んで顎の骨が溶かされていきます。この過程で自覚症状はほとんどないため、気がついた時にはかなり進行していることも特徴のひとつです。

歯周病は日本人が歯を失う原因第1位の恐い病気。成人の約8割は感染者もしくは予備軍だともいわれています。「歯みがきをしたら出血した」「口臭がひどくなった」「歯ぐきが赤く腫れている」といった症状は歯周病のサインかもしれません。
歯周病の進行
歯周病は虫歯と同じく細菌による感染症で、最初は歯ぐきなどに炎症を起こします。特に歯と歯ぐきの境目はみがき残しが発生しやすく、プラークが溜まりやすいため細菌のすみかになる場所。この部分に細菌が溜まると、唾液に含まれる炭酸カルシウムなどの作用によってプラークが硬くなり、歯石と言われる物質に変化して歯の表面に強固に付着します。

こうなると歯ブラシだけでは取り除くことができません。この歯石の中やまわりにさらに細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けます。そして歯ぐきが炎症して赤くなったり、腫れたりするのです。
炎症した状態が続くと、歯と歯ぐきの境目を繋いでいた頑丈な繊維がちぎれてしまいます。そして歯と歯ぐきの間に「歯周ポケット」という隙間ができます。歯周ポケットは歯周病菌の温床となり、歯ぐきは常に歯周病菌の攻撃にさらされ、炎症が続くことでさらにポケットは深くなります。そのまま炎症が進み、歯周ポケットが深くなると歯ぐきの下にある骨、歯槽骨にまで細菌の攻撃が及びます。

最終的には歯を支えている歯槽骨が溶けてしまい、この状態が長く続くと歯が揺れてきてしまいます。はっきりとした自覚症状が出るのは、歯槽骨を大きく失ってからです。

2020年6月29日月曜日

インプラントは抜歯をした歯の部分に人工の歯根を植えてその上に冠を被せる治療です

ブリッジ以外の治療法
.インプラント
インプラントは抜歯をした歯の部分に人工の歯根を植えてその上に冠を被せる治療です。前後の歯を削ることもない上にインプラントによって前後の歯の負担を軽減することができます。咬む力は自分の歯の約90%程度です。顎の骨に穴を開ける外科処置が必要ですので重度の糖尿病や骨粗鬆症の方はできない場合もあります。保険治療では認められてなく、自費診療になり金額は平均すると一本30万から45万程度必要です。歯を削るのに抵抗があるが、入れ歯は入れたくない方におすすめです。
.部分入れ歯
部分入れ歯とは前後の歯にフックを掛け、自分で取り外しをしながら使う治療法です。部分入れ歯はフックを掛けるために、少し歯を削るだけでほとんど歯や骨に影響はありません。 咬む力は自分の歯の20~30%で、年配の方で筋力が落ちている場合は特に問題はありませんが、若い方で咬む力が強い方はプラスチックなので割れることがあります。また、食事の度に取り外して洗う必要があり、面倒で使わなくなることもあります。保険診療でも認められており、その場合はフックの部分は金属で作ります。自費診療であればフック部分を歯ぐきや歯の色に合わせて作ることも可能です。
.歯牙移植
歯牙移植とは歯を抜歯をした所の骨に穴を開けて、歯を移植する治療法です。歯牙移植は移植できる歯(主に親知らず)が存在し、移植に適した形や生えている方向が適している必要があります。特に年齢が若い10代で歯を失った場合は、成長段階でインプラント治療が不可能なために歯牙移植を行うことが多いです。保険診療はできないことが多く、金額は5~15万円程度です。

土台となる歯を削ることと、力学的負担がかかるため土台の歯の寿命が短くなる

むし歯や歯周病、不慮の事故により歯を失うその時に選べる治療方法は大きく分けて「インプラント」「入れ歯」「ブリッジ」の3種類です。最近はインプラントを選ばれる方が多くなりましたが、外科的な処置のためにお体の状態によってはできない人もいますし、やはりインプラントは怖いという方もいます。

ブリッジて何?
ブリッジとは欠損部分の両隣の歯を土台にして、橋渡しをするように人工の歯を被せ、欠損部を補う治療方法です。下のイラストで言えば、2本の土台となる歯で3本分の役割を担うことになります。ですから 土台となる歯が隣接部にあり、さらにその歯が丈夫であることが条件となります。
ブリッジのメリット
1.土台の歯に接着剤で固定するので、入れ歯のように動いたりせず、
自分の歯に近い感じで食事ができる。

2.天然歯(自分の歯)の60%位の咀嚼能力。(※入れ歯は30%位)

3.土台の歯を削る⇒型を取る⇒接着、という工程だけなので、治療期間が最短で
3回程度と短くて済む。 (※他の治療が絡む場合を除く)

4.保険適用の場合、自己負担金は安価である。
ブリッジのデメリット
1.土台となる歯を削ることと、力学的負担がかかるため土台の歯の寿命が短くなる。

2.ブリッジと歯肉との間に食べカスがつまり、口の中が不衛生になりやすい。

3.保険適用とならないケースもある。
※ブリッジには保険上の細かなルールがあり、欠損の部位や本数、残っている歯の
部位や状況によって、 保険適用となるかどうかが決まっている。)

お口の2大トラブルの虫歯も歯周病も、お口の中のプラーク(歯垢)や歯石に含まれる細菌による感染症です

発症と進行のメカニズムがわかっているので、適切なケアにより予防が可能です。「でも、毎日ブラッシングしているのに虫歯になった」という方もいらっしゃるでしょう。それはセルフケアだけではお口の汚れを落としきれていないからです。
虫歯も歯周病も再発しやすい病気です。再発させてしまい、再治療となるとお口の健康がどんどん損なわれていってしまいます。そうならないように、練馬区光が丘駅徒歩5分の通いやすい歯医者「さくま歯科医院」が力を入れているのが、定期検診・メンテナンスによる予防処置です。「かかりつけ歯科医療機能強化型歯科診療所」として地域の皆さまのお口の健康をサポートいたします。

フッ素塗布
フッ素には、歯の再石灰化を促し、歯質を強化するはたらきが期待できます。そのフッ素を歯面に塗るのです。細菌の活動を抑制するはたらきもありますので、虫歯予防のためには定期的なフッ素塗布がおすすめです。

PMTC
専用の器具を使用した歯のクリーニングです。歯と歯の間や歯と歯ぐきの溝など、毎日のセルフケアではなかなか落とせない部位の汚れを徹底的に除去します。お口の中がさっぱりして、口臭予防にもつながります。
ブラッシング指導
お口のトラブルの予防や治療の基本は毎日のブラッシングです。歯の生え方、汚れの残り方などをチェックしてお口の状態に合わせたブラッシング方法をアドバイスします。必要に応じて歯ブラシの選び方やデンタルフロスや歯間ブラシの使い方もご説明します。

2020年6月24日水曜日

歯並びが良くなると、フェイスラインや顔つきが変わると聞きました。これはどういうことですか?

美しい横顔の基準をEラインと呼び、横から見た時に鼻の先端と顎の先端を結んだ線上、またはその少し内側に唇があるのが良いとされています。歯並びが悪いと唇が前に出ていることが多く、美しい横顔の基準外になってしまいがちです。しかし、矯正治療をすることにより唇の位置が変わり、Eラインの美しい基準に近づくことができます。
また、矯正歯科治療で外科手術を併用した場合は、骨格に手が加えられて結果的にバランスのとれた顔になる可能性があります。また、矯正治療の良い影響は物理的な変化だけではありません。歯並びが美しくなったことで笑顔に自信が持てるようになり、表情が明るくなって顔つきが変わったと感じられることも多いようです。

歯並びを矯正すると、歯の根っこが短くなるって本当ですか?
はい、本当です。しかし、必ずしもそうなるわけではありません。歯の根っこが短くなることを、専門的には「歯根吸収」といいます。矯正治療だけでなく、外傷や炎症、腫瘍、脱臼、再植、移植などさまざまなケースで起こり得ます。歯根の先がわずかに丸くなるだけだったり、歯根の14以上が吸収されてしまったりすることもあり、程度はバラバラです。歯根吸収がおきる原因は明確にはわかっていません。ただ、歯根吸収されたとしてもわずかなことが多く、ほとんどの場合は問題がおきません。
今、顎関節症になっていて食事の時も痛みを感じるほどですが、矯正治療はできますか?
矯正治療を受けることで症状が改善される場合があるので、基本的に治療は可能です。
ただし、あごの関節の痛みが強い場合や口が開かないなどの症状がある場合は、顎関節を専門とする口腔外科を紹介して先に治療をしてもらうことがあります。その場合は、あご関節の症状が改善されてからの治療になります。

頭部とあごのレントゲン撮影を行い、不正咬合の原因を分析します

STEP1 無料初診相談
矯正歯科治療に関する心配や疑問をお聞きしながら、ドクターがあなたのお悩みじっくりと伺い、お口の中を診査し、矯正歯科治療の大まかな説明、期間の見通し、使用装置、費用などを丁寧に説明させていただきます。 初診相談は、あくまで「患者さんが主体」のカウンセリングです。 不明な点がございましたらお気軽にお尋ね下さい。

STEP2 精密検査
頭部とあごのレントゲン撮影を行い、不正咬合の原因を分析します。さらに理想的な横顔ときれいな歯並びにするため、顔とお口の写真撮影、歯形の採取を行います。これらの結果をもとに矯正歯科治療計画を立案します。
STEP3 診断
精密検査により得られた診断結果に基づいて、矯正歯科治療方法や矯正歯科治療期間について詳しく説明をいたします。また、矯正歯科治療費用について詳しくご説明をいたします。

STEP4 治療開始
矯正歯科治療計画を概ね理解していただけたら、矯正歯科治療同意書にサインしていただき、いよいよ矯正歯科治療開始です。装置(歯を動かすワイヤーと留める器具のこと)をつけ矯正治療を開始します。平均で4週間に一度通っていただいて、歯を動かしていきます。
STEP5 保定(経過観察)
矯正歯科治療により得られた良い歯列が崩れて行かないように、主に取り外し式の保定装置を装着していただきます。装着期間は概ね歯を動かして治療していた期間と同程度です。また、この時期において保定装置以上に大切なことが、「よく噛む」ことです。しっかりした咀嚼(そしゃく)習慣を身につけてもらうよう、食事指導も行います。


フッ素を歯に塗ると虫歯になりにくいですか?

虫歯再発リスクを抑えるにはどんな対処が必要ですか?
Aせっかく歯科に行って歯医者さんに虫歯を治療してもらったのに虫歯が再発してしまう人も多いですよね。特に銀歯などのかぶせ物の下から再発してしまうことが多いです。
このようなことにならないようにするにはどうすればよいのでしょうか、いくつか紹介したいと思います。まずかぶせ物の下から虫歯が再発するのは何故かというと、詰め物の精度とかぶせ物の劣化です。詰め物の精度が低く、歯とぴったり合っていないと隙間から菌が入り繁殖して虫歯になります。
これに関しては歯医者さんの腕の見せ所ですので、虫歯の再発防止は歯科選びから始まると言っても過言ではないでしょう。今はネットで歯科の口コミを見ることができるので参考にしてみてください。次にかぶせ物の劣化ですが、銀歯の粘着剤などは日に日に古くなっていきますから虫歯の再発原因となります。ただしこれは日々のケアによって防ぐことができます。ケアの方法としてはやはり、歯磨きですね。その際フッ素入りの歯磨き粉を使うと虫歯になりにくいと専門家の間で言われています。
もう一つ日常生活で実践しやすいのはキシリトールガムを噛むことです。ガムを噛み唾液を分泌させることで、虫歯菌が繁殖しにくくなります。最後になりますが日々のケアは自分ひとりできることに限界があるので、定期的に歯医者さんに行って専門的なケアや検査をしてもらうといいでしょう。

フッ素を歯に塗ると虫歯になりにくいですか?
A歯医者で行う虫歯治療の一つに、フッ素を使用するものがあります。一般的に虫歯治療というのは、何らかの原因で歯に繁殖してしまっている虫歯菌を、菌に侵されてしまっている部分ごと削り取ることで強引に除去し、その際空いた場所を詰め物で補強する形で行われます。治すよりは除くと表現するのが近く、虫歯菌に侵されてしまったが最後、それ以前の歯に戻すことはどんな治療法であってもどんな歯医者であってもできません。フッ素はそうした虫歯を排除する治療ではなく、初期の虫歯の進行を止めたり、虫歯菌に負けない歯を作り出すための予防治療に効果的に働く存在です。
歯を強くし虫歯菌の増殖を抑え、虫歯発生のメカニズムを根本から覆す効能を持つフッ素を歯に塗布することで、虫歯になりにくい歯を手に入れることができます。歯を削らずに行える治療ということで、近年高い評価を集めるようになりました。フッ素の効果は永久のものではなく、一度塗布しても時間がたつごとにフッ素が作り出すバリアも薄く脆くなっていくため、定期的に治療を受けることが重要になります。信頼できるかかりつけの歯医者を見つけ、通い続けられる歯科を作ることで、フッ素での虫歯の予防治療に効果的に取り組むことができるでしょう。

2020年6月22日月曜日

噛み合わせが悪いと、噛んでいる歯に負担がかかり、歯周病の可能性を高めます

噛み合わせの悪化がもたらす6つの悪影響
悪い習慣によって噛み合わせが悪化すると、次のような悪影響が現れる場合があります。
1. 虫歯になりやすい
噛み合わせが悪化すると虫歯になりやすくなります。通常、歯は噛むときに歯と歯がぶつかり合うことで、ある程度の汚れを自然に落とす特徴があります。しかし、噛み合わせが悪いと、歯の当たる面積が小さくなり、汚れが十分に落とされず、虫歯になるリスクを高めます。
2. 歯周病になりやすい
噛み合わせが悪いと、噛んでいる歯に負担がかかり、歯周病の可能性を高めます。人は30歳を過ぎるあたりから身体の抵抗力が低下するため、歯周病リスクはさらに高まります。
3. しっかりと歯科治療を行うことが難しい
歯が凸凹している、もしくは斜めになっているなど、噛み合わせが悪い方はブラッシングが困難になり、同時に歯科治療も難しくなります。
4. 顔に歪みが出やすくなる
片方の歯だけで噛むクセが習慣化されると、顔の筋肉(表情筋や咀嚼筋)がバランスを崩して顔が徐々に歪んできます。また、顔の筋肉の下にある骨は、筋肉の厚みによって変化します。そのため、結果的に顎の形も変形してしまう恐れがあります。
5. 頭痛になりやすい
噛み合わせが悪いと、顎の関節から頭の横につながる筋肉(側頭筋)が緊張し、頭痛を誘発する場合があります。
6. 肩こりを引き起こしやすい
噛む筋肉がバランスを崩すと、首や肩にかけて繋がっている広頸筋(こうけいきん)に負担がかかり、肩が凝りやすくなります。
噛み合わせの治療法
当院の噛み合わせ治療では、噛み合わせの悪化によって生じる様々な症状を緩和・改善する治療を行います。噛み合わせが悪くなってしまった原因によって、治療方法も異なります。まずは問診と検査によって噛み合わせが悪化した原因を特定し、患者様1人ひとりに合った最善の治療プランを考えていきます。

セルフケア
歯ぎしりや食いしばり、うつぶせ寝、頬杖、猫背など、日常的な習慣やクセが原因となって噛み合わせが悪化している場合、普段の生活習慣を見直すセルフケアを行っていただきます。基本は「顎に負担をかけないこと」を意識してもらい、食いしばりや歯ぎしり、頬杖といったクセが出ないように心がけてもらいます。また、片方で噛むクセのある方は、両方の歯で均等に噛むように注意していただきます。さらに、顎の筋肉の緊張をほぐし、関節まわりに加わった負担を解消するためのマッサージやストレッチ方法についてもご指導いたします。

本来の白い歯を取り戻しませんか

歯の表面に付いた茶渋やヤニなどの色素(ステイン)を落として、元の歯の色に戻すのが歯のクリーニングです。歯の表面に色素が着色して変色している場合、歯のクリーニングのみで白くできる場合があります。歯自体の色を白くする場合は、歯のクリーニングの後にホワイトニングを行う事で歯の色をより白くすることができます。

クリーニングとホワイトニングの違い
クリーニングは研磨剤を使用し、歯の表面に付いた着色(ステインや茶渋、ヤニなど)を落とす方法です。1回で元の歯の白さには戻すことができますが、何回行っても歯本来の白さ以上白くすることはできません。ホワイトニングはホワイトニング剤を歯に塗って歯の色を分解して白くしますので、本来の歯の色より白くすることができます。
歯の着色の原因
歯は日常の飲食で着色してきます。ティーカップや湯飲み茶碗は使っているうちに真っ白な陶器の底のほうが茶色くなってきます。

あれは陶器の表面に茶渋がついてくることにより起こるのですが、お茶を飲み終わるまでの短い時間でも毎日使っていると茶色く着色してきます。

これと同じことがお口の中でも起こっていて、コーヒーや紅茶が好きで毎日飲んでいる人は歯に茶渋がついてきます。

具体的にはコーヒー、紅茶、烏龍茶などのお茶類、赤ワインやブルーベリーやぶどうなどタンニンが含まれたフルーツは歯に沈着しますので注意が必要です。

食べたあと舌に色がつくようなものはなるべく避けたほうが良いでしょう。
これらのものを食べたあとにはなるべく早く歯を磨くか、うがいだけでもすることをお勧めします。
オートクレーブ滅菌
歯に着色しやすい食品:
コーヒー、コーラ、紅茶、ウーロン茶などのお茶類、赤ワイン、煙草、葉巻などのタバコ製品、 カレー、ケチャップ、しょうゆ、ソース、マスタード、トマトソース、ベリー類、色素の濃いうがい薬(特にポピドンヨード)、液状の漢方薬、合成着色料を使用した食品など。

PMTCというのは歯科医や歯科衛生士などが行うお口の清掃プログラムのことです

最近の研究によれば、「むし歯や歯周病は、ある特定の細菌によっておこる」ということがわかってきました。つまり、その細菌たちを口の外に追い出せば、ほとんどの歯の病気は防げるということです。
PMTCというのは歯科医や歯科衛生士などが行うお口の清掃プログラムのことです。これにより歯みがきなどでは取れにくい悪い細菌を徹底的にこすり落とします。
PMTCは、歯や歯肉の清掃を専門の器具を使ってていねいに行いますから、予防効果が高いだけでなく、とても気持ちがいいものです。
プラークコントロール(歯の汚れの除去)にはセルフケアも必要
とはいえ、プラークコントロールの基本はご自身による歯みがきです。歯の健康を維持するためには、歯みがき(セルフケア)とPMTC(プロのケア)のバランスがうまくとれていることが大切です。
ご自分で磨けるところは、頑張って磨きましょう。歯みがきの方法などについてはご指導します。ご不明な点はお気軽におたずねください。
歯科医院は怖いところではありません
最近は大分変わってきましたが、一般的にはまだまだ「歯医者さんは痛いところ、怖いところ」というイメージがあります。その理由の一つに、歯科医院側の情報提供の不足があります。進んでしまった病気の治療は、たしかにつらいことがありますが、予防や初期の治療は全く痛くなく行うことができます。
たとえば、「あの映画はいいよ。ぜひ観るべきですよ」と嬉々として語ってくれる人がいると、言われた人は重い腰を上げて観に行きます。その結果、「本当にいい映画だった!」と教えてくれた人に感謝します。それと同じように、私たちはPMTCをとおして、「予防やケアはこんなにいいものですよ」ということをご理解いただき、「歯科医院はそんなに怖いところではなく、逆に気持ちのいいところ」ということをぜひ患者さんに実感していただきたいのです。
歯科の目的はヘルスプロモーション
歯科医療の究極の目的は、歯や口腔の知識をもとにして、ヘルスプロモーション(健康支援)を展開することです。患者さん一人ひとりに、お口の健康から全身の健康に目を向けていただき、自分の健康は自分で育て、守っていくという意識を持っていただくことです。
感染症でもあり、生活習慣病ともいわれている歯科疾患に対して、PMTCなどの口腔ケアを継続していくことは賢い対応であり、患者さんご自身にとって大きなメリットが得られることなのです。

2020年6月19日金曜日

まずは、歯みがきの練習を行います。歯みがきをすることにより、歯ぐきの炎症が減少します

歯周病治療の流れ
検査(問診)
歯周病にかかった場合は、まず精密な検査を行い、現在の歯ぐきや骨の状態、歯周病を悪化させる原因を分析し治療計画をたてます。

歯石除去
まずは、歯みがきの練習を行います。歯みがきをすることにより、歯ぐきの炎症が減少します。ぶよぶよして出血しやすい歯ぐきも正しく歯みがきをすることにより、かなり引き締まってきます。そうすると歯ぐきの中の歯石が見えやすくなり、歯石除去が効果的に行えるようになります。歯石を取ると歯石の表面や内部の細菌が減り、さらに歯ぐきが引き締まってきます。
ルートプレーニング
歯根の表面からプラークや歯石がつくりだすバクテリアの毒素を取り除くことで、歯周病感染の原因を除去します。エックス線で歯石は歯の両側につく小さな白いかたまりのように見えます。日常のクリーニングでは、歯肉ラインの上のプラークや歯垢しか取り除けません。よって歯科医院にてルートプレーニングを行うことによって、歯肉ラインより下のプラークや歯石を取り除きます。

再評価
歯周治療終了後、一定の期間をあけて歯ぐきのチェックを行います。
歯周外科手術(再生療法)もしくはレーザー治療
これまでの治療で治りきらなかった部位に対し歯周外科手術(再生療法)もしくはレーザー治療を行います。目でみえている歯石を除去します。

メンテナンス・定期健診
治療により歯ぐきの炎症がなくなり、お口の中の健康が取り戻せても、そこで通院を打ち切るとほとんどのケースで歯周病が再発することが報告されています。口腔内の健康を長期にわたり維持するために、予防、定期健診、メンテナンスが必要です。

審美歯科とは、健やかで、調和のとれた歯をつくる治療です。

単に、見せかけだけの美しさを求めるものだけではなく、歯並び・口唇の形・顔の形・歯肉と調和する自然な美しさを持った歯をつくることを目的としています。具体的には歯のホワイトニング・セラミック・歯茎の美しさなどを組み合わせた総合的な治療により、理想的な歯へと近づけていきます。笑顔からこぼれる歯が美しい人は魅力的なもの。
審美歯科の種類(かぶせもの)
セラミックによる修復【自費治療】 (かぶせもの・つめもの)
保険診療において、白い歯を入れることができるのは、前歯の上下計6本のみになります。
保険診療では、プラスチック系の素材(レジン)を使用しますが、残念ながらこのプラスチックは変色しやすく、摩耗しやすいため、見た目・機能性ともに大きな問題を抱えています。それに対して、セラミックは、身体になじみやすく、色調再現性・強度ともに非常に優れており、外見的にも機能的にも天然歯に近い歯を再現することができます。

ホワイトニング【自費治療】
歯はわずかに黄ばんだ色をしていますが、ホワイトニングすることで、歯を削らずに白くすることが可能です。
その方法には、歯科医院のみで行う「オフィスホワイトニング」と、主に家庭で道具を使って行う「ホームホワイトニング」があります。
歯のクリーニング(PMTC)【保険治療or自費治療】
毎日、きちんと磨いているつもりでも、歯ブラシの届きにくい所や汚れがたまりやすい所があります。その部分のクリーニングを歯科衛生士が専門的な機械を使って行うのがPMTCです。PMTCには、むし歯予防や歯周病の予防や改善、歯質の強化とともに、歯の着色を除去し、光沢のあるきれいな歯を保つ、などの効果があります。痛みもなく早く終わるのが特徴です。

部分入れ歯は両隣の歯にバネを引っ掛けて入れ歯を安定させる仕組みです

入れ歯・義歯の基礎知識
歯を失ったときの選択肢は、義歯(入れ歯)、ブリッジ、インプラントなどがあげられます。患者さんの症状によって選択できない治療法もありますが、それぞれメリットやデメリットがありますので、もっとも合う治療を選択することが大切です。

部分入れ歯
バネのある入れ歯 保険治療
部分入れ歯は両隣の歯にバネを引っ掛けて入れ歯を安定させる仕組みです。土台となる歯に負担がかかり、健康な歯の寿命を縮める可能性がありますが、保険で行える治療なので、費用が比較的安価である特徴があります。バネの部分が金属でできているので大きな口をあけたときなどは目立ちます。
バネのない入れ歯 自費治療
シリコン素材でできた、金具を使っていない入れ歯なので、歯に優しく、金属アレルギーの方に適した入れ歯です。お口を開けた時に金具が目立たず、付け心地もバネのあるタイプに比べてフィット感があり自然です。
素材が柔らかくクッション性もあります。顎の骨が薄い方、また歯ぐきが薄い方に適しています。
ただ、汚れがつきやすく長持ちしないので、一年に一回は修理が必要です。
シリコン素材のメリット
・金属がないので見た目に優れる
・樹脂を用いているので入れ歯自体が薄い
・食事しやすい
・発音しやすい
・インプラントをしたくない方におすすめ

総入れ歯
プラスチックでできた総入れ歯 保険治療
保険適用の範囲で作られる入れ歯は、床と呼ばれる入れ歯の土台部分がプラスチック製が一般的です。
強度を出すためプラスチックを分厚く作るため、熱の伝わりが悪かったり、装着時は厚みからくる違和感があります。食事をする際も味や温度がわかりづらい場合があるかもしれません。
保険を適用して作るため費用は安く抑えられます。
金属でできた入れ歯 自費治療
床と呼ばれる土台部分に金属を使った総入れ歯です。金属でできているので熱の伝わりがよく、装着時の違和感が軽減され、プラスチックでできた厚い入れ歯に比べると美味しく食事を楽しめます。
土台が保険入れ歯の3分の1の薄さのため、舌の可動域が広くなるので、舌が入れ歯にひっかかることが少なくなります。
また、「熱い」「冷たい」という温度変化を機敏に感じられるため、食事を美味しく感じる場合もあります。金属を使用していますが弾力に優れる、あるいは金属アレルギーがあまりなく軽いといった特徴も金属でできた入れ歯にはあります。