2020年6月24日水曜日

歯並びが良くなると、フェイスラインや顔つきが変わると聞きました。これはどういうことですか?

美しい横顔の基準をEラインと呼び、横から見た時に鼻の先端と顎の先端を結んだ線上、またはその少し内側に唇があるのが良いとされています。歯並びが悪いと唇が前に出ていることが多く、美しい横顔の基準外になってしまいがちです。しかし、矯正治療をすることにより唇の位置が変わり、Eラインの美しい基準に近づくことができます。
また、矯正歯科治療で外科手術を併用した場合は、骨格に手が加えられて結果的にバランスのとれた顔になる可能性があります。また、矯正治療の良い影響は物理的な変化だけではありません。歯並びが美しくなったことで笑顔に自信が持てるようになり、表情が明るくなって顔つきが変わったと感じられることも多いようです。

歯並びを矯正すると、歯の根っこが短くなるって本当ですか?
はい、本当です。しかし、必ずしもそうなるわけではありません。歯の根っこが短くなることを、専門的には「歯根吸収」といいます。矯正治療だけでなく、外傷や炎症、腫瘍、脱臼、再植、移植などさまざまなケースで起こり得ます。歯根の先がわずかに丸くなるだけだったり、歯根の14以上が吸収されてしまったりすることもあり、程度はバラバラです。歯根吸収がおきる原因は明確にはわかっていません。ただ、歯根吸収されたとしてもわずかなことが多く、ほとんどの場合は問題がおきません。
今、顎関節症になっていて食事の時も痛みを感じるほどですが、矯正治療はできますか?
矯正治療を受けることで症状が改善される場合があるので、基本的に治療は可能です。
ただし、あごの関節の痛みが強い場合や口が開かないなどの症状がある場合は、顎関節を専門とする口腔外科を紹介して先に治療をしてもらうことがあります。その場合は、あご関節の症状が改善されてからの治療になります。

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