2020年6月22日月曜日

噛み合わせが悪いと、噛んでいる歯に負担がかかり、歯周病の可能性を高めます

噛み合わせの悪化がもたらす6つの悪影響
悪い習慣によって噛み合わせが悪化すると、次のような悪影響が現れる場合があります。
1. 虫歯になりやすい
噛み合わせが悪化すると虫歯になりやすくなります。通常、歯は噛むときに歯と歯がぶつかり合うことで、ある程度の汚れを自然に落とす特徴があります。しかし、噛み合わせが悪いと、歯の当たる面積が小さくなり、汚れが十分に落とされず、虫歯になるリスクを高めます。
2. 歯周病になりやすい
噛み合わせが悪いと、噛んでいる歯に負担がかかり、歯周病の可能性を高めます。人は30歳を過ぎるあたりから身体の抵抗力が低下するため、歯周病リスクはさらに高まります。
3. しっかりと歯科治療を行うことが難しい
歯が凸凹している、もしくは斜めになっているなど、噛み合わせが悪い方はブラッシングが困難になり、同時に歯科治療も難しくなります。
4. 顔に歪みが出やすくなる
片方の歯だけで噛むクセが習慣化されると、顔の筋肉(表情筋や咀嚼筋)がバランスを崩して顔が徐々に歪んできます。また、顔の筋肉の下にある骨は、筋肉の厚みによって変化します。そのため、結果的に顎の形も変形してしまう恐れがあります。
5. 頭痛になりやすい
噛み合わせが悪いと、顎の関節から頭の横につながる筋肉(側頭筋)が緊張し、頭痛を誘発する場合があります。
6. 肩こりを引き起こしやすい
噛む筋肉がバランスを崩すと、首や肩にかけて繋がっている広頸筋(こうけいきん)に負担がかかり、肩が凝りやすくなります。
噛み合わせの治療法
当院の噛み合わせ治療では、噛み合わせの悪化によって生じる様々な症状を緩和・改善する治療を行います。噛み合わせが悪くなってしまった原因によって、治療方法も異なります。まずは問診と検査によって噛み合わせが悪化した原因を特定し、患者様1人ひとりに合った最善の治療プランを考えていきます。

セルフケア
歯ぎしりや食いしばり、うつぶせ寝、頬杖、猫背など、日常的な習慣やクセが原因となって噛み合わせが悪化している場合、普段の生活習慣を見直すセルフケアを行っていただきます。基本は「顎に負担をかけないこと」を意識してもらい、食いしばりや歯ぎしり、頬杖といったクセが出ないように心がけてもらいます。また、片方で噛むクセのある方は、両方の歯で均等に噛むように注意していただきます。さらに、顎の筋肉の緊張をほぐし、関節まわりに加わった負担を解消するためのマッサージやストレッチ方法についてもご指導いたします。

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