2020年12月28日月曜日

歯周病の多くが、以前は歯槽膿漏といわれていました

 これは「歯槽(歯ぐき)から膿が漏れる」といった症状を表したもので、正式な病名は辺縁性歯周炎といいます。歯周病になると、歯がぐらつき、歯ぐきから膿が出てきます。そしてぐらついた歯が抜け落ちてしまうという恐ろしい病気です。また、1本にとどまらず口の中全体に広がっていきます。

歯肉(歯ぐき)と歯の間にはポケットという1mmくらいのすき間があります。

 

歯みがきを怠ってしまうと、このポケットに歯垢がたまります。たまった歯垢が歯石をつくり、すき間を押し広げていきます。これを積み重ねることで、歯肉が炎症を起こします。これが歯肉炎で、歯周病の第一歩です。歯肉炎にかかると歯ぐきは赤く腫れ、リンゴをかじったときなどに歯ぐきから血が出ます。歯肉炎を放置しておくと症状はますます悪化し、歯周炎へと進んでいきます。

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歯周病の進行

P1 歯肉炎

歯肉(歯ぐき)が赤く腫れ上がり、歯を磨いたり、かたい物をかじったりすると出血します。

 

P2 軽度歯周炎

ポケット(歯肉と歯の間のすき間)が広くなり、そこから出血したり膿が出たりして、口臭を感じる場合があります。

 

P3 中度歯周炎

ポケットでの炎症が慢性化し、歯根膜歯槽骨が先端部より溶けてきます。この頃は、口臭もあり歯が浮いた感じがします。
強くかむと痛みを伴い、歯がぐらついてきます。

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P4 重度歯周炎

歯根を支えている歯槽骨がほとんど溶けてしまいます。歯根が露出し、歯のぐらつきがひどくなります。
硬いものは食べられません。

日本人の8割がかかる!?歯周病ってどんな病気

 皆さんは、歯を失う原因の第1位がなんだかご存知ですか? おそらくは「虫歯」と答える方が多いことでしょう。しかし、実は虫歯は第2位。第1位は「歯周病」です。歯周病は、私たちから大切な歯を奪ってしまう恐ろしい病気なのです。しかも歯周病は、日本人の8割近くがかかっているというデータがあるほど身近な病気でもあります。

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自覚症状があまりないため、「気づかないうちに歯周病にかかり、進行していた……」というケースが非常に多いことが特徴です。さらに、歯周病は糖尿病や動脈硬化などの命を脅かす病気とも深い関係があります。 「痛みがないから大丈夫」などと油断せず、重症化する前にしっかり治療しましょう。

 

歯周病治療の内容とは?

歯周病の原因はプラーク(歯垢)です。そのため、毎日の歯みがきをしっかりすることが大前提になります。その上で、セルフケアでは取りきれないプラークを歯科医院できれいに落としましょう。プラークを落とす主な方法としては、以下の2つが挙げられます。

 

スケーリング

スケーラーという専用の器具を使用して、プラークが固まってできた歯石を落とします。歯ブラシでは落とせない頑固な汚れも、スッキリ除去できます。

 

ルートプレーニング

歯周病が進行すると、歯と歯ぐきの間に「歯周ポケット」と呼ばれる溝ができ、そこにプラークが入り込みます。ルートプレーニングでは、キュレットと呼ばれる器具を使用して、歯周ポケットの奥に入り込んだプラークを徹底的にかき出します。

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この他にも、歯ぐきを切開して歯周ポケットの中を見える状態にしてからクリーニングを行う「フラップ手術」や、外科的処置とあわせて薬を服用する方法もあります。 なお、歯周病治療は「プラークを落としたら終わり」ではありません。歯周病は常にお口の中にいる「常在菌」です。そのため、プラークが溜まったまま放置しておくと、何度でも歯周病になってしまいます。定期的に歯科医院に通ってメンテナンスをし、常にお口をきれいに保つことが必要なのです。何度も治療をすることにならないよう、私たちと一緒に健康なお口を守っていきましょう。

2020年12月25日金曜日

審美歯科とは歯を治すことだけではなく、見た目も自然で白く歯並びも美しい口元をつくることを目的にしています

 審美歯科とは歯を治すことだけではなく、見た目も自然で白く歯並びも美しい口元をつくることを目的にしています。『歯が悪くなった所だけを治す』ことだけではなく、『見た目も美しく快適なお口の環境』の治療が求められることが多くなってきました。

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例えば保険の治療の中で虫歯の治療をして部分的な被せものをすると銀歯です。虫歯の治療はできますが、銀歯だと見た目が目立ってしまい、金属アレルギーのリスクもあります。そこで審美歯科では、保険の中の限られた材料や治療法だけでなく、より良い治療と見た目の審美性を追求した治療でお口のストレスを軽減して満足度も高めてくれます。

 

セラミックス100%!自然感・透明感・安全性の優れたクラウン

オールセラミックスクラウンは欧州で開発された最も高品質なセラミックス100%の歯科修復材です。自然感・透明感が抜群なことから美しさの評価が高く、世界中で最も使用されています。金属アレルギーや長期的な歯の変色のないオールセラミックスクラウンですが、歯を削る量が若干多い・割れやすいといった欠点もあります。とにかく歯をきれいにしたいという方、歯を大きく削った場合などに適しています。

 

メリット

仕上がりが美しい

1歯から多数歯(ブリッジ)まで対応可能

自然の歯に近い透明感・白さを再現できる

変色がほとんどなく、白さを維持できる

非金属のためアレルギーや歯ぐきの変色がない

汚れや雑菌が付着しにくく衛生的

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デメリット

保険適用でないため高額

歯を削る量が若干多い

自然歯より硬く、割れることがある

歯周病と全身疾患は無関係ではありません

 歯周病の恐ろしさは、歯を失うことだけではありません。歯周病菌や歯周病菌のつくり出す毒素が、血管などを通って全身に運ばれることで、以下のような全身疾患を引き起こすリスクも考えられます。歯を守るための歯周病治療が、全身の健康を守る治療にもつながるのです。

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歯周病と糖尿病との関係

もともと糖尿病の患者さんは、免疫力が低下しているので歯周病になりやすいと言われてきました。しかし最近の研究では、歯周病菌自体が糖尿病を悪化させている可能性が報告されています。歯周病になると糖尿病が悪化し、反対に歯周病が完治することでと血糖値が改善するということも分かってきました。つまりこの二つの病気は、お互いに影響しあっているのではないかと考えられます。

 

歯周病と脳梗塞や心筋梗塞との関係

脳梗塞や心筋梗塞は、動脈硬化により血管が細くなることで引き起こされる病気です。この動脈硬化を、歯周病菌が進行させているかもしれないという指摘がされています。中性脂肪やコレステロールが高めの方は、歯周病の予防や治療にも気を配りましょう。

 

歯周病と妊娠との関係

妊娠中は、歯周病にかかりやすくなると言われています。妊婦が歯周病にかかると、早産の危険度が1.7倍も高くなるとの研究結果もあります。確実な予防を心がけましょう。

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歯周病と誤嚥性肺炎との関係

高齢者に多い「誤嚥性肺炎」。食べた物をうまく飲み込むことができず、気管や肺に入ってしまうために起こります。この際に、口腔内の細菌も一緒に飲み込んでしまうことで、肺炎が引き起こされます。歯周病の治療は、誤嚥性肺炎の予防にもつながるのです。

2020年12月22日火曜日

予防歯科とは、虫歯や歯周病にならないための治療を行います

 「虫歯で痛いから歯医者に行く」「歯周病になったから受診する」という人が多いのですが、虫歯や歯周病になってしまう前にメンテナンスすることが必要なのです。

 

「虫歯があるから歯医者に行かなければならない」と認識していながら、痛みが強くならなければ受診しない人が多いです。でも、痛みが強くなった頃には、かなり進行してしまっているケースが多く、負担のかかる治療が必要になってしまいます。将来自分の歯で噛めるように、全身の健康のために、早い段階での予防歯科が必要なのです。

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口の中の健康は全身の健康に影響します

虫歯や歯周病になっても、「口の中の問題」と捉えてしまうかもしれません。しかし、口の中の健康は、全身の健康にも影響しているのです。歯科医師会と厚生労働省が、「8020運動(はちまるにいまるうんどう)」を推進しています。20本というのは、自分の歯で不自由なく噛むために必要な本数ですが、80歳まで20本の歯を残すということは、口の中の健康だけでなく全身の健康、生活の質(QOL)向上のためにも必要です。

 

歯周病と全身疾患の関係

歯周病の原因細菌が、全身疾患のリスクを高めることがわかっています。歯周病が、動脈硬化や心臓の病気、糖尿病など生命に関わる病気にも関連するのです。特に糖尿病との関連は深く、歯周病は糖尿病の合併症の一つとして認識されるようになっています。糖尿病の人は歯周病にかかりやすく、歯周病になると糖尿病が悪化しやすいことがわかっています。糖尿病と歯周病は双方に悪影響を及ぼすため、歯周病が進行すると糖尿病も重症化しやすく、その反対のことも起こります。

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認知症との関係

咀嚼能力が低下していると、認知症のリスクが高くなることがわかっています。認知機能と咀嚼力にも関係がありますが、多くの歯を失った場合に噛めない・うまく話せないといった理由で社会性(人間関係)に悪影響が及ぶことも、認知機能低下につながるとされています。

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PMTCはクリーニングに特化したメニューです。治療はご希望されずクリーニングを行いたい方、着色が気になる方は、こちらをご選択ください。歯本来の色になり、また虫歯や歯周病予防に効果的です。

お口の中はつながっているので、できれば全部位28本コースをご選択いただけると、より予防効果を期待できます。お時間は60分程度です。36ヵ月に一度施術されると大変効果的です。

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1、染め出しと歯垢・歯石除去

プラークを染色液で染め出し、お口全体の歯垢・歯石を取り除きます。

 

2、歯間・歯面清掃

専用のブラシや器具、ペーストを用いて、クリーニングします。

3、着色除去

タバコのヤニやワイン、お茶の茶渋をクイックジェットを用いて除去します。

 

4、トリートメント

歯面の凸凹を磨きながら、なめらかにします。これによりプラークがつきにくくなり、虫歯予防に効果的です。

 

5、歯肉マッサージ

歯肉の血流がよくなり、唾液も出やすくなります。

 

6、フッ素塗布

歯質を強化し、虫歯菌の活性を抑え、虫歯になりにくい歯になります。

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予防指導

歯みがきは人により癖があり、どうしてもうまく磨けない箇所が発生します。歯科衛生士が、歯ブラシの動かし方や当て方を指導します。普段使っている歯ブラシや、患者様にあった歯みがき剤の提案を行います。できれば、フロスや歯間ブラシを併用すれば、歯ブラシが届かない部分をカバーできます。その他、食事指導も行っていきますので、食生活の改善も試みます。

 

歯周病の進行は非常に遅いため、普段の口腔内の変化ではなかなか気がつきません

 歯周病は、歯を支えている周りの組織(歯肉、歯根膜、歯槽骨)が歯周病菌によって破壊されていく感染症で、治療をせずに放っておくと歯が揺れて噛めなくなり、最後には抜けてしまうこともあるこわい病気です。30歳以上の多くの方々がかかっており、歯を失う原因の約半数が歯周病と言われています。

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歯肉(歯茎)と歯の間にはポケットという1mmくらいのすき間があり、歯磨きを怠るとこのポケットにプラークが溜まります。溜まったプラークが歯石をつくり、すき間を押し広げていきます。これを積み重ねることで歯肉が炎症を起こします。歯肉の炎症を放置しておくと、症状はますます悪化し、最後には歯が抜け落ちてしまいます。歯周病は虫歯と違い、痛みなどの自覚症状が出にくく、気が付かないうちに手遅れになってしまうことも少なくありません。早期発見のためにも定期的に検診を行うことが大切です。

 

歯周病の進行

歯周病の進行は非常に遅いため、普段の口腔内の変化ではなかなか気がつきません。
気づかないうちに歯周病は進行し、多くの人が歯槽骨が吸収して歯が動くのを感じてから初めて症状を自覚します。さらに歯周病は口腔内だけではなく、全身にも影響を及ぼすことが最近分かってきました。歯周病菌そのものは強い病原性を持っているわけではありませんが、菌が歯周炎を起こした歯肉から血液に入りやすい状態になるため、全身疾患の原因になる場合があるのです。

 

[進行度1] 歯茎がはれ、出血する

歯肉(歯茎)が赤く腫れ、歯を磨いたり食事をした際に出血することもあります。

 

[進行度2] 口臭を感じるようになる

歯肉の炎症はさらに進み、赤みが増し腫れぼったくなります。
歯周ポケット(歯肉と歯の間のすき間)が広くなり、出血したり膿が出てくる事があります。

 

[進行度3] 歯がぐらついてくる

歯肉の炎症はますます進み、赤くブヨブヨとした歯肉になります。
歯周ポケットでの炎症により歯根膜、歯槽骨が先端部から溶けてきます。

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[進行度4] 硬いものが食べられなくなる

歯根を支えている歯槽骨がほとんど溶けてしまい、歯根が露出します。
歯のぐらつきがひどくなり、硬いものは食べられなくなってきます。

2020年12月21日月曜日

歯周病は高齢者がかかる病気のイメージがあるかもしれません

 しかし実は10代の方のお口の中にも歯周病予備軍の兆候がみられることもあるのです。

歯ぐきの炎症から始まり、放っておくと歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気……歯周病。
歯周病について理解を深め、早期発見・早期治療そして予防につなげましょう。

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歯周病とは、歯の周りの組織に炎症が起きている病気のことです。

簡単に言うと、歯を支える歯ぐき(歯肉)や骨(歯槽骨)が壊されている状態。さらに、症状の進行度によって2つの病気にわかれます。炎症が歯ぐき(歯肉)だけに留まっている状態が歯肉炎。骨(歯槽骨)まで広がっている状態が歯周炎です。歯周病は、痛みがなく静かに進行するのが特徴。腫れや出血、歯のぐらつき等で気づいたときには、骨(歯槽骨)まで炎症が広がっている場合もあるのです。そのまま重症化すると、歯のぐらつきが強くなったり、物が噛めなくなり、歯が抜け落ちてしまうこともあります。歯周病は大人はもちろん、小中学生でもかかる可能性があります。症状は全身に影響することもあるので、原因を理解したうえで予防に務めましょう。

歯周病の原因

歯周病の主な原因は歯垢(プラーク)ですが、その中でも直接的なものと間接的なものがあります。

ここでは、それぞれについて詳しく解説します。

直接的な原因

歯周病になる直接的な原因は歯垢(プラーク)です。

歯垢(プラーク)とは、細菌の塊のようなもの。中にある細菌が出す毒素により、歯の周りに炎症を起こし歯周病になってしまいます。

そのため、歯周病を予防するには、歯垢(プラーク)をしっかり落とすことが必要です。歯磨きをするときは、汚れが溜まりやすい歯と歯ぐきの間を特に注意しましょう。

うがいしただけではなかなか取れないので、しっかり歯ブラシで磨くことが大切です。しっかり汚れを落とせないと、歯垢(プラーク)は歯石に変わってしまい、歯科医院でのクリーニングでないと落とせなくなります。

歯に歯石が付いていると歯周病の原因となる毒素が出続け、症状が悪化してしまいます。この状態になる前に、普段からしっかりとお口を清潔に保ちましょう。

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間接的な原因

歯周病は、口内環境や生活習慣によって悪化しやすくなります。

悪化の原因となりうる口内環境には、口呼吸があげられます。口が空いていると、口内が乾燥して歯垢(プラーク)が溜まりやすい状態になってしまうのです。

歯並びが悪い方も要注意。歯磨きが不十分で磨き残しが出やすく、歯周病の原因となる歯垢(プラーク)がつきやすくなってしまうからです。

また、生活習慣も歯周病に影響します。ストレスや睡眠不足、食生活の乱れが続くと、体の免疫力が弱まります。その結果、歯や歯茎も弱くなる可能性があり、歯周病が悪化しやすくなるのです。そのほか、喫煙者は血流が悪くなり、細菌への抵抗力も弱まるため、治りづらい傾向にあります。

歯周病の原因はプラークや歯石に潜む歯周病菌

 「歯周病」という言葉はよく耳にするけれど、実際どんな病気なのかということはあまり知られていないのではないでしょうか? 実は歯周病は、日本の成人の約8割が患っているか、その予備軍といわれる病気で、歯を失う原因の第一位でもあります。

歯周病の原因はプラークや歯石に潜む歯周病菌。歯周病菌は、歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットをどんどん深くし、徐々に顎の骨を溶かしていきます。歯周病は初期症状がほとんどないため気付くのが遅れることもあり、手遅れになると歯が抜け落ちてしまうという怖い病気なのです。

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大切な歯を失う原因に

歯を失う原因で多いのが歯周病です。歯周病が進行すると、将来的に歯を失うリスクが高くなります。そのため、日頃から丁寧に口腔内のケアを行うことが重要です。

 

歯周ポケットについて

歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの間にある溝のことで、健康な状態と言えるのは0.52mm程度の深さです。この歯周ポケットが4mm以上になると歯周病、6mm以上は重度の歯周病になっている可能性が高くなります。また、歯周ポケットが深くなると、細菌が繁殖し、歯石ができやすくなるため、さらに重症化してしまいます。

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歯周病チェックシート

下記の項目の中で当てはまるものが1つでもある場合は、早めに歯科医院で診察を受けましょう。

歯ぐきが赤く腫れている

歯と歯の間に隙間ができている

歯磨き時に出血する

口の中がネバつく

歯がぐらつく

口を開けたまま寝てしまう

歯が長くなった気がする

 

2020年12月17日木曜日

日本人の成人で80%以上の方が何らかの形で歯周病に罹患(りかん)しているといわれるいわば国民病です

 日本人の成人で80%以上の方が何らかの形で歯周病に罹患(りかん)しているといわれるいわば国民病です。しかし、初期段階では自覚症状がなく、気がついたときには重症化していることも少なくありません。歯周病はお口の中だけでなく、全身疾患にも大きな影響を与えます。

 

放っておくと歯が抜けてしまいます

歯周病は歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットの中に歯垢や歯石が蓄積し、その中に潜む歯周病菌によって引き起こされる感染症です。歯周病になると歯ぐきからの出血や炎症、口臭などが気になるようになり、放っておくと顎の骨が溶け、歯が抜けてしまいます。またお口の中だけでなく、歯周病菌は唾液や血液に混じり全身に送られ、全身疾患へ悪影響を与えることでも問題視されています。初期の歯周病は自覚症状に乏しく、気がついたころには重症化しているケースも少なくありません。歯ぐきの出血や歯のぐらつき、口臭など「歯周病かな?」と思ったらすぐに歯科医院で相談することをおすすめします。

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糖尿病

歯周病菌の出す毒素が血液に混じり、インスリンの機能を阻害して血糖値が下がりにくくなります。また糖尿病の人は歯周病に感染する危険性が高いとされているため糖尿病と歯周病はとても深い関係にあり、互いに病気を悪化させるリスクがあります。

 

早産や低体重出産

妊婦はつわりやホルモンバランスの変化で口腔内を清潔に保つことが難しく、歯周病になりやすいとされています。歯周病菌が出す炎症物質は胎盤を刺激し、陣痛を引き起こしたり子宮を収縮させたりして早産や低体重児出産になるリスクを高めます。

 

心疾患や脳血管疾患

血管や心臓の血液中で歯周病菌が血小板を集めて血栓をつくると動脈硬化が促されます。動脈硬化はやがて狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などを招く恐れがあります。

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スケーリング

スケーラーと呼ばれる器具を使用し、ブラッシングでは取り除けない歯垢や着色を除去する方法です。

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ルートプレーニング

歯周ポケットの奥に隠れた、スケーリングで除去できない歯垢や歯石をキュレットという器具で除去します。歯の表面をツルツルに仕上げ、汚れを付きにくくする効果があります。

2020年12月15日火曜日

保険診療の入れ歯を選択すると費用が比較的安価です

 入れ歯のメリットとデメリット

メリット

保険診療の入れ歯を選択すると費用が比較的安価です

インプラント治療とくらべると自費診療の入れ歯でも比較的安価です

インプラント治療より治療期間が短くて済みます

ブリッジ治療のように健康な歯を削る必要がありません

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デメリット

インプラント治療にくらべて咬み心地に劣ります

見た目が不自然になりがちです

自然な歯にくらべて大きいので装着時に違和感があります

咀嚼(そしゃく)や会話中にずれたり外れたりすることがあります

ほとんどの場合、一定期間ごとに調整・修復が必要で、数年ごとにつくり替えなければなりません

咬む力が伝わりにくいので顎の骨が痩せてしまうことがあります

 

入れ歯の種類

シリコンデンチャー

歯ぐきに当たる部分を生体用シリコンで覆った入れ歯です。シリコンがあるのでグッとかみしめることができます。また歯ぐきと密着しやすいので、食べかすが歯と入れ歯の間に入り込むのを防ぎます。

 

ノンクラスプデンチャー

弾力性のある特殊なプラスチックでつくったクラスプ(バネ)のない部分入れ歯です。バネがないので目立ちにくいうえ、まわりの歯に負担をかけません。フィット感にも優れています。

 

金属床義歯

床の部分を金属でつくった入れ歯です。使用する金属はゴールド、チタン、コバルトクロムから選ぶことができ、使用金属によって装着感や価格が異なります。金属はレジン(歯科用プラスチック)にくらべ食べ物の温度が伝わりやすいので、飲食を楽しめます。

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マグネットデンチャー

残っている歯根に磁性金属を被せ、入れ歯には磁石を埋入して磁力で入れ歯を固定します。入れ歯がピタッと固定するので、硬い物もしっかり咬めます。金属アレルギーの心配はありますが、固定装置が見えないので見た目が自然です。

歯周病は歯を支える歯ぐきや歯槽骨が壊れていく病気です

 歯が抜ける1番の原因は歯周病!

歯周病は、世界でも最も患者の多い病気として2001年のギネスブックに掲載されているのご存じですか?そして、2番目にむし歯とされており、どちらも歯に付着したプラーク(歯垢)が主な原因です。

 

よく年齢(加齢)で歯が抜けるんだ!と思われている方がいますが、歯周病やむし歯でお口の状態が悪化し歯を失ってしまう場合が多いと言われています。歯周病は症状や自覚症状が少ないため、いつの間にか進行している状態が多くみられます。次の様な症状がある方は歯周病の可能性があります。

歯を磨くと出血する

口の中がネバネバする

歯ぐきが腫れている

口臭がする

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歯周病は歯を支える歯ぐきや歯槽骨が壊れていく病気です。歯の周りにプラーク(歯垢)た溜まると歯肉炎を起こし、やがて歯周ポケットに菌が増殖し歯槽骨が溶けて歯が動くようになります。最後には抜歯をしなければいけなくなってしまいます。こうならないためにも早めに歯科医院で定期検診や予防メンテナンスを行う事が大切です。

 

全身に様々な影響を及ぼす歯周病

近年、歯周病は心臓疾患や糖尿病、脳血管疾患、誤嚥性肺炎など全身疾患との関連が明らかになってきました。歯周病の細菌が血流にのって全身に運ばれ、糖尿病や全身の病気に影響を与えます。歯周病を予防することで全身の病気の予防にもつながります。

 

糖尿病

歯周病は以前から糖尿病の合併症の1つといわれており、実際、糖尿病の人と糖尿病出ない人と比べると、糖尿病の人は「歯肉炎」や「歯周炎」にかかっているひとが多いという調査結果が報告されています。さらに歯周病になると糖尿病が悪化する事、糖尿病が治療することでと歯周病も改善する事がわかってきました。食生活を含めた生活習慣を見直すことで、歯周病を予防する事が全身の生活習慣病を予防する事につながります。歯医者さんは口腔内の変化をみることが出来るプロです!口腔ケアはどうしても自分一人で行うのは難しいため、半年に一回は歯科医院へ受診することで生活習慣を含めたケアを受けるよう心がけてください。

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誤嚥性肺炎

食べ物や異物が気管や肺に誤って飲み込んでしまうことで発症する肺炎です。歯や気管は咳をすることで異物が入らないよう守られています。高齢になるとこれらの機能が衰えるため、食べ物など一緒にお口の中の細菌を飲み込み、その際むせたりすると細菌が気管から肺へ入り込むことがあります。免疫力の衰えた高齢者ほど発症しやすいと言われています。原因となる細菌の多くは歯周病菌であると言われており、誤嚥性肺炎の予防には歯周病のコントロールが重要とされています。全身の健康に深く関わっている歯周病は生活習慣病です。片方の治療だけしたとしても良い結果は得られません、お互いの症状を悪化させてしまう病気なので歯科と医科の連携を取りしっかり治療していくことが大事です。