2017年4月28日金曜日

歯周病とは歯ぐきから膿が出る病気のことで、以前は歯槽膿漏と呼ばれていました

酷くなると歯ぐきの下の歯を支えてる顎の骨が溶けて、歯がグラグラ揺れてきます。更に放っておくと自然に歯が抜けることもあります。

歯周病の原因は口の中にいる細菌の塊、プラーク(歯垢)と呼ばれているものです。このプラークは、歯を支えている骨を溶かしてしまう毒素を出し、歯周病の最大原因と言われています。また、歯周病の直接的原因ではありませんが、歯石もプラークの付着をしやすくして、歯周病を悪化させます。
喫煙は、歯の周りの組織の病原菌に対する抵抗力を低下させ、歯周病にかかりやすくしたり、症状をより重くしたりします。
また、治療によって生じた傷口の治り具合を悪くしますので、歯周病の予防や治療には、禁煙や節煙が大切になります。
下記のような症状を覚えたら、早めにご相談ください。
朝起きた時などに、口の中がネバネバする
歯磨きをした時に、歯ぐきから血が出る
歯と歯の間にすき間ができてきた
口臭が気になる
硬いものを噛むと痛む
冷たいものを含むとしみる
歯ぐきが腫れたり、膿が出たりする
歯ぐきの色が、赤色や紫色に変化した
歯ぐきがむず痒い
グラつく歯がある
歯ぐきが下がり、歯が長くなったように見える

歯周病の治療
歯周病の治療は、進行の程度によって方法もそれぞれ異なってきます。歯周病の治療で必要なことは、定期的に歯科医院でメンテナンスを行うことと、日々の正しいブラッシングです。歯科に定期的に通っていても、毎日の汚れを落とさなければ、ほとんど意味が無くなってしまいます。正しいブラッシング指導をお受けになり、それをぜひ励行していただきたいと思います。

2017年4月27日木曜日

歯周病は歯を失うだけでなく、全身の怖い病気と深い関係があります

歯周病はお口の中だけの問題だと思っていませんか?全身のさまざまな重大な疾患と深い関係があるといわれているのが歯周病です。歯周病については現在も数多くの研究が進められており、下記の他にも動脈硬化・骨粗鬆症・がんなどにも関係すると考えられています。

歯の周りの細菌
歯の周りには、歯垢(プラーク)と呼ばれる微生物のかたまりがあり、1mgあたりに約1億個の微生物が活動をしています。歯周病の原因の細菌は、この歯垢の中に潜んでいるのです。
歯石
歯垢が石灰化した歯石も歯周病の原因のひとつで、歯石は歯ブラシだけで取り除くことはできません。気になる方は、私たちにご相談ください。
喫煙
タバコも歯周病を悪化させる要因の一つです。タバコを吸うと血液の循環が悪くなり、歯ぐきの再生能力が弱くなるため歯周病が進行してしまいます。
歯周病は強い自覚症状の出にくい病気で、様子を見ているうちに病気がかなり進行してしまっているケースも少なくない、恐ろしい病気です。
また、その他にも以下の様なことが原因として考えられます。
砂糖の過剰摂取や食生活の乱れ
噛み合わせの悪さ(合っていない義歯や歯冠
歯ぎしり
ストレス
糖尿病や骨粗しょう症などの疾患
ホルモンバランスに乱れ
家族間の感染や遺伝

歯周病の予防はどうすればよいのですか?
食べたらみがくという習慣をつけることが大事です。その際、正しいブラッシングでプラークを取り除き、歯周ポケットをつくらないようにします。正しいブラッシング指導は当院で行っていますのでぜひご相談ください。また、不規則な食生活、偏食、喫煙などの生活習慣を改善することで抵抗力が高まり歯周病の悪化を防ぐことができます。

2017年4月26日水曜日

健康的で白い歯、美しい歯並びは人に好印象を与えます

歯には機能的な面(物を噛む)と審美的な面(白く美しい歯)があり、この2つは重要な要素です。しかし、日本の健康保険制度では、機能的な歯科治療に偏りがちであり、審美的治療を行うには限界があります。例えば、奥歯のかぶせ物は銀歯、前歯はとりあえず白いが変色しやすい樹脂素材でできている点などです。

審美歯科治療とは、虫歯になってかぶせた金属の歯(銀歯)や変色した歯を天然の歯と同じ白い歯に 入れ換えたり、歯をホワイトニングしたりして、見た目と歯並びを良くすることです。審美歯科治療は、歯の状態によって治療方法が違いますが、単純に見た目をきれいにするだけではなく、歯と歯ぐきの健康を維持し、長期間健康的で美しい状態を保つことが最大の目標です。
メタルセラミッククラウン
金属製の被せ物の表面に、陶器の一種であるセラミックを焼きつけたものです。見た目が白く美しく強度も高いので、よく治療で使われています。セラミックは細菌が付着しにくい材質であるため、本来の歯よりも汚れが付着しにくいという特徴もあります。

<メタルセラミッククラウンのメリット>
色が天然の歯に似ているので見た目が白く美しい
中身が金属なので強度が高い
長年の良好な臨床成績があるので、どの部位でも安心して使用できる
<メタルセラミッククラウンのデメリット>
・特に前歯部では歯ぐきが下がると、歯と被せ物の境目がすべてセラミックのものに比べて目立つことがある
ラミネートベニア
歯の表面を一層削り、セラミック製のごく薄いチップを貼りつける施術です。ホワイトニングをしなくても、歯を白く見せることができます。
<ラミネートベニアのメリット>
ホワイトニングに比べて短時間で白くでき、色調の後戻りがない
クラウン(被せ物)に比べて歯を削る量が少ない

<ラミネートベニアのデメリット>
表面のみ接着剤で装着しているので、クラウン(被せ物)に比べると取れやすい
歯ぐきが下がってくると、天然の歯の部分が見えてしまうことがある
すべての症例に対応できない

2017年4月25日火曜日

審美歯科とは、見た目の美しさを重視した歯科のことです

健康保険で被せる歯は色合わせがしにくいのと着色がついてきてしまうので、あまり美しいとはいえません。より自然で綺麗な歯の質を求める場合は自費治療になりますがセラミックを使うと非常に綺麗に治療することができます。見た目というのは自信にもつながり生活の質を上げるためにも非常に重要です。最近審美歯科という言葉がよく使われるくらいメジャーになってきているのも事実です。
ラミネートベニア法
歯の色が気になる、前歯に隙間があって気になる、前歯の形をもう少しバランスよくしたい、少しだけ歯並びを直したいけれど時間がかかるのは嫌だ、などと悩まれている方に適している治療が、ラミネートベニア法です。ラミネートベニア法は、歯の表面を薄く削り「付け爪」の感覚で、薄いセラミックを歯の表面に貼り付けることにより、理想的な色・大きさ・バランスで前歯を作り上げます。歯へのダメージも最小限であり、仕上がりもごく自然に出来上がります。ホワイトニングと比較して、治療後の変色や着色もほとんどありません。
セラミックインレー
銀歯は目立ちます。笑ったときは、銀歯が光って目がそこにいきます。その悩みはすべてセラミックが解決します。また、セラミックは体に親和性がありアレルギー性がほとんどないです。金属の色が歯ぐきに着色したり、アレルギーにもなりにくいので安心です。

ハイブリッドインレー
ハイブリッドインレーは、プラスチックとセラミックの混合型です。金属を使わなく、そのため体に親和性があり金属アレルギーにもなりません。自分の歯と同様の自然感をあじわえます。少し着色する場合があります。
ジルコニアクラウン
金属のような非常に高い強度を持ったセラミックの被せ物です。仕上がりも美しく、オールセラミックのため金属アレルギーの心配がありません。自然な透明感があり、見た目は天然歯とほとんど変わりません。欠けにくいため奥歯に最適です。

2017年4月24日月曜日

虫歯や歯周病は、放っておいても絶対に自然治癒することはありません

風邪などは放っておいても治ることがありますが、虫歯や歯周病は、放っておいても絶対に自然治癒することはありません。治療することは大事なのですが、これからは「虫歯や歯周病にならないこと」が大事なのです。
8020運動とは、厚生労働省と日本歯科医師会が展開している、「80歳になっても20本以上、自分の歯を保ち一生自分の歯で美味しいものを食べて、楽しい食生活を送りましょう。」というキャンペーン運動のことです。親知らずを除く28本の歯のうち、少なくとも20本以上自分の歯があれば、ほとんどの食べ物を噛み砕くことができ、おいしく食べられるからです。

歯を20本残すためのケアを始めるのは、早ければ早いほど良いです。年代ごとにみてみても、現実には、10代で歯を失う人は少ないですが、20代になると、親知らずの問題もあって、歯を失う人が増えてきます。また40代を過ぎると、一気に歯を失う人が増加します。これは、歯を失う原因が「むし歯」から「歯周病」へとシフトしてくるからです。むし歯と歯周病では、原因となる細菌の種類が違うので、ケアの仕方も当然ちがってきます。
歯磨き指導
日常の歯のケアの基本は、毎日の適切な歯みがきです。患者様のお口に合った歯ブラシを選び、正しい歯のみがき方を指導いたします。適切な歯みがきにより、ごく初期の虫歯や歯周病なら治る場合もあります。

フッ塗布
歯質を強化するはたらきのあるフッ素を歯の表面に塗布して、虫歯を予防します。また、再石灰化を促すはたらきもあるため、ごく初期の虫歯なら治る場合があります。
PMTC
専用の機器を用いた歯のクリーニングです。日常の歯みがきでは落とし切れない歯垢や歯石を、担当の歯科衛生士が徹底的にクリーニングします。定期的に受けることで、歯本来の美しさを取り戻すことも可能です。

定期検診を受けましょう
もともと人には、病気やケガをしたときに発揮される自然治癒力があります。ただ、残念なことに、「歯」だけは例外。自然治癒力のない唯一の組織なのです。歯はトラブルを重ねれば重ねるほど、弱くなっていきます。そのため、口腔内の健康を保つためには定期検診を受けて予防に努めることがとても重要です。トラブルが出てからの治療ではなく、トラブルが出る前の予防で、健康な口腔内を保ちましょう。

2017年4月21日金曜日

歯周病は「国民病」とも呼ばれているのです

生活習慣病の1つである歯周病は、歯の周りの組織(歯肉や歯槽骨)に起こる病気のことで、35歳以上の80%以上が罹患しているといわれています。原因は歯周病菌によって引き起こされる細菌感染症です。サイレント・ディジーズ(静かに進行する病気)と言って痛みなどの自覚症状がなく、症状が出た時にはすでにかなり進行し手遅れというような場合もあります。また歯周病は単に口の中の病気ではなく、心臓や脳の病気・肺炎など様々な病気を引き起こす可能性があります。まずは歯周病を正しく知り、適切な治療をすることが大切です。
歯周病の程度による症状の違い
軽度~中等度
歯ぐきにそって、歯の表面に歯の色とは違う白いもの(歯石)がついている(特に下の歯の裏側)。
歯と歯の間の歯ぐきが丸みをおびている。
歯を磨くと出血する。
歯や歯ぐきがたまに冷たいものにしみる(いつもではない)。
疲れた時や寝不足になると奥歯が浮いたり、硬いものを噛むと強い違和感を感じる。
中等度以上
歯ぐきの色が赤黒く濃い色になっている。
奥歯で硬いものを噛むと、常に重い感じや違和感を感じる。
歯を磨くと、歯ぐき全体から出血する。または、なにもしなくても歯ぐきから出血する事がある。
揺れている歯がある。
歯と歯ぐきの間からウミが出る。
かなり重度
奥歯全体が浮いた感じで、どこで噛んでいいかわからない。
寝ている間に歯ぐきから出血やウミが出る事がある。
複数の歯がグラグラ動く。
前歯が出っ歯になった気がする。歯と歯の間が開いてきた。
歯の根元の部分の歯ぐきが腫れたり痛む。

タバコと歯周病
タバコは体に悪影響を与えるというのはよく耳にすると思いまずが、実は歯周病とも、大きな関わりを持っているのです。最近の調査では、タパコを吸う人はすわない人と比べて、歯周病の発症・進行の危険が2~9倍にも高まることが判明してます。治療後の回復の程度も、悪くなってしまいます。さらに、味覚が低下することもあり、口臭の原因にもなります。 歯周病は、慢性疾患。気づかない間に、静かに進行していくことが多い病気です。
タバコとの相乗効果で、気づいたときは手遅れに・・・・なんてことのないように、歯科医院で定期的に検診をうけるなど、注意を払ってくださいね。

歯を失う原因の第1位が歯周病です。一生自分の歯で食べるためにも歯周病の予防は大切です。

歯磨き指導
初期基本治療のカギはプラークコントロール。そしてプラークコントロールの基本は患者さん自身による毎日の歯磨きです。正しい歯磨きを身につけられるようにコーチします。
本格的治療でポケットのなかをきれいに
歯磨きが上手になり歯肉の炎症がある程度おさまったら、本格的な治療に入ります。ハンドスケーラーや超音波スケーラーといった器具でポケット内のプラークや歯石、病気の部分を取り除きます。また、ぐらぐらする歯を固定したり、噛み合わせを調整したりします。どうしても助けられない歯は、残念ですが抜くこともあります。

歯周病は歯を支える骨がじわじわと溶ける病気です。大きな痛みもなくこの病気は進行していきます。歯ぐきからの出血、口臭くらいの自覚しかありません。歯の動き、歯ぐきの腫れ、痛みなどで、気がついた時は手後れの場合が全どです。 虫歯でないのに歯が抜けます。35歳以降のあなたは要注意です!今ついている汚れ、歯石、歯ぐきからの出血等をなくす治療から始めます。慢性疾患だからその後の定期的な検診、治療が大切です。
治療が終わったら定期検診を受けましょう
歯周病という病気は、治療をして歯ぐきが良くなったらそれで終わりではありません。治療が終わってそのままにしておくと、せっかく良くなった歯ぐきはまた悪くなってしまいます。そのため歯周病の治療が終わったあとは、お口のメンテナンス(定期検診)が大切になります。
歯科では、治療が終わった患者さま全員に定期検診をおすすめしています。定期検診のご案内はハガキでお知らせしています。定期検診はお口の状態によりますが、3~4ヶ月ごとに行ないます。歯科衛生士の担当制で行なっています。 定期検診では、歯ぐきの検査、歯石取り、歯磨き指導、生活指導、そしてお口全体のクリーニングなど行ないます。

歯周病の治療・予防は、患者さまが行なうおうちでの歯磨きと、歯科医院での歯石取りやメンテナンスの両方が必要です。このどちらかが欠けても歯周病の治療・予防は成功しません。歯周病が気になっている方、悩んでいる方、なんでもご相談ください。歯科では患者さまのお口の健康を守る手助けをしていきたいと思っています。

2017年4月20日木曜日

日々の正しい歯の磨き方を歯科医院で学びましょう

予防歯科とは、ブラッシング指導やフッ素コーティング等で虫歯や歯周病にならない為の予防処置の事です。歯は一生付き合う宝物ですので、早期治療はもちろんのこと、事前の予防が大切です。日々の正しい歯の磨き方を歯科医院で学びましょう。
プロによる歯のクリーニング(PMTC
P.M.T.C(プロフェッショナル・メカニック・ツール・クリーニング)とは、歯科衛生士によって、専用の機械を用いて行われるプラークコントロール法です。歯周病や虫歯の予防はもちろん、歯を白くする効果や歯周病や虫歯のリスクを減らすことができます。

歯周病や虫歯を引き起こす元凶である、プラーク(歯垢)。このプラークを取り除くには、毎日の丁寧なブラッシングが必要ですが、実は完ぺきにするのは難しいもの。歯ブラシが届きにくいところに、プラークが残ってしまうことが多いのです。それをきれいに取り除いてくれるのがPMTC”。所要時間は30分~1時間程度。痛みは全くないので安心して受けられます。

【こんな方にオススメ】
タバコを吸っていて、ヤニが気になる方
歯石がつきやすい、または歯が汚れやすい方
 歯ぐきが腫れたり、出血のある方
入れ歯やインプラントのお世話にはなりたくない方
歯ぐきが痩せて、歯が長くなったと言われた、または、ご自身で自覚のある方
歯周病やむし歯の予防をしたい方
何歳になっても自分の歯で食事を楽しみたい方
PMTCの流れ ~体験してみよう プロによる歯みがき~
1. 歯や歯肉の状態をチェック
歯垢や歯石の付き具合、歯ぐきの状態などをチェックします。その方の状態にあった道具や研磨粒子などを選びます。染め出しなども場合に応じて行ないます。

2. 歯と歯の間をきれいに
研磨剤と円錐形のゴムチップで歯と歯のあいだを磨いていきます。歯肉のマッサージ効果も期待できます。
3. 歯と歯肉の間、歯の表面をきれいに
歯の表面のでこぼこをなくすため、ゴムのカップ状の器具で磨きます。研磨剤は、粒子の粗いものから使い、細かくしていきます。

4. 研磨剤の洗浄、フッ素ジェルの塗布
研磨剤を落とした後、知覚過敏やむし歯予防のためにフッ素を塗ります。

2017年4月19日水曜日

歯周病は、歯科の三大疾患の一つで日本人に多い病気です

虫歯にならないよう歯を守る事も大切ですが、歯を支える歯ぐきもとても大切です。歯周病は、歯を支えている歯肉や顎の骨が、化膿したり破壊されたりする病気です。歯周病は限度を越えてひどくなるとどんなに一生懸命に治療しても手遅れになります。治療に早すぎるという事はありません。
歯周病の進行イメージ
歯肉炎進行度1
歯肉(歯ぐき)が赤く腫れます。歯磨きや食事の際に出血することがあります。

歯周炎進行度2
歯と歯肉の間が広く隙間になり、出血したり膿が出ます。口臭が起こる場合があります。

歯槽骨の崩壊進行度
歯と歯肉の間の歯周ポケットに炎症がおこり、歯槽骨が少しずつ溶けてきます。歯が多少ぐらついてきます。

歯が抜けてしまう進行度
歯槽骨が溶けてしまうことで、歯を支えられなくなり根元が見えてきます。後に歯が抜けてしまいます。
歯周病が進行すると、毛細血管を伝って歯周病菌が全身に運ばれていきます。
全身をめぐると、以下のような全身疾患を招いたり悪化させたりするリスクもあることがわかっているので特に注意が必要です。

糖尿病
歯周病は以前から、糖尿病の合併症の一つといわれており、実際に糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多くみられます。

肺炎
特に免疫力の衰えたご高齢の方などの場合、唾液に含まれた歯周病菌が気管から肺に入ることで、誤嚥(ごえん)性肺炎を引き起こすことがあります。
心臓病
歯周病を患っている人は、そうでない人の約2倍の確率で心臓発作を引き起こすといわれておりま

歯周病治療と予防には、定期的な歯科医院でのメンテナンスがとても大切です。またもう一つ大切なことは、毎日の正しい歯磨きです。歯科医院に定期的に通っても、毎食後の汚れをきちんと落とさなければ歯周病の予防や進行を止めることはできません。

2017年4月18日火曜日

 歯を削ったり傷めたりすることなく、歯を白く明るくする技術です

ホワイトニングとは
歯を削ったり傷めたりすることなく、歯を白く明るくする技術です。加齢や遺伝によって黄ばんでいる歯に、ホワイトニング剤を作用させることで、比較的簡単に効果を得ることができます。
歯の着色
加齢による変色
悲しい事に年を重ねるごとに歯の色は黄ばみを増してきます。また生まれつき歯が黄色い方もいらっしゃいます。この加齢による黄ばみや生まれつきの黄色い歯は表面から変色が進んでいる場合が多いので、歯のホワイトニングでとても効果的に白くすることができます。

歯の表面の着色
いわゆる茶渋と呼ばれている食品などに含まれる色素が歯の表面に沈着して歯の色が変色する事があります。タバコを吸われる方はヤニが付きます。これらのもので、一度ついた着色は普段のお手入れでは取れなくなります。この歯の表面の着色であればホワイトニングを受けなくても歯科医院での専門的な歯のクリーニング(PMTC)でキレイにすることができます。
ホワイトニングの注意事項
効果を長持ちさせるためには、定期的な施術が必要です
歯質によっては効果が現れにくい場合があります
一時的に歯ぐきがしみたり、痛んだりする場合があります
虫歯や歯周病がある場合は、その治療が終わるまでホワイトニングを受けられません
ホワイトニングのメリット
歯を削らずに施術できます。
色調、明度(色、明るさ)を改善できます。
加齢変化により黄ばんだ歯を、白く輝かせることができます。
比較的短時間で可能です。
簡単に反復施術できます。
差し歯などに比べて経済的です。
若々しい口元になれます。

2017年4月17日月曜日

歯周病は歯を失う第一の原因と考えられています

歯周病は普段の食生活や不摂生などからかかる「生活習慣病」と言われており、沢山の患者さんがこの病気に悩まされています。

歯周病は今や現代病ともいわれ、状態がひどくなってからだと治療の効果もなかなか出ない上に患者さんが初期症状にほとんど気付いていないというのが歯周病のやっかいな点です。

歯が抜けてしまう原因となる主な病気は、虫歯と歯周病。子どもでも約35%が初期の歯周病(歯周炎)にかかっていると言われており、特に30歳を超えると、歯周病で歯を失うケースが多くなります。オートクレーブ

歯周病は歯の周りの組織(歯ぐきや歯槽骨)で起こる病気で、歯の汚れであるプラーク(歯垢)の中に潜む歯周病菌によって発症する細菌感染症です。
しかし、その進行には、食事、歯みがき、喫煙などの生活習慣が大きく影響するので、生活習慣病でもあります。

原因はプラーク中の細菌
歯周病の主な原因はプラーク(歯垢)中の細菌です。
歯周病原性細菌から出される毒素によって歯周ポケットが作られます。
ここは細菌にとって住みやすい環境です。 歯周ポケットの中では歯周病原性細菌が毒素をどんどん作り出し、歯周病を悪化させていきます。
歯周病が悪化すると歯ブラシを当てただけで痛くなり、ブラッシングが疎かになります。
そうなると、さらに歯周病が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。

最近の研究では、歯周病が全身のさまざまな疾患に関係していることが明らかになってきています。また、妊娠中の方や高齢者の場合は、別のリスクがあることも確認されています。お口と体の健康を守るため、歯周病を徹底して予防しましょう。
歯周病にならないためには「予防」が最も大切です。そのためには日々のケア、正しいブラッシングが必要不可欠となります。歯磨きの際にはブラッシングが強すぎると歯ぐきを痛め、歯肉が下がる「歯肉退縮」が起きやすいため、弱い力で小刻みに動かすのがよいでしょう。歯ブラシが届きにくいところを先に磨くのもよいと思います。
また歯磨きの際には是非、歯間ブラシを試してください。歯間ブラシの使い方は鏡をみながらゆっくりと使用することが大事です。無理して歯の隙間に入れてしまうとかえって歯ぐきを傷つけてしまうため、気をつけましょう。