2016年12月30日金曜日

歯科先進国である欧米では、予防のために歯医者に通う習慣が根付いており、日本人と比較しても高齢者の残存歯数に顕著な違いが見られます

予防歯科とは、虫歯や歯周病を未然に防いで、歯や口を健康に保つ治療のこと。虫歯や歯周病を治すための治療ではなく、そもそも虫歯や歯周病にしないための予防治療です。

もしかしたら、
「たかが虫歯や歯周病。死ぬわけではないし、
 そんなに一生懸命予防しなくてもいいのでは・・・?」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
口腔内カメラ
でも実は、虫歯歯周病を予防しないでいると、早産を引き起こして元気な赤ちゃんを産めなくなったり、口臭で家族や友人に嫌われてしまったり、ボケやすかったり・・・・・・。あなたやあなたのお子さんの健康や生活に大きな影響があるのです。

虫歯や歯周病が与える悪影響
悪影響() 健康な赤ちゃんが産めない
歯周病にかかっていると、早産のリスクが.5倍になると言われています。

悪影響() 子供が肥満になったり、病気がちになる
虫歯の多い子はモノがよく噛めないので、偏食になりがちです。栄養が偏った結果、肥満になったり、病気がちになる子が増えています。

悪影響() 好きなものを食べられなくなる
虫歯や歯周病が原因で総入れ歯になると、自分の歯で噛む場合の1/4しか噛めないといわれています。そのため固いものが食べづらくなり、好きなものを食べられなくなってしまいます。

悪影響() 口臭で家族や友人に嫌われる
口臭の原因の大半は歯周病です。家族や友人に「口が臭い」と嫌われたら、楽しくお話することもできなくなってしまいます。
悪影響() 老けた顔になる
虫歯や歯周病が原因で入れ歯になると、口の周りに細かなシワができやすいため、老けた印象の顔になってしまいます。

悪影響() ボケやすい
虫歯や歯周病で歯を失うとよく噛むことができなくなります。その結果、脳への刺激が少なくなり、ボケやすいと言われています。

2016年12月28日水曜日

自覚症状がなく進行する「歯周病」

大人の約8割が抱えている歯周病は、歯周細菌と呼ばれる細菌が歯周ポケットに入り込むことで発生します。初期段階では歯周ポケットができ、歯肉に炎症が起こって腫れる程度ですが、だんだんと歯周ポケットが深くなり、歯肉が後退していきます。自覚症状を伴わずに進行していくので、なかなか発見されず、放置をしているケースが多いようです。しかし、治療しないでいると歯周ポケットがますます深くなり、歯を支える顎の骨が破壊し、最終的には歯が抜け落ちてしまう重度の歯周病を引き起こしてしまいます。歯周病は歯を失う最大原因です。歯を守るためには、歯周病の早期発見・早期治療が重要です。
早期発見・早期治療のため、定期健診を受けましょう
歯周病を早期発見・早期治療をするために、歯科での定期健診を受けましょう。定期健診では、歯磨きがしっかりできているか、歯茎の状態を診て歯周病が進行していないかなどを確認していきます。歯科医の指導通りに毎日の歯磨きを頑張っていても、どうしても磨き残しは発生してしまいます。歯の表面にこびりついてしまった汚れ(バイオフィルム)は、歯ブラシでは取りきれません。そこで、定期健診で歯石の除去も行うといいでしょう。

歯周病は予防が大事
歯周病の場合、痛くなってから歯科医院をおとずれるというのでは遅い病気です。痛みはじめた時にはかなり進行していることが多く、症状が出てからではなく、歯科医のアドバイスをもとにしたホームケアと定期健診で未然に防ぐことが肝心なのです。歯周病はいったん完治していてもちょっとした磨き残しから再発する可能性もあります。
歯周病の進行具合
【軽度の歯周病】
歯肉が少し腫れた状態となり、歯みがきの時に出血したりします。 骨が少し溶け始めますが、痛みがあまりないため気づきにくい状態です。

【中度の歯周病】
歯と歯肉の境目にはプラークや歯石が目立っており、歯肉の腫れ・出血など歯ぐきの炎症がさらに悪化し、顎の骨が半分近くまで溶けています。

【重度の歯周病】
歯を支える骨は3分の2程度失われて、歯はぐらぐらして硬いものを噛むことができなくなります。 顎の骨の大部分が溶けて歯が支えきれなくなると、歯が抜け落ちてしまいます。

2016年12月26日月曜日

歯を失う多くの原因は歯周病です

日本の成人の約80%が患っていると言われている歯周病。実はとても怖い病気だということをご存知でしたか?歯周病はむし歯などと異なり、痛みなどの自覚症状がほとんどありません。そのため、気付いた時にはかなり進行しており、抜歯しなければならないということが多々あります。また、歯周病はお口の中だけではなく、糖尿病や心臓病などの全身疾患や、早産・低体重児との関連性が報告されています。歯科医院での検査、歯周病菌や歯石の除去を定期的に行い、生活習慣を改善することで、お口だけでなく全身の健康を守ることができるのです。
歯周病に伴う症状
朝起きたとき、口の中がネバネバする。
歯を磨いた時に血が出る。
口臭が気になる。
歯と歯の間に食べ物などが詰まりやすい。
以前に比べて歯が長くなったような気がする。(歯茎が下がったように見える)
歯がグラグラする。浮いているような気がする。
歯茎が赤く腫れたり、膿が出る。
硬いものを噛むと痛んだり、噛みにくい。

むし歯の原因は?どうやって防ぐの?
むし歯は、歯質、細菌、食べ物の3つの要素に時間の経過が加わってできると言われています。菌の塊である歯垢(プラーク)に含まれる、虫歯の原因となる細菌が糖分やタンパク質を分解します。それによって排出される酸などが、歯のエナメル質やカルシウム、リンなどの成分を溶かしてむし歯を作るのです。「歯みがきをしていないけど・甘いものをたくさん食べているけどむし歯がない」そんな人は、もともと持っている細菌の量が少なかったり、溶け出したカルシウムやリンなどの成分を元に戻してくれる働きを持つ「だ液」の力が強い人です。

歯質
歯質は一人ひとり異なり、むし歯になりやすいかどうかを左右します。歯の再石灰化を促進するフッ化物を利用したり、だ液の分泌を促進するためによく噛んだりすることで、歯質を強化することができます。
糖分
間食が増えると口の中が酸性になり、むし歯になりやすい状態が続きます。だらだら食いを控えたり、砂糖の少ないおやつを選んだり、バランスのとれた食生活を送ることを心がけましょう。

細菌
むし歯の原因となる細菌の活動を抑える働きを持つキシリトールやフッ化物を活用したり、歯科医院でのメンテナンスで菌の塊である歯垢(プラーク)を除去しましょう。

2016年12月23日金曜日

PMTCをする事で、お口の中は綺麗になります

PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」、歯磨きで落とすことの出来ない汚れや、プラークの元となるバイオフィルムを歯科医師、歯科衛生士が専門の機器を使って除去することです。 これらの処置を行うことで、虫歯や歯周病の予防に非常に効果的です。 また口臭対策や歯の健康に役立つ方法としても重要です。

PMTCは歯石の除去とは違い、柔らかい特殊な器具を使うため痛みはありません。コーヒーやタバコによる着色が気になる方や、矯正治療中の方にもおすすめしています。PMTCを体験した患者さまのリピート率はとても高く、ご自身の舌が歯に触れた時のツルツルした感じが好評で施術後のスッキリ感はとても爽やかな気持ちになります。PMTCを4~6ヶ月に1度行うことで非常に効果的にむし歯や歯周病を予防することができます。あなたの歯とカラダの健康を守るためにも、定期的にPMTCを受けることをおすすめしています。
PMTCの効果
きれいな歯を保つ、口臭を防ぐ
歯磨きをしても汚れが残っていることや口臭が気になることはありませんか?
きれいな歯を保って、口臭を予防するように心がけましょう。

歯周病や歯肉炎などの予防
ご自身では磨ききれない部分の歯垢を完全に除去し、歯肉の状態を健康にすることができます。

虫歯になりにくい
ご家庭での歯磨きだけでは除去できない歯垢を破壊し、フッ素を塗布するなどして歯垢が付着するのを防ぐことで、新たな虫歯の発生や進行を予防することができます。
歯質が強くなる
歯垢を完全に除去した後の歯の表面に、フッ化物入りペーストを塗ることで、歯の再石灰化を促進し、歯質を強化することができます。

歯が美しくなる
タバコのヤニやコーヒー、お茶などの着色で歯が汚れていませんか。PMTCを行うことによって、光沢のある美しい歯を取り戻すことができます。

2016年12月21日水曜日

口臭と歯周病の関係

歯周病は、歯肉炎、歯周炎など歯のまわりの病気の総称です。歯肉(歯ぐき)や歯槽骨などの歯周組織が破壊され、ついには歯が抜けてしまう病気です。以前は歯周病のことを一般に「歯槽膿漏」と呼んでいましたが、歯槽膿漏は歯ぐきから膿みが出る症状のことをいい、歯周病は他にも様々な症状があることから、今では「歯周病」と呼ばれています。

歯周病の原因はプラーク(歯垢)です。プラークは歯を磨かないでいると、ねばねばくっついてくるものです。これは単に食べかすが溶けたものではなく、70%は細菌の塊です。細菌やその毒素によって歯ぐきに炎症が起き、その結果として出血、膿、腫れなどになります。
1.口臭と歯周病
近くに口臭の強い人がいると注意する事もできず、まったくうんざりした経験がどなたにもあると思います。このような口臭は、歯周病が原因となっている事が多いのです。つまり、歯周ポケットに溜まったプラークや歯肉から出る膿が口臭のモトになっています。プラークコントロールや定期検診により、歯周病の予防をすれば、口臭も大幅に改善されます。

2.口臭の原因は歯周病菌
誰もが持っている歯周病菌がその人の抵抗力が低下した時に増殖し発症するケースと、健康な人には存在しない細菌が人から人へと感染して発症するケースがあります。もちろん、家族間の感染の可能性も報告されています。歯周病は遺伝するものではありませんが、家族全体の定期検診や治療が必要なのはこの様な理由によるものです。
3.生活習慣の改善
歯周病は、毎日の生活の中に歯周病にかかりやすくなる要素が多くあり、その最大のものは喫煙です。ぜひ禁煙したいものです。又、食生活の改善も大切で、甘いものや軟らかいもの中心の食生活を改め、繊維質の野菜やビタミンCの豊富な食べ物を摂り、バランスのよい食生活を心がけましょう。

2016年12月19日月曜日

歯を失う危険もある、怖い病気

健康な歯肉(歯周病にはなっていません)
歯肉は薄いピンク色で歯と歯の間にぴったりと密着していて、弾力があり引き締まっています。ブラッシングの際に出血はしません。

歯肉炎
歯肉にのみ炎症が起きている状態です。アゴの骨には影響がありませんが、歯肉は赤みを帯びており、ブラッシングで出血します。歯科医師の指導によるブラッシングや、スケーリング・ルートプレーニングで治療します。

歯周炎
アゴの骨や歯が接合している繊維まで炎症が進んだ状態で、歯肉は赤紫色になり、ぶよぶよと腫れています。ブラッシングで血や膿が出たり、歯と歯肉の間が広がって、歯が長く見えたりすることも。スケーリング・ルートプレーニングで治療し、重度の場合は歯周外科手術を行います。
歯周病治療
スケーリング
「スケーラー」と呼ばれる器具を使って歯肉や歯周ポケット内からプラークや歯石などを削り取る治療法です。歯石は唾液に含まれるカルシウムとプラークなどが反応して石灰化したもので、多くの細菌の住み処でもあります。これをスケーリングによって除去することで、歯周病の進行を止めます。
ルートプレーニング
スケーリングを行うと、歯の根元に軟化した組織が残り、表面が凸凹になります。これをそのままにすると、口腔内の細菌にとって非常に繁殖しやすい状態をつくってしまうのです。そこで行われるのがルートプレーニング。歯根表面の軟化したセメント質や象牙質を除去し、ツルツルに仕上げます。この治療により歯周病の原因を取り除き、歯肉の再付着を促します。

歯周外科手術
スケーリング・ルートプレーニングなどの治療で治りきらなかった部分に外科手術を行います。歯周病の原因を確認するため、歯肉を切ってアゴの骨からはがし、歯根の先や歯根の間にこびりついた歯石を除去します。歯周外科手術にはさまざまな術式があり、症状に応じて使い分けられます。

2016年12月16日金曜日

プラークや歯石を放っておくと、歯周病菌の影響で歯ぐきが赤く腫れあがってきます

炎症が歯ぐきにとどまっている状態が歯肉炎です。炎症が進み歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)ができるほどになると 歯周炎 と呼び、歯槽骨の崩壊がはじまります。これが 軽度歯周炎です。ポケットが深くなると歯槽骨の破壊が進み歯がぐらつきはじめます。これが中等度歯周炎です。歯根のほぼ全体が露出するほど歯槽骨が崩壊されると、歯が自然に抜けてしまう事があります。これが歯を失う最大の原因の重度歯周炎です。
歯周炎
軽度の歯周炎は歯ぐきが少し赤みを帯び腫れた状態になります。この状態の歯周ポケットは34mm程度です。この場合の治療方法は、病気の原因であるプラークや歯垢を丁寧に取り除く事から始まります。

中程度の歯周炎
中程度の歯周炎になると、口臭がひどくなり、化膿します。ブラッシングをした際に膿がでることもあります。歯周ポケットは45mm程度です。この場合の治療法はスケーリングやレーザー治療器などを使用して治療をしますが、歯周ポケットが5 mm以上深くなるとフラップ手術をする場合があります。

重度の歯周炎
重度の歯周炎になると、歯がグラグラして、歯と接している歯ぐきがさらにぶよぶよと腫れ、化膿がさらに進み退縮します。歯と歯の間が広がり、歯ぐきが退縮して、歯が長く見えます。この場合の治療法は再生療法を用いて歯周組織の再生を図ります。しかし、ここまで進行すると抜歯となる可能性もあります。

2016年12月15日木曜日

歯並びは口元の見た目だけでなく、その人自体の印象を左右することがあります

また、咬み合わせが乱れているとしっかり咬めず、胃腸などの消化器官へ負担となります。さらに、お口周りの筋肉の使い方が偏ってしまうことで、全身の筋肉や骨格のバランスを崩す原因にもなりかねません。

乱れた歯並び・咬み合わせには、矯正治療がおすすめです。歯並び・咬み合わせを整えると、お顔のイメージが変わるだけでなく、口腔内の機能も改善し、全身の健康にもよい影響が期待できます。歯並び・咬み合わせが気になる、矯正治療に興味があるという方は、ぜひ一度ご相談ください。
矯正治療のメリット
歯並びを整えることによって次のようなメリットが得られます。病院では、メリットが十分引き出せるような矯正治療を行います。
ブラッシングがしやすくなり、虫歯や歯周病を防ぎやすくなる
食事のときにしっかり咬めるようになり、消化器への負担が減る
歯並びの見た目
口元のコンプレックスが解消され、笑顔に自信が出てくる
歯の隙間から息漏れがなくなり、発音がしやすくなる

上顎前突
上の歯列全体、または上顎全体が大きく前に突き出た歯並び。「出っ歯」とも呼ばれます。上顎と下顎の成長バランスが悪かったり、生まれつき下顎が小さかったりすると起こりがちです。
下顎前突
上顎前突と逆に、下の歯列全体、または下顎が大きく前に突き出た歯並び。「受け口」とも呼ばれます。しっかり咬む食事が難しく、発音に影響が出ることもあります。

開咬
奥歯を咬み合わせても、前歯の上下が咬み合わず隙間ができる歯並び。前歯で食べ物を咬み切るのが難しく、息漏れも起こりがちで発音に影響を与えることがあります。指しゃぶりが原因のひとつだと考えられています。

叢生
歯がデコボコだったり、重なっていたりする歯並び。歯の大きさに対して顎が小さすぎることで、歯がきれいに並ぶスペースが足りなくなっているケースです。「八重歯」も叢生に含まれます。

2016年12月14日水曜日

知覚過敏のメカニズムと知覚過敏を治すには?

知覚過敏とは、虫歯の症状が無いのに一時的に歯がしみる状態を言います。虫歯や歯肉炎で歯がしみる場合は常に痛みを感じますが、知覚過敏では冷たいものや温かい物を飲んだり食べたりした時、または酸っぱい物を食べた時や歯磨きをした時に限り、痛みを感じるのが特徴です。最初は強い痛みではなく、冷たい物を食べた時にだけしみるということが多く、症状が進むほど温かい飲み物や食べ物でも痛みを感じるようになります。

知覚過敏は歯の根元部分で起こります。それは、根元の部分は力がかかりやすくなるため、歯のエナメル質にひびが入り欠落していき、象牙質が露出しやすいからです。象牙質には象牙細管があり、むき出しになっていると、象牙細管から歯髄神経を通じて脳に痛みの信号が伝わります。象牙質が露出していても痛みを感じる場合と感じない場合があります。ストレスなどによる口内環境の変化や、唾液中の成分、特にカルシウム量の変化によって、痛んだり痛まなかったりします。
知覚過敏を治すには?
知覚過敏用の歯磨き粉に12週間使用を続けることで歯がしみる症状が軽くなります。もしも知覚過敏用の歯磨き粉をしばらく使ってみても症状が改善されない場合には、その痛みは虫歯や咬み合わせの異常が原因です。

歯科医院で知覚過敏の治療をする場合には、フッ化物配合の薬を塗るか、レジンや歯科セメントなどのコーティング材で象牙質をカバーするのが一般的です。さらに、歯ぎしりが原因で知覚過敏になっている場合には、マウスピースでかみ合わせの対応をします。

重度の知覚過敏の治療は?
重度の知覚過敏の場合は、マウスピースを使用しながら咬み合わせの異常の検査を行い、診断を行い、様々な治療方法を選択し、対応します。 治療法については十分な説明を行い、患者さんが納得した方法により治療していきますので安心してください。

2016年12月13日火曜日

人気のマウスピース矯正

マウスピース矯正とは、その名の通りワイヤーを使わず着脱式のマウスピースを使って歯並びを矯正していく方法です。使われるマウスピースは「アライナー」と呼ばれる透明なタイプのものです。歯の噛み合わせ部分に被せて着用します。1日に20時間以上の装着が基本とされていて、2週間程度で新しいマウスピースに作り替えながら少しずつ歯を移動させていきます。

矯正といえばブラケットという小さな装置を歯の表面に接着しワイヤーをつける矯正法が知られていますが、マウスピース矯正は着脱式で見た目にもそれほど目立たないというメリットがあります。また、プラスチックなどの素材からできているので金属アレルギーの人でも対応できます。抜歯をしない矯正法のひとつですが、その場合それほど歯並びの程度がひどくない歯列不正の矯正に適しているといえます。
インビザラインのメリット
【メリット】
透明なので目立たない
歯の表面だけを覆うので違和感が少ない
着脱式なので食事などの邪魔にならない
痛みをほとんど感じない
一般歯科で行っているところもある
1回歯の型を取れば最終段階のものまでができる
【デメリット】
不正咬合の程度の重い人には向かない
きちんと装着できていなかったり紛失や破損の恐れがある
装着を忘れたり時間が短いと思ったように効果が表れない
歯磨きやマウスピースの管理がうまくできなければ虫歯のリスクが高まる
治療修了後の後戻りがやや起こりやすい

2016年12月9日金曜日

銀歯が気になる、口を開けて笑えないなどのお悩みはありませんか?

このような方におすすめなのが、審美歯科のセラミック素材を使った治療です。セラミックは本物の歯のような自然な状態を実現できます。ここではそんなセラミックを使った審美治療をご紹介します。輝く白い歯を手に入れ、思いっきり口を開けて笑えるようになりましょう。

本物の歯と見分けがつかない「セラミック」
セラミックは、天然歯と見分けがつかないほどの自然な透明感が特徴です。硬くて磨耗しないので、歯科素材としてとても優れています。また、時間が経っても変色しません。
ハイブリッドセラミックインレーとは
ハイブリッドセラミックインレーとは、セラミック(焼き物)の粒子とレジン(プラスチック)を混ぜたもので作られたインレー(詰め物)です。金属を使用しないので、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギー等が起こる可能性が低いという特徴があります。 また、硬すぎないので周囲の歯や噛み合う歯を痛めにくいと言われます。ただし、時間が経つと多少変色する場合があります。またオールセラミックインレーに比べると割れやすい面があります。

メタルボンドクラウン
中身は金属で、外から見える部分にのみセラミック(陶器)を貼り付けたものです。見た目が良く変色せず、強度も強いので非常によく使用されます。さらに、中の金属に貴金属を使用すれば金属が溶け出すことによる歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる可能性を低くすることも出来ます。裏側からは金属が見えます。
オールセラミッククラウン
全体がセラミック(焼き物)のクラウンです。非常に見た目が良く、ほとんど変色しません。また。汚れ(プラーク)が付きにくく、金属を使用しないので、金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどが起こる可能性が低いのが特徴です。


2016年12月8日木曜日

現在そして未来のお口の健康は、予防歯科がそのカギを握っています

予防歯科とは、むし歯や歯周病の予防を目的とした診療科目です。 医療の役割が「治療」から「予防」に変わってきた欧米では、歯科医療においても予防歯科が浸透しています。 「歯が痛くなってから歯科医院へ行く」ことがほとんどの日本に対し、「むし歯や歯周病にならないよう、定期的にプロのケアを受けるために歯科医院へ行く」というのが欧米の考え方。

歯の定期検診、定期的なメンテナンスを行うことは一般的で、多くの人が歯の大切さを認識しています。その結果、80歳のときに残っている歯の本数は、日本では平均9.8(平成17年厚生労働省調査)に対し、欧米では1520本と歴然とした数字の差としてあらわれています。 
歯科診療ユニット
むし歯や歯周病の原因は、口の中の細菌です。 この細菌がいる限り、むし歯や歯周病のリスクが必ず存在しています。あなたの大切な歯を細菌から守るためには、定期検診、定期的なメンテナンスがとても重要です。 
予防歯科では、歯の定期検診、定期的なメンテナンスとして、歯石の除去、PMTC(専門的な歯のクリーニング)、歯ブラシの指導、フッソ塗布などを行っています。

歯石の除去
歯の表面に付着している細菌のかたまり(歯垢)にカルシウムが沈着すると、歯石と呼ばれる石のようなものになります。この歯石や歯垢は、むし歯や歯周病の原因となります。また、歯石は毎日の歯磨きだけでは取り除けません。そこで、専用の機械などを使ってこれらの歯垢や歯石を除去します。さらに、歯の表面をなめらかにして汚れを付きにくくすることで、むし歯や歯周病が予防できます。
歯ブラシの指導
自分ではきちんと磨いているつもりでも、実際には磨き残しが多い歯磨き。その原因は、歯ブラシの使い方にあります。そこで、専門家である歯科衛生士が、お一人おひとりに適した歯ブラシの使い方をアドバイスいたします。