歯科先進国である欧米では、予防のために歯医者に通う習慣が根付いており、日本人と比較しても高齢者の残存歯数に顕著な違いが見られます

予防歯科とは、虫歯や歯周病を未然に防いで、歯や口を健康に保つ治療のこと。虫歯や歯周病を治すための治療ではなく、そもそも虫歯や歯周病にしないための予防治療です。

もしかしたら、

「たかが虫歯や歯周病。死ぬわけではないし、
　そんなに一生懸命予防しなくてもいいのでは・・・？」

と思う方もいらっしゃるかもしれません。
口腔内カメラ
でも実は、虫歯や歯周病を予防しないでいると、早産を引き起こして元気な赤ちゃんを産めなくなったり、口臭で家族や友人に嫌われてしまったり、ボケやすかったり・・・・・・。あなたやあなたのお子さんの健康や生活に大きな影響があるのです。

虫歯や歯周病が与える悪影響

悪影響(１)　健康な赤ちゃんが産めない

歯周病にかかっていると、早産のリスクが７.５倍になると言われています。

悪影響(２)　子供が肥満になったり、病気がちになる

虫歯の多い子はモノがよく噛めないので、偏食になりがちです。栄養が偏った結果、肥満になったり、病気がちになる子が増えています。

悪影響(３)　好きなものを食べられなくなる

虫歯や歯周病が原因で総入れ歯になると、自分の歯で噛む場合の１／４しか噛めないといわれています。そのため固いものが食べづらくなり、好きなものを食べられなくなってしまいます。

悪影響(４)　口臭で家族や友人に嫌われる

口臭の原因の大半は歯周病です。家族や友人に「口が臭い」と嫌われたら、楽しくお話することもできなくなってしまいます。

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悪影響(５)　老けた顔になる

虫歯や歯周病が原因で入れ歯になると、口の周りに細かなシワができやすいため、老けた印象の顔になってしまいます。

悪影響(６)　ボケやすい

虫歯や歯周病で歯を失うとよく噛むことができなくなります。その結果、脳への刺激が少なくなり、ボケやすいと言われています。