2016年12月16日金曜日

プラークや歯石を放っておくと、歯周病菌の影響で歯ぐきが赤く腫れあがってきます

炎症が歯ぐきにとどまっている状態が歯肉炎です。炎症が進み歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)ができるほどになると 歯周炎 と呼び、歯槽骨の崩壊がはじまります。これが 軽度歯周炎です。ポケットが深くなると歯槽骨の破壊が進み歯がぐらつきはじめます。これが中等度歯周炎です。歯根のほぼ全体が露出するほど歯槽骨が崩壊されると、歯が自然に抜けてしまう事があります。これが歯を失う最大の原因の重度歯周炎です。
歯周炎
軽度の歯周炎は歯ぐきが少し赤みを帯び腫れた状態になります。この状態の歯周ポケットは34mm程度です。この場合の治療方法は、病気の原因であるプラークや歯垢を丁寧に取り除く事から始まります。

中程度の歯周炎
中程度の歯周炎になると、口臭がひどくなり、化膿します。ブラッシングをした際に膿がでることもあります。歯周ポケットは45mm程度です。この場合の治療法はスケーリングやレーザー治療器などを使用して治療をしますが、歯周ポケットが5 mm以上深くなるとフラップ手術をする場合があります。

重度の歯周炎
重度の歯周炎になると、歯がグラグラして、歯と接している歯ぐきがさらにぶよぶよと腫れ、化膿がさらに進み退縮します。歯と歯の間が広がり、歯ぐきが退縮して、歯が長く見えます。この場合の治療法は再生療法を用いて歯周組織の再生を図ります。しかし、ここまで進行すると抜歯となる可能性もあります。

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