2019年1月31日木曜日

日本人の平均寿命は著しく延び、「人生80年」の時代になりました

歯周病は歯を支えてる骨や歯ぐきが、ばい菌の感染に侵され骨がやせてゆき、歯がぐらぐらしてきて遂には歯が抜けてしまう病気です。虫歯やかみ合わせ歯ぎしりやくいしばりといったことも歯周病を大きく進行させる原因になります。ですから歯周病治療には総合的な対応が必要になってきます。
元町歯科クリニックでは、歯周病の程度、状態のわかる歯周診断書、虫歯診断書を発行し、位相差顕微鏡により歯周病菌・虫歯菌をお見せしています。いかに細菌を退治するかが治療の重要ポイントになります。今後どのように治療・予防をしていくかしっかりとご説明いたします。
日本人の平均寿命は著しく延び、「人生80年」の時代になりました。長い人生の中で、美味しいものを食べたり、素敵な笑顔を保つために歯はとても大切な役割がありますが、80歳で自分の歯を20本以上持っている方は全体の20%です。これは私たちの日常生活と深い関わりがあります。では、何が、原因で歯を失うのでしょうか?ある調査では、大人になってから歯を失う原因の42%が「歯周病」、続いて32%が「虫歯」となっています。40歳以上の約8割の人がかかっているといわれる歯周病。歯を失う最大の原因であるだけでなく、近年ではさまざまな病気の引き金にもなることがわかり、豊かな人生(Quality of life)をおくるために歯周病治療が必要とされています。
歯周病はたばこで悪化する!?
歯周病は生活習慣病が深く関係した病気です。
現在、喫煙は歯周病との因果関係がはっきりわかっています。
たばこの煙には4000種類の化学物質、200種類の有害物質、37種類の発ガン物質が含まれています。
*たばこを吸うと・・・
ニコチンの影響で血管が縮まって歯肉の血行が悪くなり、歯と歯肉へ酸素や栄養が行きわたらなくなります。
その結果、歯肉の細菌に対する抵抗力が下がって歯周病に冒されやすくなるのです。
*喫煙者のお口の中は・・・
歯面にタール(発ガン物質)の付着
歯肉は暗赤色
出血などの炎症反応があらわれにくい
メラニン色素が多く沈着する
歯肉がゴツゴツした感じになり厚くなる
上アゴの粘膜がもり上がる
*たばこを吸わない人も気をつけて!
超音波スケーラー販売
受動喫煙の可能性も!!
受動喫煙とは?
本人は喫煙していなくても、他人の吸っているたばこの煙(副流煙)を吸いこむことで健康被害を受けること
そして、たばこを吸っている人が吸い込む主流煙よりも、たばこから立ち上がる副流煙の方が毒性が高いのです。
(タール3倍アンモニア46倍 一酸化炭素5倍など)

8020運動とは、80歳になったときに自分の歯を20本残そう!という運動です

今までは、虫歯や歯周病で歯が痛くなってから歯医者さんに行き、それから治療を行うことが多かったかと思います。 しかしそのような流れでは徐々に大切なご自身の歯を失うこととなってしまいます。
虫歯が出来たら削って詰めて、また虫歯になって削って詰めて・・・の繰り返しでは最終的にはどうなってしまうかご理解いただけると思います。 
これからの歯科治療は、虫歯や歯周病で悪くなった部分を治療するのではなく、虫歯や歯周病が軽度なうちに早期発見から早期治療に繋げます。
また最善の予防とメンテナンスを行なうことによって歯の健康な状態を長く維持することも重要であると考えられます。 当院は予防歯科に関するご相談や診療を随時行い、皆様のお口の健康を見守り続ける「かかりつけ医」として末永くお付き合いをさせていただきたいと考えています。
8020運動をご存知ですか
8020運動とは、80歳になったときに自分の歯を20本残そう!という運動です。
ヨーロッパの歯科先進国では、80歳以上の高齢者でも平均20本以上の歯を維持しています。一方、日本の80歳以上の高齢者では、自分の歯が平均45本しか残っていません。そんな現状を打開するために、この運動が叫ばれるようになりました。
また自分の歯が20本以下であっても20本以上の咀嚼機能が回復されていればブリッジや入れ歯、インプラントという方法で治療を行うことが可能です。
大事なことは「20本以上の歯を残そう」という目標を持つ気持ちだと私たちは考えます。
虫歯や歯周病は「感染症」です
虫歯も歯周病も、細菌がいるから起こります。
細菌感染なので、人から人へ唾液を介して感染します。特に、母子感染。家族間感染をするものであるという認識が必要です。
したがって感染症であるからには、感染をコントロールすることによって疾患の治療や予防が可能になるということです。
また、歯周病は自覚症状がなく、気が付くと進行しており、歯が抜け落ちてしまう怖い病気ですし、更に口臭の原因にもなります。
そこで当院では歯周病治療(口臭治療)や口臭予防・対策にも力を入れております。

2019年1月30日水曜日

ご自身の歯と同じ色で作製されるため、歯の自然な美しさに仕上がります。

審美歯科では、患者さんの満足度を高めるため、美しさと機能性を重視した治療を行っています。一般的な歯科治療では、口腔の機能を改善する治療を行うため、健康保険が適用されます。その一方で、審美歯科の場合には、より美しさにこだわる治療を行うため、基本的には健康保険が適用されず、料金は高めになります。審美歯科では、歯を白くするホワイトニングや歯並びを整える矯正治療、歯の形を整える治療などが行われています。

料金や治療の内容については、歯科医院ごとに異なっており得意分野もさまざまです。そのため、治療の前にサイトなどであらかじめ確認して、自分に合った医院を選ぶのがおすすめです。
ラミック製の人工歯や詰め物を用いた治療で、銀歯や銀の詰め物、小規模の不正咬合や色素沈着など、審美的な問題を解決したい場合に用います。とても白く美しい歯にすることができます。

セラミックインレー
ラミックインレーとは、セラミック(陶材)製の詰め物のことです。
金属の詰め物が気になる方におすすめです。
ご自身の歯と同じ色で作製されるため、歯の自然な美しさに仕上がります。

治療費はやや高くなりますが、詰めた部分の仕上がりが美しく、変色がないので、自然な仕上がりになります。
セラミッククラウン
セラミック(陶器)のみで作られた歯のかぶせものです。金属を全く使用していないので、金属アレルギーの方も安心して装着頂けます。

色調や透明感に優れているので、きわめて自然の歯に近いものを再現することができます。そのため、前歯など目立つ部分の歯の治療にも適しています。
歯の色、形、歯並びなどの美しさをトータルに修復、改善できます。

ブラッシング(歯磨き)で症状の改善が可能です。

歯科の三大疾患の一つが歯周病です。虫歯にならないよう歯を予防することも大切ですが、歯を支える歯茎もとても大切です。
症状は歯を支えている歯肉や顎の骨が化膿したり破壊されりし、限度を越えると手遅となり、歯が抜けてしまいます。治療に早すぎるという事はありません。ひどくならないうちに完全に治療する事が大切です。歯周病は歯ぐきだけが腫れた状態となる歯肉炎(しにくえん)と、歯と歯ぐきをつないでいる部分が壊されたり、歯を支えている骨が壊される歯周炎(ししゅうえん)に分類されます。

歯肉炎(炎症が歯ぐきに限定)
ブラッシング(歯磨き)で症状の改善が可能です。
・歯周炎
 (炎症が歯ぐき以外の組織にまで進行)
組織が破壊されているため、症状が改善しても元の状態に戻すことは困難です。歯周病の初期は自覚症状がなく、気付かないうちに進行していきます。早期発見/早期治療が肝心です。定期検診を受け、早期に治療/予防を行い、健康な歯ぐきを維持しましょう。

歯周病の直接の原因は「歯周病菌」ですが、歯周病菌の働きを活性化させて歯周病になりやすくなる条件も存在します。
・溜まった食べカス
食べカスによる栄養があればあるだけ、細菌も活性化します。
・全身性疾患
高血圧や糖尿病などが原因となって歯周病が発症することがあります。
・ストレス
過剰なストレスを溜め込むと歯周病が発症しやすくなります。
・歯の被せものや入れ歯
被せものや入れ歯などを入れていると、食べカスが溜まりやすくなります。

歯肉炎の場合、主に歯ぐきにのみ症状が表れている状態です。この状態では歯ブラシで症状を改善することができます。「歯周炎」に進行してしまった場合、歯ぐきの他に、歯を支える組織にまで病気が進行してしまった状態です。この状態まで進行してしまうと、歯ブラシだけでは症状を改善することは難しくなってきます。
歯肉炎の場合は、症状が改善すれば元の状態に戻りますが、歯周炎の場合は、一度破壊された組織を元に戻すことは、特別な条件がそろわない限り難しくなります。進行すればするほど、治療は難しくなってしまい、手遅れになってしまうこともあります。歯周病は、初期の症状に気づきにくく、気がついた時には進行している場合が多く見受けられます。定期検診を受け、早期に治療/予防することが重要になってきます。 

2019年1月29日火曜日

審美歯科治療はそれぞれの年齢にふさわしい歯並びや色調をご提案いたします

歯の色が悪い、歯並びが悪い、口臭、笑うと歯茎が全部見えるなど、お口の悩みを抱えている方は多いと思います。
審美歯科治療において考慮しなければいけないことは、
1.出来るだけ天然の歯を削らない。 
2.上下の噛み合せを機能的なものにする。
3.歯肉の健康を確立する。 
ということです。

白く自然な口元を望む方、笑った時の口元はやはり天然の歯に近い自然な色が一番です。当院では最高の技術を持った技工士さんと仕事をしているので、きっと満足いただけるような自然な白い歯をご提供できます。
笑った時健康なピンクの歯グキが見えるのは良い感じですが、黒ずんだり見え過ぎたりしていては、思い切って口をあけられませんね。どちらも歯科治療の対象です。 
当院では患者さんの希望の状態に近づけるよう何度もお話を伺い、的確な処置を行います。 

審美歯科治療はそれぞれの年齢にふさわしい歯並びや色調をご提案いたします。たとえ入れ歯においても、患者さんに合った歯の大きさや歯ぐきの色などをぴったり合わせて素敵な笑顔がを演出します。 

歯の色も個人差や年齢による変化があるのです。歯が全て黒ずんでいたり、歯の面に茶褐色のスジがたくさんあって悩んでいる方も多くいらっしゃいます。ぜひご相談ください。
簡単な治療で治る場合もあります。

オールセラミックとは
全てがセラミック素材で作られているクラウン(かぶせ物)です。
自然な光を透過する優れた素材です。
金属を一切使わないため、金属アレルギーの方にも安心です。
歯肉とのなじみも良いため、かぶせ物周辺の歯肉の健康な状態を保ちます。
歯ぎしりのある患者様や噛み合わせの状態などによっては、利用できない場合があります。
メタルボンドとは
セラミック素材を金属の枠組みに焼き付けて作られているクラウン(かぶせ物)です。
金属なので強度があり、咬む力の強い患者様でもある程度であれば利用ができます。
長い期間使用していると金属が露出して歯肉との境目が黒く見えてくることがあります。
元の歯や噛み合わせの状態によっては、自然な歯の透明感が思うように出ないことがあります。

入れ歯(義歯)には「金属床義歯」と「レジン床義歯」があります

入れ歯に愛情を持って制作させて頂きます。
当院の入れ歯作りは、時間をじっくり掛けて、わが子のように制作させて頂きます。

古い入れ歯から、新しい入れ歯へ急に変更すると、
噛めない
違和感がある
などと新しい入れ歯を使わなくなってしまう方も御座います。

当院では、そのようなことが無いよう、古い入れ歯を、徐々に4~5回掛けて、改良に改良を重ね、その間に新しい入れ歯を制作させて頂きます。

古い入れ歯は、4~5回の改良を得て、新しい入れ歯の形状に近づけていきますので、新しい入れ歯も違和感無くご使用いただけます。

中には、7年間もメンテナンスに来られず、壊れた際に来院される方もございます。
なるべく日々のメンテナンスに来られて、末永くお使いいただけましたら私も嬉しく思います。
入れ歯(義歯)には「金属床義歯」と「レジン床義歯」があります。 保険診療ではレジン床、自費診療では金属床といった入れ歯が利用されます。 この床という言葉が入れ歯の土台になります。この床の違いによって、入れ歯の快適さが変わってきます。
レジン床義歯(プラスチックの入れ歯)とは
保険で使用される一般的な入れ歯です。プラスチック製なので、割れないように、ある程度の厚みが必要になります。厚みがあるので、うっとうしく感じる方もいらっしゃいます。
金属床義歯とは
歯の部分以外の上顎や下顎に使用する部分が、金属で作られている保険外の(自費)入れ歯です。金属床はレジン床に比べて薄く仕上げることができるので、口の中に入れたときの適合性にすぐれ違和感が少なく済みます。食べ物や飲み物の温度が口の中に伝わりやすい利点があります。
パルプラストはノンクラスプデンチャー(義歯)とも呼ばれています。
日本では最近になって知られるようになりましたが、アメリカでは50年以上の実績があります。
パルプラストとは
従来の入れ歯(義歯)にある金属の連結部分やバネの無いデンチャー(義歯)で、その金属部分と床(ピンクの部分)の部分が同じ素材で一体化されているため非常にシンプルな構造になります。 従来の入れ歯(義歯)より審美性に優れています。
素材はプラスティック系のナイロン素材(超弾性樹脂)です。半透明なため歯ぐきの色を透過するので、色調は歯ぐきの色と同化しやすく義歯を入れているのが他人から気付かれにくくなります。軽くて弾力性があり、破折に強い素材でもあります。

2019年1月28日月曜日

歯周病もむし歯と同様、歯周病菌が存在するだけでは発症しません

一般歯科とは、虫歯や歯周病の治療など、一般的な歯の診察や治療のことを言います。
基本的には保険診療として受診できる一般歯科になりますが、歯の様々な症状や状態によっては自由診療になり、インプラントや審美歯科、矯正歯科になることもあります。患者様の歯の状態から最適な治療方法ご提案し、歯の健康のお手伝いをさせていただきます。
一方予防歯科では、虫歯や歯周病などの予防を専門外来とした診療科目です。 病気の進行に応じた治療を含め、病気の段階から健康レベルへ良い方向へ導かせることを目的としておりますので、一般歯科と予防歯科では、はっきりした線引きがないのが特徴かもしれません。
歯周病予防も大切
歯周病は、歯周組織(歯を支えている歯肉・骨)の病気です。歯槽膿漏と呼ばれることもあります。虫歯と違い、痛みなどの自覚症状が初期にはあまりないので、歯がグラグラしたり、歯並びが悪くなったりと、気づいた時にはすでに進行していることがあります。

歯周病の発症と危険因子
歯周病もむし歯と同様、歯周病菌が存在するだけでは発症しません。菌を含むプラークや歯石が停滞することによって発症し、ストレス、歯並びやかぶせ物の精度、歯磨きや喫煙・お酒などの生活習慣、糖尿病などの全身的な疾患が重なることによって進行が加速します。 細菌数や生活習慣、全身の健康度は一人ひとり異なります。歯周病をひと括りにせず、一人ひとりのお口の環境や原因因子を特定し、対処していくことが治療の鍵となります。
スケーリング|歯周病の原因の歯石を除去
歯周病の原因となる歯石は、ブラッシングで取り除くことは難しく、放っておくと歯垢(プラーク)がつきやすくなり、虫歯や歯周病を招く結果となってしまいます。
スケーリングは、歯石を超音波の振動を利用して、歯を傷つけることなく除去していきます。歯石は歯の根の表面にこびりついていますので、決して歯ブラシでは取り除けません。付着しやすいものですので、3カ月に1度くらいのペースで受けていただくことをご提案いたします。

PMTC|研磨ジェルを使って行うクリーニング
自分では十分にプラークコントロール出来ない部分をサポートし、歯科医師や歯科衛生士が専門的な器械とフッ素入り研磨ジェルを使って行う歯面清掃(クリーニング)です。

虫歯にしない、歯周病にならないお口の環境作りを小さい頃からサポートしていきます。

治療が必要になってから受診するのではなく、口の中の疾患にかかる前に予防できるところは日頃から予防するという治療、指導を心掛けています。これは小児においても重要なことです。お母様が仕上げ磨きを行う幼児期から予防していくことが必要です。お子様が歯磨きの仕方を適切に覚えることで、将来大人になったときに正しいブラッシングが出来るようになります。なにより、虫歯、歯周病予防につながります。乳歯から永久歯の生え変わりの時期に適切なアドバイスもできます。現在では歯肉炎、歯周病などのお子様も多くいる時代です。予防をしていく事で、子供の頃から口の中をきれいにする事を意識できるようになります。定期的な来院で、虫歯や歯周病の早期発見、早期治療が可能となり、結果的に天然の歯を保つことにつながります。何より天然の歯は抜いたり、削ったりしたらもとに戻りません。当院ではいかに、天然の歯を大切に保存していくかという診療を行うことが大事であると考えております。虫歯にしない、歯周病にならないお口の環境作りを小さい頃からサポートしていきます。
PMTCProfessional Mecnanical Tooth Cleaning
PMTCとは機械を使用した専門的な歯のクリーニングのことです。
バイオフィルム(細菌の膜)、プラーク(歯垢)、歯石を、専門の機械を使い除去していきます。普段の歯ブラシでは届かない所や歯周ポケットの中まで丁寧にクリーニングいたします。歯の表面には歯ブラシではとれない着色(コーヒー、お茶の渋や、たばこのヤニ)くすみなども付着します。歯面をきれいにすることで、汚れも付きにくくなります。(俗にいうホワイトニングとは異なります。)当院では専任の歯科衛生士が約3045分の時間をかけ丁寧にクリーニング行います。痛みはほとんど伴いません。お口の中をきれいにすることで爽快感も感じることかできるでしょう。一回のPMTCでは効果がありません。定期的にクリーニングすることで、長期的な予防歯科が実現します。34ヶ月/1回クリーニングしましょう。

審美歯科治療とは、「歯の機能を回復させる」「歯を美しく健康的にする事で、自信を回復させる」ことです。審美歯科治療は一般的に見栄えを良くすることや、単に歯を白くする事だと考えられがちですが、咬合機能を回復させ、その上でさらに歯を美しく見せる事と当医院は考えています。また、機能的に問題のない患者様には、より歯を美しく見せるために、ホワイトニングやクリーニングといった治療があります。また、全ての歯をカバーするクラウン、一部をカバーするインレーで金属色の修復物や変色したつめ物を治療することができます。クラウンの種類としては、オールセラミッククラウン、メタルセラミッククラウン、ハイブリッドクラウンなどがあります。
オールセラミッククラウン
歯の全面にセラミック製のクラウン(冠)をかぶせ、しっかりと固定する方法です。
削った歯の型をとり、その歯型によってセラミックで製作したクラウンを合わせて、歯の色や形、歯並びなどの審美的要素をバランス良く修復し改善するものです。セラミックの持つ特殊な材質を十分に生かし、本来の健康な歯と同じかそれ以上の色や形を再現しますので、きわめて審美的効果が高い方法と言えます。この治療の適応性は、位置がずれている歯、変色している歯、重度の虫歯、奇形歯、金属アレルギーの人などです。 また、この治療の利点は、金属を全く使用しないので、金属アレルギーの方にも安心して受けることが出来ること。そして自然歯のような仕上がりになる事も挙げられます。

口元に自信がない、おもいきり笑えないなどのお口の悩みを抱えている方はたくさんいらっしゃいます

健康な歯の維持だけでなく、治療後の歯が虫歯や歯周病などにならないように
予防処置やメンテナンスを行うことが大切です。
「治療」から「予防」へ 
虫歯の発症・治療・再発を繰り返してしまうと、歯は虫歯や歯周病になるリスクを負いながら弱っていく一方です。歯科医療の先進国であるスウェーデンやフィンランドでは、20年以上前から「予防歯科」を導入し、虫歯の数を激減させてきました。 そのため日本の歯科医療も治療中心から予防中心へと徐々に変化してきています。
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)は、予防のプロである歯科衛生士が行う超音波や 専用機器を使ったクリーニング処置です。
これにより虫歯や歯周病の原因となる歯石やバイオフィルム(歯ブラシでは取りづらく、 薬剤にも抵抗性がある細菌の集合体)、舌・口腔粘膜にまとわりついた汚れを除去することができます。 また、歯の表面をツルツルに仕上げることでバイオフィルムの再付着防止をはかることはもちろん、 殺菌水を用いたお口の中全体の除菌や、フッ素塗布による歯質の強化も行うことができます。
生涯自分の歯を健康に保つためには、
治療を受けなくても済むよう、
予防する事がとても大切なことなのです。

口元に自信がない、おもいきり笑えないなどのお口の悩みを抱えている方はたくさんいらっしゃいます。 そのため審美歯科では、歯の機能的な回復と同時に、患者様の歯並びや歯の色などを健康な状態に戻します。 そして、患者様にご満足いただけるよう十分なカウンセリングを行ったうえで、見た目にも美しい口元を作り出します。

前歯のお悩み相談
歯の中で一番目立つのは前歯です。前歯の歯並びや形、くすんだ歯の色など患者様の気になる点やご希望によって 必要な治療法は異なります。まずは当院までお気軽にご相談ください。
・歯の色が気になる
歯の汚れを落とすPMTCや歯本来の白さを取り戻すことができるエアーフロー、薬剤を使用して歯を白くするホワイトニングから歯を白くする方法をお選びいただけます。
・歯の形・歯並びが気になる
歯の一部もしくは全体に適したかぶせ物や詰め物をすることで、歯の形をきれいにすることができます。 また、歯が変色していて金属製のかぶせ物や詰め物に原因がある場合は、金属を使っていないものに変更することも可能です。 さらに歯並びをきれいにしたい場合には、矯正治療も行っています。

・歯ぐきの色が気になる
レーザー照射により歯ぐきの炎症やメラニン色素を除去し、歯ぐきの色を健康な状態に戻します。

2019年1月25日金曜日

ブラッシングは予防歯科の分野でとても重要な役割をはたします

現代の虫歯治療は、虫歯菌に侵された部分は削る以外治療方法はありません。
歯は削る事によって、健康な状態よりも抵抗力が落ちてしまいます。その為に、近年、予防歯科が非常に重要視されています。また、抜歯の原因となりやすい歯周病に関しては、日本人の約80%が感染していると言われています。

ブラッシング指導
ブラッシングは予防歯科の分野でとても重要な役割をはたします。歯並びや歯磨きの癖などを考慮して適切に行う必要があります。一人一人にあわせた、ブラッシング時に気をつけるポイントや歯ブラシの選び方、歯や歯ぐきへのあて方、動かし方などを丁寧にレクチャー致します。
PMTC
歯科衛生士による専門器具を使った歯のクリーニングです。自宅でのブラッシングではどうしても落としきれない、汚れや着色、歯と歯の間の細かい汚れ、歯石など徹底的に除去し、歯を健康な状態に戻します。虫歯を予防する効果だけでなく、見た目も非常に綺麗になりますし、口臭予防にも繋がります。

歯肉炎
炎症が歯ぐきのみにとどまっており、歯ブラシでプラークを取り除くと元の状態にもどるもの

歯周炎
炎症が歯ぐき以外にも広がり、歯を支えている部分が破壊され始めているもの。失われた部分はほぼ戻らない。
繰り返しになりますが、歯周病治療において一番大事なことは炎症を取り除くこと、すなわち感染源の除去といえます。いうなればお口の中の徹底的なクリーニングをすることです。一つには患者さんご自身が十分な歯ブラシの技術を身につけること、もうひとつは歯ブラシでは届かなかったり、除去できない部分のクリーニングを専門家である私たちが行うことです。
とくに歯周炎になると歯と歯茎のあいだにポケット(谷底のようなもの、図参照)ができ、そこには通常とても硬い歯石がついています。ザラザラした歯石の表面はプラークにとって格好の住処、これをきちんと除去しないことには感染の制御はできません。