2018年7月31日火曜日

歯周ポケットや歯と歯の間など、細かいところを意識して磨きましょう

従来、「歯医者は歯が痛くなってから行くところ」という考え方が一般的でした。
しかし、最近では予防歯科の重要性が知られるようになり、「歯医者は病気になる前に行くところ」という意識が高まってきています。口腔内の環境を正しい状態に保つことによって、虫歯や歯周病といった歯の病気にかかりにくくなります。そして仮に虫歯にかかっても、早期発見できれば削る範囲が少なくて済み、治療期間や費用を抑えることにつながるのです。

予防歯科は歯を失ってしまうリスクを避けるためにも重要です。スウェーデンをはじめとした歯科先進国では、国を挙げて予防歯科医療に取り組んでいます。その結果、スウェーデンは、「世界でもっとも虫歯や歯周病などが少ない国」というデータが出ています。
日本でも「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という「8020運動」を展開しており、少しずつ成果が出てきていますが、まだまだ歯科先進国に及ばないのが現状です。
歯のメンテナンスは保険治療ではできないとお考えの方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。保険治療によって予防もメンテナンスも受けられます。とくに自覚症状がなくても、定期検診で、いつまでもお口の健康を守りましょう。

歯磨き指導
虫歯や歯周病を予防するためには、食後に必ず歯を磨くという習慣が大切です。
唾液には口の自浄作用がありますが、睡眠中は唾液の分泌が少なくなって自浄作用が低下するため、細菌が繁殖しやすくなります。そのため、就寝前の歯磨きは特に丁寧に行なう必要があります。
上手な歯磨き方法は、以下の通りです。
歯ブラシを45°の角度にし、毛先を歯周ポケット当てる
力を入れず軽い力で磨く
大きく動かさず小刻みに動かす
歯周ポケットや歯と歯の間など、細かいところを意識して磨きましょう。間違った磨き方をしていると、予防効果は期待できません。「磨いている」と「磨けている」は違います。
毛先が届きにくい歯と歯の間などは、デンタルフロスや歯間ブラシなどを併用して磨きます。歯磨きは口の健康を維持するための第一歩であり、これがきちんとできているかどうかで、将来残せる歯の数が決まるといっても過言ではありません。一生自分の歯を使い続けられるよう、丁寧な歯磨きを心がけましょう。

定期的に検査、メンテナンスを行い新しいむし歯を作らないよう予防しましょう

むし歯は、きちんと治療することも大切ですが、またむし歯にしないように、新しいむし歯を作らないように予防することが大切です。
「治療をして、詰め物をすれば大丈夫」と考えている方も多いと思いますが、虫歯は治療してもそれで永久に持つわけではありません。治療を繰り返していくと、次第に大切な歯を失うことになるのです。二度と生えてこない健康な歯をいつまでも残すためには、大切な歯を削らないこと、予防をすることが大切です。むし歯の治療を繰り返している方は、定期的に検査、メンテナンスを行い新しいむし歯を作らないよう予防しましょう。
フッ素の役割について
食事をして口内が酸性になると、脱灰(だっかい)といってカルシウムやリンが歯から溶けだします。そこから中性、アルカリ性に戻る過程で再度表面にそれらの成分が戻るのですが、戻る時一緒にフッ素が取り込まれると鎧のように歯の表面を強くしてくれる効果があり、それが虫歯の予防になります。最近では歯磨きのペーストにもフッ素配合のものが多いので、無理に歯科医院で塗布する必要はないように思いますが、定期的にメンテナンスに訪れることをオススメしております。最近ではフッ素に限らず、リカルデントやキシリトールなど、いろいろな役割を果たすものがあるので、積極的に使ってもらうといいと思います。

PMTC
PMTCProfessional Mechanical Tooth Cleaning )とは、毎日、知らず知らずのうちに磨き残してしまった部分や歯ブラシでは磨くことができない歯周ポケット(歯と歯肉の間のみぞ)内の歯の根の部分を専門的な機械などで徹底的にクリーニングすることをいいます。
「痛い」「キーン」という、今までの歯医者さんのイメージが変わるような予防歯科治療です。
メンテナンスの期間は?
歯周病のひどい人は毎月通ってもらう場合もありますが、だいたい3カ月から半年できてください。ケースによって全く違いますが、半年も経てば汚れてくるものなので、最大で半年です。メンテナンスの期間を自分から質問する人は、勧めた時期より早めに来ることが多いようです。状態が良く頻繁に来られる方には、スタッフが歯ぐきマッサージやリップマッサージなども行っています。

保険は効きますか?
保険内でできることは保険内でやります。しかしひどい着色があってPMTC(技術者が機材を使い専門的にするクリーニング)が必要な場合などは、保険が適用にならない部分は自費となっております。

歯周病のひどい人は毎月通ってもらう場合もありますが、だいたい3カ月から半年できてください

むし歯は、きちんと治療することも大切ですが、またむし歯にしないように、新しいむし歯を作らないように予防することが大切です。
「治療をして、詰め物をすれば大丈夫」と考えている方も多いと思いますが、虫歯は治療してもそれで永久に持つわけではありません。治療を繰り返していくと、次第に大切な歯を失うことになるのです。二度と生えてこない健康な歯をいつまでも残すためには、大切な歯を削らないこと、予防をすることが大切です。むし歯の治療を繰り返している方は、定期的に検査、メンテナンスを行い新しいむし歯を作らないよう予防しましょう。
フッ素の役割について
食事をして口内が酸性になると、脱灰(だっかい)といってカルシウムやリンが歯から溶けだします。そこから中性、アルカリ性に戻る過程で再度表面にそれらの成分が戻るのですが、戻る時一緒にフッ素が取り込まれると鎧のように歯の表面を強くしてくれる効果があり、それが虫歯の予防になります。最近では歯磨きのペーストにもフッ素配合のものが多いので、無理に歯科医院で塗布する必要はないように思いますが、定期的にメンテナンスに訪れることをオススメしております。最近ではフッ素に限らず、リカルデントやキシリトールなど、いろいろな役割を果たすものがあるので、積極的に使ってもらうといいと思います。

PMTC
PMTCProfessional Mechanical Tooth Cleaning )とは、毎日、知らず知らずのうちに磨き残してしまった部分や歯ブラシでは磨くことができない歯周ポケット(歯と歯肉の間のみぞ)内の歯の根の部分を専門的な機械などで徹底的にクリーニングすることをいいます。
「痛い」「キーン」という、今までの歯医者さんのイメージが変わるような予防歯科治療です。
メンテナンスの期間は?
歯周病のひどい人は毎月通ってもらう場合もありますが、だいたい3カ月から半年できてください。ケースによって全く違いますが、半年も経てば汚れてくるものなので、最大で半年です。メンテナンスの期間を自分から質問する人は、勧めた時期より早めに来ることが多いようです。状態が良く頻繁に来られる方には、スタッフが歯ぐきマッサージやリップマッサージなども行っています。

保険は効きますか?
保険内でできることは保険内でやります。しかしひどい着色があってPMTC(技術者が機材を使い専門的にするクリーニング)が必要な場合などは、保険が適用にならない部分は自費となっております。

2018年7月30日月曜日

タバコのヤニや茶シブなどの沈着した色素を取り除き、光沢のある本来の歯面に回復します

歯周病は、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間)のプラークに潜む歯周病菌によって歯ぐきに炎症が起き、歯を支える顎の骨が溶かされてしまう病気です
ただし、初期には自覚症状がなく気づきにくいため、気づいたときにはずいぶん進行してしまっていることも珍しくありません。最終的には顎の骨が歯を支えられなくなり歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気ですので、早期発見・早期治療が大切です。歯周病は進行に応じて、歯ぐきの出血や口内のネバつき、口臭、歯のぐらつきといった症状となってあらわれます。
PMTCの効果
効果1 歯質の強化
研磨用のフッ化物入りペーストにより再石灰化(カルシウム等)を促進し、歯のエナメル質を強化します。
効果2 虫歯の予防
細菌性バイオフィルムを破壊し、プラークを除去し、再付着を防ぎ、虫歯を予防します。またエナメル質表面へのカルシウム補給を助けます
効果3 歯周病の改善・予防
歯面から歯肉縁上ならびに歯肉縁下13mmのプラークを除去することにより、歯肉の症状を改善します。また歯肉が引き締まってきますので、歯周病、歯肉炎の予防にもつながります。
効果4 審美性の向上
タバコのヤニや茶シブなどの沈着した色素を取り除き、光沢のある本来の歯面に回復します。また汚れをつきにくくします。
お口の健康を維持するには、毎日のブラッシングが欠かせません。ただし、丁寧に磨いていてもどうしても歯ブラシが届きにくい部分などに汚れが残ってしまいます。そこで活用していただきたいのが、歯科医院での定期検診です。
プロによる徹底的なクリーニングで歯をすみずみまできれいにするとともに、虫歯や歯周病にかかっていないか? その原因は潜んでいないか?をこまかくチェック。たとえ病気にかかっていても、定期的な検査を受けていれば早期に発見でき、最小限のダメージで治療ができます。当院では患者様のお口の状態に合わせた期間で定期検診を行っていますので、まずはお気軽にご相談ください。

PMTCとはプロフェッショナルクリーニング(Professional Mechanical Tooth Cleaning)の略です。歯科衛生士が専用の器具を用いて歯をすみずみまで磨き上げ、日ごろのブラッシングで落としきれない汚れや、軽度の着色をきれいに落とします。クリーニング後は歯がツルツルになり、汚れがつきにくくなります

2018年7月27日金曜日

歯の健康にとって大切なのは、虫歯や歯周病などになってから行う「治療」ではなく、病気を未然に防ぐためのケア――「予防」です

予防歯科では、口腔内の状態を確認し、むし歯、歯周病の検査、定期清掃を行います。
その他、ブラッシングや食生活の注意点、唾液・細菌検査、かみ合わせの検査なども行うことも基本的な項目です。むし歯・歯周病を未然に防ぐことは、歯だけではなく、全身の健康にも役立ち、あらゆる病気から貴方を守ります。むし歯・歯周病と生活習慣病は密接な関係にあり、最近、糖尿病・心臓病・高血圧などにも影響を及ぼしていることが分かってきています。
定期検診・クリーニングが歯を守るカギになります
皆さんはむし歯や歯周病などの治療が終わった後、予防歯科で定期検診やクリーニングを受けていますか? 日本ではむし歯や歯周病などを「予防する」という意識があまり浸透していません。ところが、予防歯科でクリーニングを受けているかどうかで、将来の歯の残存数が変わってしまうというデータがあります。グラフでもお分かりいただけるように、80歳で残っている歯の数は、予防歯科の先進国・スウェーデンと日本とで13本も違います。この数は、専門的なクリーニングによって、お口の中に細菌が棲みついている細菌の膜(バイオフィルム)を除去している国民の数と比例しています。つまり、高齢になってからも歯を残しておくためには、クリーニングなどの専門的なメンテナンスが欠かせないのです。

虫歯の進み方
虫歯は、以下のように進行していきます。初期段階である【CO:脱灰】は自覚症状がなく、ブラッシングやフッ素塗布などにより自然治癒が可能です。【C1:エナメル質の虫歯】の段階になると、すでに自然に治ることはなく、徐々に痛みや不快な症状が増していきます。重症化した【C3:神経まで達した虫歯】の段階まで放っておくと、抜歯や根管治療の必要があり、治療期間も費用もかさみます。さらに【C4:末期の虫歯】まで進行すれば、抜歯を避けられません。こうならないよう、1日でも早く虫歯治療を開始する必要があります。
予防について
歯の健康にとって大切なのは、虫歯や歯周病などになってから行う「治療」ではなく、病気を未然に防ぐためのケア――「予防」です。虫歯や歯周病になってからの「治療」は歯へのダメージが大きく、治療をしても完全に元通りにはできません。通院にかかる時間や費用も増えます。だからこそ、「予防」は「治療」よりも大切です。治療が必要になる前に定期的な予防で、健康な口腔内環境を保ちましょう。

噛み合わせの確認
噛み合わせが乱れ、歯と歯が重なっている部分があるとブラッシングが難しくなり、虫歯や歯周病が起こりやすくなります。また、噛み合わせの乱れが全身のゆがみを招くことも。噛み合わせに問題がないか確認し、問題があれば適切な治療を行います。

痛くなければ歯科に通う必要はない・・・。そう考えていませんか? 

「歯周病」は、歯ぐきや、歯を支える歯槽骨(しそうこつ)と呼ばれる土台が、細菌の感染によって壊される病気。
歯と歯ぐきの間の歯周ポケットに汚れ(歯垢/プラーク)が溜まると、歯ぐきが赤くなったり腫れたりします。その状態が進行していくと、歯周ポケットがどんどん深くなり、歯槽骨が溶けてしまうのです。土台が溶けてしまうので、歯はグラグラに。口臭がひどくなることもあります。

この状態になると、最悪のケースとしては抜歯しなくてはなりません。また「歯周病」は歯の問題だけではなく、糖尿病の合併症や心筋梗塞など、からだ全体の病気にもつながる恐れがあります。歯周病の原因としては、歯ぎしりや不規則な食習慣なども挙げられますが、最も多いのはプラークであると考えられます。「いわた歯科クリニック」では、歯周病の治療はもちろん、歯周病を予防するための専門的なクリーニングも実施。大切な歯を失わないために、定期的に来院してメンテナンスすることをおすすめいたします。
痛くなければ歯科に通う必要はない・・・。そう考えていませんか? 
皆さんに知って欲しいことがあります。それは歯には自然治癒力が無いということです。 治療をすればするほど、歯を削ることになり、歯は弱くなっていきます。理想は、治療をしないことです。治療をしても歯に詰め物や被せ物をしても、自分の歯と詰め物や被せ物の間に隙間ができてしまいます。この隙間からむし歯の細菌が入り込み、再度むし歯になっていきます。人工物をくっつけるため、これは仕方がないことです。

治療をしないように予防をすることが大切です。そして、治療をしても再度むし歯になるなど、これ以上悪化させないように早期発見をすることが重要なのです。虫歯や歯周病は 生活習慣病です。歯の健康を守るためには、日頃からしっかり予防・管理を行い、定期的 な検診による早期発見・早期予防を行いましよう。
予防・早期発見のための検査
予防・早期発見が必要と言われても、どうすれば良いのか?...その答えは『精密な検査』にあります。例えば、お腹が痛くなって病院に行った時に『薬を渡されるだけ』という事はないですよね。できるだけ『精密な検査』をしてもらえる方が、より正しい治療方法に近づいているという安心感はありませんか?しかし残念ながら歯科の場合は、今でも突然歯を削られる事は少なくありません。生涯に渡って健康でいていただくために、徹底的かつ精密に『検査』をする事で『より最適な予防方法』をご提案することが可能です。

2018年7月26日木曜日

歯周病とは、お口の中の細菌が原因となって歯の周りの骨が溶け出してしまう病気です

歯周病が進むと歯が抜けてしまうこともあります。 最近では定期的な予防(ケア)をすることにより歯周病の進行を抑えることが可能になりました。 定期的なケアを行い、いつまでも健康なご自分の歯で食事をしましょう。 当院では予防を専門とした歯科衛生士が患者様のケアをサポートいたします。 悪い歯を治すだけでなく、良い歯をいつまでもお使いいただくことが当院の掲げている目標です。
こんな方におすすめ
歯磨き時に歯肉から血が出る方
歯の着色が気になる方
口臭が気になる方
近頃、歯のすき間に食べ物が詰まりやすくなった方
虫歯になりやすい方、など
お口のお手入れと歯周病
ブラッシングなど、お手入れの状態が悪いと、歯垢(プラーク)がたまり、歯垢の中にいる細菌(歯周病菌)が、歯槽骨を攻撃していきます。30歳以上の方の80%以上の方が歯周病と言われていますが、初期の歯周病には自覚症状がほとんど無いため、気が付いた時には歯周病が進行しているこ とも少なくありません。歯周病が進行してしまうと、歯を抜く以外に治療法がありませんので、日頃のお手入れと、定期的な健診が大切になります。

以前は、「歯が痛くなったら歯医者に行く」という考えがほとんどでしたが、最近では「むし歯を予防するために歯医者に行く」という考え方がだいぶ浸透してきました。初期のむし歯や歯周病は痛みこそありませんが、知らない間に進行して、口腔内に悪影響を及ぼしています。症状が出てからでは治療が困難で、最悪の場合、歯を失うこともあります。また、いくらむし歯を治したとしても、毎日の歯磨きが行き届いてなかったり、定期的に歯のチェックを行ってなかったりすると、むし歯や歯周病の再発をくり返すことになります。
みなさまは治療が終わったあと、また虫歯や歯周病になり、歯科医院で治療を受けた経験はありませんか?もしそういう経験があるなら、それは定期的な検診や予防処置がきちんといかされていないのかもしれません。予防歯科の重要性がお分かりの方でも、ご自分のお口のリスク(虫歯や歯周病のなりやすさ)を知らなければ、予防しようがありませんよね。

メンテナンスとは、私たちお口の専門家が、歯科医院で定期的に皆さんのお口のケアを行い、お口のリスクを「検査、管理、予防」することにより、そういった治療終了後の病気の再発を予防していくことなのです。予防処置ですから、お口の環境が悪くなる前に定期的に行っていくことにより、健康なお口の状態を保つことができます。あまり知られていないのですが、実は初期の虫歯は痛みを感じませんし、歯周病も歯が揺れてくるまで気づかないことが多いのです。ですから、痛みが出たり、歯が揺れたりして歯科医院に訪れると、予想以上に治療期間がかかることはよくあります。

2018年7月25日水曜日

歯石は、プラークがミネラル分を含み、硬くなったものです。

歯周病と言っても、進行度と悪化させる原因は、一人ひとり異なります。
症状が軽い場合は、歯石を除去や歯ブラシの練習などで改善されますが、症状が重い場合、歯石の付着が多い場合は、麻酔をして歯と歯肉の境目深くに入り込んだ歯石の除去が必要になります。治療後も歯周病の進行を予防するためのアフターケアをきっちりと行います。

 プラークコントロール
歯周病は、歯と歯の間に潜むプラーク(歯垢)によって引き起こされます。歯周病治療では、歯周病の直接の原因であるプラークの増殖を抑えるために、プラークコントロールを行います。プラークコントロールは、歯ブラシを使って行うことが基本となります。当院では、歯科衛生士が患者様の状態に合った最適なブラッシング法をご指導いたします。
スケーリング
歯石は、プラークがミネラル分を含み、硬くなったものです。
スケーリングとは、スケーラーという器具で歯についた歯石を取り除く治療のことを言います。 スケーリング後、プラークや歯石は、再びザラザラした面に付着しやすいので、歯の根の部分を滑らかな形状にしていきます(ルートプレーニング)。

どうやったら歯周病を予防できるの?
歯周病を予防する為には、プラークコントロール、つまりプラーク(歯垢)を確実にきちんと取り除く事が最も大切です。まだ歯周病が進行していない方はケアーを受けていくことで、生涯歯周病から歯を守れます。そしてすでに歯周病が進行してしまっている方もあきらめずにケアーを受けていくことでその進行を止めたり遅らせたりすることができます。
また、家庭においても日々の正しいブラッシングが重要になってきます。「歯を磨いている」と「磨けている」とは全く別の事になります。
正しいブラッシング方法を行わないと、毎日磨いていても歯垢はたまっていきます。
しっかりとしたブラッシング方法の指導を受け正しいブラッシングを実践しましょう。
歯周病に年齢は関係ありません、若くてもリスクの高い方もいらっしゃれば、お年の方でほとんど歯周病が進行していない方もおられます。まずは現状を知るために医院で検査を受けることをお勧めいたします。

歯周病は日本人の成人の約8割が患者、もしくは予備軍ということをご存じでしたか?

歯ぐきの腫れや出血は歯周病の代表的な症状。「よくあること」とそのまま放置してはいませんか?大変多くの方に歯周病の疑いがあるのですから、「よくあること」と思ってしまうこともわかります。しかし、放置しておいても改善は難しいでしょう。歯周病は日本人が歯を失ってしまう原因の第一位。大丈夫と油断していると、取り返しのつかない事態をまねきかねません。
ほかでもない大切なご自身の歯です。普段からしっかりとケアすることはもちろん、気になる症状がありましたら早めのご相談を心掛けてください。
歯周病の4つの原因
歯周病菌
歯周病は細菌による感染症です。口腔内にひそむ細菌の数が多ければ多いほど、歯周病リスクが高まります。
口内環境
歯周病菌がひそむのはプラークです。十分にケアが行き届いていない場合はプラークも繁殖してしまい、歯周病菌の繁殖をまねいてしまいます。
乱れた噛み合わせ
乱れた噛み合わせは歯みがきがしづらくプラークや歯周病菌の繁殖をまねくばかりか、咀嚼圧が均等にならないため一部の歯周組織にダメージを与え、歯周病のきっかけをつくってしまいます。
全身疾患
糖尿病や高血圧など一部の全身疾患は身体の抵抗力を弱め、歯周病リスクを高めます。全身疾患を改善することで、歯周病リスクも低くなります。逆に歯周病が全身疾患を引き起こすリスクもあります。
歯周病治療には、確固たる治療の流れがあります
家庭用超音波スケーラー
<歯周病治療の流れ>全体を通じて、きちんとブラッシングできることが治療がうまくいく条件です。
①歯茎の1回目の検査(歯と歯茎の境目に歯周ポケットという隙間が出来るので、その深さを測ることでどのくらい歯周病が進んでいるかを調べます)
②歯石取り(初めは浅い部分の歯石を取って、歯茎の回復具合を見るために待ちます)
③歯茎の2回目の検査(1回目に比べて、どのくらい良くなったのか、まだ治りの悪いところはないか検査します)
④第2段階の歯石取り(最初の歯石取りでは取り切れない深い部分の歯石を取り除きます。場合によっては麻酔します)
⑤より精密な詳しい歯茎の検査(第2段階の歯石取りでどのくらい歯茎が回復したのかをみます)
⑥定期的なメインテナンス(せっかく良くなったのですから、その状態をキープすることが大事です)
*上記の流れのなかで、どうしても治りが悪く、再発の危険性が高い場合は、歯茎を外科的に切開し、中をきれいにする手術(歯周外科)が必要な場合もあります。 歯周病の治療は、その性質上、ある程度の期間はかかってしまいます。また、保険内診療ですので、歯石取りと検査の間隔は一定期間空けなくてはなりません。 なかなか効果が見えにくい治療ですので、お口の中の写真やレントゲン写真等でしっかりご説明させて頂きます。
歯を長持ち出来るかどうかは、歯周病へのアプローチ次第です。

2018年7月23日月曜日

歯を削る音のしない落ち着いた空間でリラックスしながら

歯周病は歯槽膿漏とも言われ、成人の10人中8人がかかっていると言われ、歯を失う原因のナンバー1も歯周病といわれています。その原因は、歯磨きだけでは落とせない
歯のぬめり(バイオフィルム)や、歯石の中にいる歯周病にあります。歯周病になると、歯茎に炎症(出血・腫れ)が起こり、膿が出て口臭も強くなります。症状がひどくなってくると歯を支えている歯槽骨が溶けてしまい、揺れてくると最悪の場合歯が抜けてしまいます。また、歯周病は虫歯と異なり、ほとんど痛みがないので気づかないうちに進行し、一度溶けてしまった骨は、特別な手術をしない限り増えることはありません。歯周病や虫歯を抑えるためには、定期的に歯科医院で歯のお掃除「PMTC」を受けていただくことが大変効果的です。そこで、とみなが歯科医院ではより多くの方に1本でも多く、ご自身の歯でいつまでも食べていただけるように、お口のお掃除専門棟「tooth salon HERB」ができました。

歯を削る音のしない落ち着いた空間でリラックスしながら
PMTCを受けていただくことができます。また、tooth salon HERBでは、患者さまに合わせたお口のケアを行っており、10年間で95%の歯を予防した実績ががあります。PMTC以外には、定期健診や歯科ドッグ、ホワイトニング等のメニューもご用意させていただいております。みなさまが、健康で毎日おいしく食べていただけると共にお口の健康を維持できるように最善の予防をさせて頂きます。
軽度歯周病
プラーク(歯垢)や歯石が、歯と歯肉の間にたまり、細菌が繁殖しはじめた状態です。歯肉に炎症が見られ、腫れや出血があります。
軽度歯周病であれば、歯科衛生士によるブラッシング指導や数回のクリーニングなどで回復することが可能です。

中等度歯周病
歯肉からの出血が多くみられ、歯石が目立つ状態です。歯を支える骨も後退しはじめ、歯がグラつきはじめます。
中等度歯周病では、歯周ポケットの歯石を取る治療が必要となります。数回の歯石除去を行い、歯肉の状態が改善された後に再検査します。進行具合によっては、歯周外科治療も必要な段階です。

重度歯周病
重度歯周病は、歯肉が化膿によって真っ赤に腫れ、歯を支える骨もかなり後退し、歯がグラグラと動く状態です。
多くの場合、歯周外科による治療が必要となります。残念ながら抜歯となる可能性もありますので、ここまで悪化する前に治療をお受けください。

歯周病を予防するには、早期発見・早期治療が欠かせません

「ブラッシングの際に血が出る」「歯ぐきが腫れている」といった症状がありませんか? もしかしたらそれは、歯周病の兆候かもしれません。日本は「歯周病大国」と呼ばれており、30代の約8割が歯周病だといわれています。歯周病は、歯周細菌と呼ばれる細菌が、歯茎の内側に入り込むことで発生します。
歯周病が進むと、歯ぐきだけではなく、歯を支えている顎の骨(歯槽骨)にまで炎症が及びます。進行を抑えられなければ歯を支えることが困難になり、最終的には歯を失ってしまう恐ろしい病気です。
歯周病を予防するには、早期発見・早期治療が欠かせません。
歯磨きをしない
お口の中に食べかすや歯周病菌が残ってしまい、虫歯や歯周病の原因になります。
タバコを吸う
タバコを吸うと血行が悪くなり、歯を支えている組織にも悪影響が出ることで、歯周病が進行してしまいます。
ストレスが日常的にかかる状況にある
精神的ストレスのせいで体の抵抗力が弱くなったり、食生活が変化したりすると、歯周病が悪化しやすくなります。
歯ぎしり・噛み締め
無意識下の歯ぎしり・噛みしめも、お口の健康にとって大敵です。顎や歯周組織に負担をかけた結果、歯肉が弱まり、歯周病が急速に進行します。
口で呼吸をする癖がある
口の中が乾燥すると歯石が付着しやすくなります。唾液による自浄作用もなくなってしまい、歯周病菌の温床となります。
栄養が偏った食事、偏食傾向が強い
食生活の乱れや偏食などによって体の抵抗力が弱まると、歯周病になりやすくなります。
PMTCとは、Professional(専門家が) Mechanical(専用の機械で) Tooth(歯面を) Cleaning(クリーニングする)の略で、歯科医師・歯科衛生士が機械を使って行う、本格的な歯のお掃除のことです。お口の中にはホームケアだけでは取り切れない歯石・汚れ・バイオフィルム(口の中の細菌の巣)などが付着しています。毎日の歯磨きにプラスして、定期的に歯科医院へ通い、歯にこびりついた頑固な汚れを落としていくことが大切です。

2018年7月20日金曜日

ブラッシング時に歯ぐきから出血することがありますが、まだ痛みはありません

日本人成人の80パーセント超が歯周病日本人成人の80パーセント以上が歯周病にかかっており、歯を失う原因のトップが歯周病、というお話をご存じでしょうか。とはいえ、「自分は歯周病ではない」と思われる方も多いかもしれません。初期の歯周病は自覚症状がないという点が、歯周病の怖い面でもあるのです。

「歯ぐきから血が出る」「歯ぐきが腫れる」「歯がグラグラしている」「臭が気になる」などの自覚症状が出る頃には、歯周病はかなり進行してしまっています。そのまま放置していると、歯を支えている歯槽骨が溶け、歯が抜け落ちてしまうリスクが高まります。歯周病は治療をすれば、進行を食い止めることができます。ですが、一度溶けてしまった歯槽骨は、簡単には元に戻すことできません。
初期
ブラッシング時に歯ぐきから出血することがありますが、まだ痛みはありません。
歯周ポケット(歯と歯ぐきの溝)の深さ:4mm程度 ※健康時の深さは3mm以下

中期
歯ぐきが炎症を起こし、赤く腫れています。顎の骨が溶けはじめ、歯はぐらぐらしはじめます。
歯周ポケットの深さ:46mm

末期
顎の骨が大きく溶かされ、歯ぐきから膿が出ることで口臭が増します。歯は大きくぐらぐらし、最終的には抜け落ちてしまいます。
歯周ポケットの深さ:6mm以上
「歯医者とは、歯が痛くなってから行く場所」というイメージは、とて も根強いものです。しかし、虫歯になったら削り、また再発したら削り……ということをくり返していては、その歯を失うのを待っているのと同じこと。

近年では歯科医院の役割が見直され、「痛くなる前に行く場所」という考えが浸透しつつあります。「なる前の診療」で虫歯や歯周病を予防すれば、大切な歯が守られ、また治療の痛みや費用の負担も抑えられます。ご自身のために、予防歯科に通う習慣を身につけましょう。