2018年7月19日木曜日

皆さまは歯を失う原因についてご存知でしょうか?

それは「歯周病」と「虫歯」の2つが大きな原因です。割合で言うと「歯周病 42%」「虫歯 32%」とされています(厚生労働省調査)。それ以外にも、「外傷(ぶつけたりなど)で歯が抜けてしまう」「矯正治療での抜歯」など理由はありますが、大多数が「歯周病」「虫歯」の2つに集中しています。

この「歯周病」と「虫歯」になる主な原因、それは歯垢です。つまり歯垢を毎日しっかりと取り除くことができれば、歯周病や虫歯になるリスクを抑えることができます。歯並びが悪いと歯垢が溜まりやすくなり、その結果、歯周病や虫歯が発生するリスクへとつながります。歯列矯正をすることは歯磨きがしやすくなり、歯垢が溜まりにくくなるので口腔内環境が整い、歯周病や虫歯の発生を未然に防ぐことにもつながるのです。
歯周病の進行段階
軽度歯周病
歯周ポケットの深さが2mm程度。
自覚症状はほとんどありませんが、ブラッシングで歯ぐきから出血することがあります。

中等度歯周病
歯周ポケットの深さが46mm程度。歯ぐきが炎症を起こし、赤く腫れます。顎の骨が溶かされていきます。
重度歯周病
歯周ポケットの深さが6mm以上。顎の骨が半分以上溶け、歯がグラグラになっています。
膿がたまり、悪臭も放ちます。そのままにしていると歯が抜け落ちてしまいます。

歯周病の治療方法
軽度であれば、歯石などを取り除くクリーニング、TBI(衛生指導)を行います。
重度歯周病だとSRP(歯周ポケットに入り込んだ歯石や炎症を起こしている組織を専用の器具で除去)を行います。当院では、経験豊富な歯科衛生士が担当します。重度の歯周病は、SRPとブラッシング指導を通して治していきましょう。歯周病は、日々のブラッシングや定期健診で十分予防できます。歯磨きの仕方をしっかり習得し、自らの歯を守る意識を持つことが大切です。

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