2018年7月13日金曜日

むし歯や歯周病は生活習慣病の要素も強く、生活習慣を変えることでそのリスクを減少させることができます

歯石がたまってしまうと、歯周病や口臭の原因となることもあります。ですから定期的に除去することをお勧めします。

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning
毎日の自分で行なう歯磨きで落ちない歯の汚れをプロの手できれいにクリーニングするのが「PMTC」です。歯のエステと呼ばれることもあり、予防歯科のメニューの中でも重要になっています。矯正装置やブリッジなどでブラッシングしにくいところがある方は、ぜひご利用ください。歯周ポケット内の歯の根の部分もキレイに磨き上げて汚れを取り除きます。
フッ素
フッ素には歯の質を強くして、酸に溶けにくい歯にしたり、歯から溶け出したカルシウムやリンの再沈着を促進したり、ブラッシングで落としきれなかったプラーク中のむし歯原因菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑制するなど、むし歯になりにくくする働きがあります。とはいえフッ素は万能でありません。あくまで歯をコーティングするだけなので、剥がれてしまったら膜を貼りなおさなければなりません。そのためにも定期健診が必要です。

生活指導
むし歯や歯周病は生活習慣病の要素も強く、生活習慣を変えることでそのリスクを減少させることができます。患者様の日常生活をお伺いし、たとえばおやつや甘い物の量と回数を減らしたり、だらだら食べるなどの悪習慣をやめるように指導いたします。
歯の表面にある白い付着物がプラークです。プラークは食べカスとは違います。生きた細菌(バクテリア)の集合体です。この中に虫歯菌や歯周病菌も含まれています。歯周病はこれらの菌による感染症で、サイレントディジィーズ(沈黙の病気)と呼ばれ、進行するまで症状がありません。歯ぐきが腫れたり歯がグラグラしたりし始めたときには、かなり進行した状態になっています。1020年以上かけて歯周病が進行していった結果です。

歯周病を予防するためにはブラッシングによってプラークを徹底して除去していくことが必要です。これをプラークコントロールといいます。プラークコントロールが徹底されていれば、歯石はつきません。永広歯科では、プラークを効率よく除去して虫歯や歯周病を予防するためのブラッシング指導を行っています。36ヶ月に1回の定期健診を利用してお口の健康を維持していくことをお勧めします。また、位相差顕微鏡によって患者様ご自身の目でプラーク中の細菌を確認していただくこともできます。

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