2017年12月29日金曜日

近年、厚生労働省の調査によると、「成人の約7割が歯周病に感染している」という報告があります

40才以上では5人中4人は歯周病にかかっていると言われ、もはや歯周病は国民病といえるのかも知れません。歯周病は歯垢が石灰化して歯石に変わると、歯と歯ぐきの間に歯周ポケットと呼ばれる溝ができ、その中に細菌が溜まり始めます。

歯ぐきが炎症を起こし、歯周ポケットの奥深くまで広がると、歯根膜や歯槽骨が細菌によって溶かされ、歯を支えきれなくなってきます。治療をせずに放置しておくと、最終的に歯を失います。歯周病の初期段階ではこれといった症状がほとんどありません。しかし症状が現れたころにはかなり進行していて既に手遅れというケースがほとんどです。

歯周病の最大の原因はプラーク(歯垢)
歯周病は様々な要因が複雑に絡み合って起こりますが、最大の原因はプラーク(歯垢)です。プラークはただの食べカスではなく細菌の塊です!この細菌の産生する毒素が歯周病の発生・進行に非常に大きく関わってきます。
PMTC(プロによる歯のクリーニング)
PMTCとは、Professional(専門家が)Mechanical(専用の機械で)Tooth(歯を)Cleaning(クリーニングをする)の略語です。つまり、歯科医師や歯科衛生士が専用の機械を使って行う本格的な歯のお掃除になります。いくら毎日丁寧にブラッシングなどのケアをしていても、取り切れない歯石や汚れ、バイオフィルム(細菌の巣)などが付着しています。こういったものがたまると歯周病や虫歯の原因になってしまいます。毎日のブラッシングに加え、歯科医院で定期的なクリーニングをしていきましょう。
PMTCの効果
美しい歯
歯の表面の汚れをとりきれいに磨きます。また、歯の表面へのフッ素塗布により、汚れをつきにくくします。多少の汚れやざらつきなどはツルツル、ピカピカに磨きあげられます。
予防
汚れをとることで歯肉の腫れがおさまり、歯肉が引き締まってきますので歯周病、歯肉炎の予防効果があります。歯磨きでは落とせないむし歯の元になる細菌の塊を磨き落としますので定期的なクリーニングはむし歯予防に最適です。口臭の原因の一つである細菌をきれいに取り除きます。定期検診で再発防止

2017年12月27日水曜日

歯磨きは毎日行うものですが、完璧に磨ききれている人はほとんどいません

予防歯科とは、虫歯になる前の予防を大切にする歯科治療です。 特に乳児期から小児期における習慣が後々歯並びや噛み方に影響し、ひいては歯周病や虫歯の原因となります。 そういったことを解明し、早期発見・早期治療・早期予防に取り組んでいます。
予防歯科

PMTCProfessional Mechanical Tooth Cleaning
PMTCとは、専用の器具を用いて行うプロによる歯のクリーニングのことです。毎日のブラッシングで落としきれなかった汚れを完全に除去し、むし歯や歯周病を防ぎます。どんなに毎日丁寧に磨いていても、磨き残しはどうしても出てしまうものです。歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)には歯ブラシが届かないのです。PMTCをすることにより、自身では取り除けない汚れを除去し口腔内を清潔に保ちます。
歯磨き指導
歯磨きは毎日行うものですが、完璧に磨ききれている人はほとんどいません。そこで当院では正しい歯磨きの方法について指導を行っています。歯の位置や年齢によって磨き方を変える必要があります。自己流の磨き方を正し、最適な方法を習得して虫歯や歯周病を予防しましょう。

歯周疾患の改善及び進行防止
ご自身では、磨きにくい部位の歯垢(細菌の塊)を完全に除去し、歯肉の状態を健康にします。

むし歯の予防
ブラッシングだけでは落とすことの出来ない歯垢(細菌の塊)を破壊し、フッ素塗布で歯垢(細菌の塊)の再付着を防ぎむし歯の発生や進行をおさえる事が出来ます。
歯質の強化
歯垢(細菌の塊)を取りきった歯の表面に直接フッ化物入りペーストを用いることで歯の再石灰化(歯を強くする)を促進することができます。

審美性の向上
ステイン(タバコのヤニ、コーヒー、お茶などの着色)を除去し、光沢のある歯の表面を回復することができます。

歯石はお口の中の細菌が固まってできます。人によってそのサイクルは異なります。ついたらすぐ取ることが大切です

定期検診を大切にしましょう!
治療後には、3~12ヶ月で定期検診のご案内をしています。虫歯も歯周病も進行してから時間をかけて治療をするより、事前に防げれば良いですよね。

虫歯予防にはフッ素塗布がおススメ!
フッ素に虫歯を予防する作用があることをご存知の方も多いのではないでしょうか?
フッ素を含むゼリータイプの塗布剤で歯をコーティングすることによって虫歯を予防することができます。
プロによるクリーニング「PMTC」とは?
毎日の歯磨きで隅々までしっかり磨いているつもりでも、どうしても歯ブラシの届きにくい所があります。
普段のブラッシングで磨けていない歯のクリーニングを歯科衛生士が専門的な器械を使って行うのがPMTCです。

PMTCの効果
 虫歯の原因菌の菌力を弱める
 虫歯になりにくくになる
 歯周病や歯肉炎の予防
 きれいな歯を保ち口臭を予防
予防歯科の重要性
早期発見すれば早期治療できる
定期的にお口の検査を受けることによって、お口の中のトラブルを早く発見することができます。虫歯は早期発見すれば早期治療が可能になり、削る範囲も少なくてすみます。これにより、治療にかかる期間や費用も抑えることができるのです。

虫歯や歯周病を防げる
毎日歯みがきを行っていても、どうしても落としきれない汚れがたまってしまいます。定期的に予防歯科に通って歯のクリーニングを行うことで、虫歯や歯周病にかかるリスクを減らせます。またフッ素の塗布も虫歯予防に効果的です。

さまざまなお口まわりの悩みを解決できる
お口の中を定期的にクリーニングすることで、虫歯だけでなく、口臭なども防ぐことにつながります。また歯の表面を磨くことで着色汚れを目立たなくすることも可能。このように定期的なクリーニングは、お口のさまざまなお悩みを解消できるのです。

2017年12月26日火曜日

歯周病は、歯垢(プラーク)の中に含まれる細菌が引き起こす感染症です

はじめは歯肉が炎症を起こして腫れる歯肉炎になり、そのまま放置しておくと、歯を支える骨(歯槽骨)がやがて溶けてしまう歯周炎へと悪化します。歯肉炎と歯周炎を総称して歯周病といいます。現在、日本の成人の80%以上の方が歯周病の何らかの症状があるといわれています。
歯周病は、その進行程度により一人ひとり異なるので、その方にあった治療方針を立てていきます。
歯周病の原因
お口の中には、およそ400種類の細菌が住んでいます(口腔常在菌)。これらの細菌はとくに悪い影響を与えることはありませんが、ブラッシングが十分でなかったり、砂糖を過剰に摂取したりすると、細菌がネバネバした物質を作り出して歯の表面に付着します。これを歯垢=プラークといいます。
プラーク1mgの中には約10億個の細菌が存在するといわれ、虫歯や歯周病を引き起こします。その中で歯周病を引き起こすとされる細菌は10種類以上あります。
プラークは粘着性が高く、うがい程度では落ちません。このプラーク中の細菌が毒素を出し、歯肉に炎症を引き起こします。

歯周病は歯をささえる骨や歯肉の病気です。たとえば家を想像してみてください。家は土台がしっかりしていないとぐらついてきて、ついには倒壊してしまいます。実は、歯周病もこれと同じことがいえるのです。歯周病は、歯の土台である歯槽骨がだんだんと溶けていき、ついには歯が抜け落ちてしまう怖い病気です。

ではここで歯周病のメカニズムを見てみましょう。歯に付着している歯垢が石灰化し歯石になると、歯と歯肉の付着部分に隙間ができます。これを歯周ポケットといい、ここに細菌などが溜まると炎症が起きます。さらに炎症が歯肉内部に広がると歯根膜や歯槽骨が破壊され、歯を支えきれなくなります。これを治療せずに放っておくと、歯の土台となる歯槽骨まで溶けてしまい、最終的に歯を失ってしまいます。
近年、厚生労働省の調査によると、日本人の約8割が歯周病にかかっているという結果が報告されています。歯周病の恐ろしさは、初期段階では自覚症状がほとんどとないこと。歯のぐらつきや、歯ぐきからの出血などの症状が現れたときにはかなり進行していて、すでに手遅れという場合がほとんどです。驚くことに、40才以上の5人のうち4人は歯周病にかかっているといいます。もはや、歯周病は「国民病」と言えるのかもしれません。

歯周病治療や予防歯科をお探しなら吉野町駅すぐの優歯科クリニックへお越しください。

進行してしまった歯周病は口腔内だけでなく、 全身の疾患やバランスの崩れをもたらします。早期発見と早期治療で、トラブルを最小限に留めましょう。また、虫歯や歯周病は防ぐことがベストです。そのために、予防歯科もご活用ください。

成人の約8割が歯周病予備軍です
私たちにとって非常に身近な病気である歯周病。なんと成人の8割が予備軍とも言われ、さらに日本人が歯を失う原因の第一位でもあります。 しかし、初期段階では自覚症状が感じられないため治療が遅れてしまうケースが多々あるのです。歯茎から出血がみられる頃にはすでに重症化している場合もあり、 最悪の場合は歯がグラグラしたり、抜け落ちたりしてしまいます。
歯周病の原因とは
歯に付着した歯垢や歯石内で歯周病菌が繁殖します。これが原因で、 歯茎が慢性的な炎症に陥り、その後徐々に歯茎はもちろん、顎の骨を溶かしていってしまいます。歯周病の原因は、歯垢と歯石歯を丁寧に磨かないと、歯の表面に歯垢がつきます。 歯垢は、食べ物のカスではなく、口の中にいる細菌が固まりを作ったものです。 細菌は、食べ物のカスなどを栄養にして繁殖しながら毒素を作り出し、歯茎に炎症をおこさせます。 
歯石は、歯垢に唾液中のカルシウムにリンがくっついて固まったもので、歯の付け根によくできます。 表面がざらざらしているので、歯垢がつきやすく、ますます細菌の素と化することになります。 ですから、歯石は早めに歯科院に取り除いてもらいましょう。 歯の手入れを怠ること以上に大きな原因となるのが、喫煙です。 
喫煙者は非喫煙者に比べて断然リスクが高いといわれております。 タバコの歯周病への害はあまり知られていませんが、歯周病の怖さとともに認識しておかなければならないのです。 歯周病の予防はなんといっても、丁寧な歯磨きが大切になります。 歯周病予防には歯垢を除去すること、つまり毎食後丁寧な歯磨きをすることが一番で、もちろん虫歯予防も兼ねています。 
食物繊維をたくさん含んだ野菜などを食べたり、ビタミンCを取り入れたり、 砂糖が配合されたケーキなどを避け、食べたらすぐ歯磨きの習慣をつけることで、歯周病の予防に繋がります。 普段からのケアに気を使い、健康な歯にしていきましょう。 以上が、歯周病の怖さについてでした。 是非こちらを参考に、歯周病予防に努めてみてはいかがでしょうか。

PMTCを受けましょう
歯周病治療後のメンテナンス時にPMTCを行います。PMTCは、歯科医院でクリーニングペーストと専用の機器を使用して行う口腔内のクリーニングの事です。歯周病はバイオフィルムにより、歯周ポケットなどの歯周組織でどんどん進行していきます。PMTCでは、日頃の歯磨きでは落とせない歯周病の原因であるプラークや歯石などのバイオフィルムを、確実に除去することができます。

2017年12月23日土曜日

歯は年齢や性別、そして個人によって形状がまったく異なります

歯医者に通うのは、歯が痛み出してから――。おそらく、そんな方が多いのではないでしょうか?しかし、虫歯は痛み出した時点でかなり進行していることが多く、治療のためには歯を削る必要が出てくるのです。治療のために歯を削ることも、歯にとってはダメージとなります。虫歯や歯周病に対してもっとも効果的なのは、症状が出てからの治療ではなく、「予防」です。

歯科先進国である欧米諸国では、この予防歯科の考え方が一般にも浸透しています。そして日本でも、この流れを受けて「予防」が身近なものになりつつあるのです。今までの「治療は痛み出してから」という考えをなくし、健康な歯をいつまでも保つため、予防を始めましょう!
TBI
歯は年齢や性別、そして個人によって形状がまったく異なります。つまり、個人に合わせたブラッシングをしなければ正しいケアはできないのです。TBITeeth Blushing Instruction)は、患者様個人に合わせたブラッシング指導。的確にプラークを除去できる正しい方法を学びましょう。

プロによる徹底的なクリーニング 「PMTC
PMTCとは、専用の器具を用いて行うプロによる歯のクリーニングのことです。毎日のブラッシングで落としきれなかった汚れを完全に除去し、虫歯や歯周病を防ぎます。どんなに毎日丁寧に磨いていても、磨き残しはどうしても出てしまうものです。歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)には歯ブラシが届かないのです。PMTCをすることにより、自身では取り除けない汚れを除去し口腔内を清潔に保ちます。
定期検診を受けましょう!
歯の健康のためには、日頃からフッ素入りハミガキを使って、丁寧に歯を磨くこと、そして、定期的に検診を受けることが大切です。治療などの必要がなくても、少なくとも1年に12回は受診するように習慣づけましょう。口の中をチェックしてもらったり、歯みがきでは落とせない歯石や着色汚れなども落としてもらったりすれば、虫歯や歯周病の予防にも効果的です。

歯周病は、歯を支える周りの歯槽骨が減り、歯が最後には脱落する病気です。

歯茎から出血したり、歯がグラグラしている場合は、歯周病の疑いがあります。国民のほとんどが罹患する可能性の高い、国民的文明疾患であり、生活習慣由来のものです。歯ブラシのみの予防法では、進行が止まらなくなりつつあります。理由を考え、対策を立てるのが一番です。
歯周病の大きな原因はプラークと呼ばれる歯垢です。
歯垢はむし歯、歯周病の原因となる微生物のかたまりで、1mgあたりに約1億個の微生物が活動をしています。歯垢が石灰化した歯石も歯周病の原因のひとつで、歯石はブラッシングだけで取り除くことはできません。またタバコも歯周病の原因の一つです。タバコを吸うと血液の循環が悪くなり、歯茎の再生能力が弱くなるため歯周病が進行してしまいます。歯周病は歯周ポケットと呼ばれる歯肉の下に隠れて増殖していくこともあり、なかなか自覚症状の出にくい病気です。

20代以降の日本人の7割以上」と言ってもピンと来ない方もいるでしょう。自分はかかっていないし、周りにもかかっている人がいないのに、7割以上というのは少し誇張した数字と思われるかもしれません。しかし、この点こそが、歯周病が非常に恐ろしい病たる所以といってもいいでしょう。

歯周病は、その進行の段階で虫歯のような激しい痛みが出ることはありません。ですので、痛みという歯医者へ向かうきっかけがないため、ずるずると進行を進めてしまう方が沢山いらっしゃるのです。自覚症状が全くないというわけではないのですが、知らず知らずのうちに症状が進行するという意味で「沈黙の病」と言っても過言ではないと思います。そうした病気であることをしっかりと認識し、早めの対処をすることをオススメします。
20代以降の日本人の7割以上」と言ってもピンと来ない方もいるでしょう。自分はかかっていないし、周りにもかかっている人がいないのに、7割以上というのは少し誇張した数字と思われるかもしれません。しかし、この点こそが、歯周病が非常に恐ろしい病たる所以といってもいいでしょう。

歯周病は、その進行の段階で虫歯のような激しい痛みが出ることはありません。ですので、痛みという歯医者へ向かうきっかけがないため、ずるずると進行を進めてしまう方が沢山いらっしゃるのです。自覚症状が全くないというわけではないのですが、知らず知らずのうちに症状が進行するという意味で「沈黙の病」と言っても過言ではないと思います。そうした病気であることをしっかりと認識し、早めの対処をすることをオススメします。

2017年12月22日金曜日

オールセラミックとは、金属をいっさい使用しないセラミック100%の素材でインレー(詰め物)やクラウン(被せ物)の治療に用いられます

メタルフリーとは、銀歯などの金属を使わないで、セラミックやジルコニアなどのノンメタルの素材を使って治療をすることです。これにより金属アレルギーや金属イオンによる歯ぐきの黒ずみが解消されます。また、見た目も金属を使用しないので、白く天然歯に近い自然な仕上がりを得ることができます。今後の歯科治療は金属の治療から金属を使用しないメタルフリーの治療がスタンダードとなっていくと言われています。当院でもメタルフリーの治療を行っておりますので、ご興味がある方はお気軽にご相談ください。

ハイブリッドセラミック
ハイブリットセラミックとは、セラミックに微量のプラスチックが混ざった新しい歯科治療用の材料です。奥歯のように噛む力が強くかかる部位や、歯と歯がぶつかり合う部分の歯科治療に広く用いられてます。強度の他に、噛み合う相手の歯を傷めない優しさをもっています。
オールセラミック
オールセラミックとは、金属をいっさい使用しないセラミック100%の素材でインレー(詰め物)やクラウン(被せ物)の治療に用いられます。透明感があり、ごく自然な色調が得られます。耐食性にも優れていますので従来の歯のクラウンとは違い、比較的長期間状態をキープすることが可能です。治療には体にやさしいセラミックを使用しますので、金属アレルギーのある方にも安心してお使い頂けます。

ジルコニア
ジルコニアは、複合材料としては既に人工ダイヤモンド、セラミックス性刃物に、また車の耐熱耐蝕用素材として、さらに医療用としても10年以上前から人工股間節の骨頭などに応用され、優れた生体親和性と非常に高い強度を持っています。ここ数年で歯科の分野でもクラウンなどに幅広く使用されるようになってきいてます。ジルコニアの優れている点は、従来の保険治療などで使用される金属やレジン樹脂に比べ、審美性、強度、口腔内での腐食がないというところが優れている点です。また、セラミックと比べても強い衝撃に強く近年注目されている素材です。
【ラミネートベニア】白い"歯の板"を貼り付ける治療法
歯の表面を薄く削り、白いセラミックを貼り付ける治療方法です。みなさんもよく使っているネイルチップ(付け爪)みたいなものを想像してください。歯の隙間をこのチップで隠すことで、「すきっ歯」の治療にも有効です。
<ラミネートベニアのメリット>
・歯を削る量が少なく、治療回数を減らすことが可能
・ホワイトニングに比べ後戻りがない
・すきっ歯などの小さな乱れを、矯正治療を行わずに短期に治すことができる

<ラミネートベニアのデメリット>
・歯を少し削る必要がある

歯周病は、歯垢(プラーク)の中に含まれる細菌が引き起こす感染症です

はじめは歯肉が炎症を起こして腫れる歯肉炎になり、そのまま放置しておくと、歯を支える骨(歯槽骨)がやがて溶けてしまう歯周炎へと悪化します。歯肉炎と歯周炎を総称して歯周病といいます。現在、日本の成人の80%以上の方が歯周病の何らかの症状があるといわれています。
歯周病は、その進行程度により一人ひとり異なるので、その方にあった治療方針を立てていきます。

歯周病の原因
お口の中には、およそ400種類の細菌が住んでいます(口腔常在菌)。これらの細菌はとくに悪い影響を与えることはありませんが、ブラッシングが十分でなかったり、砂糖を過剰に摂取したりすると、細菌がネバネバした物質を作り出して歯の表面に付着します。これを歯垢=プラークといいます。プラーク1mgの中には約10億個の細菌が存在するといわれ、虫歯や歯周病を引き起こします。その中で歯周病を引き起こすとされる細菌は10種類以上あります。プラークは粘着性が高く、うがい程度では落ちません。このプラーク中の細菌が毒素を出し、歯肉に炎症を引き起こします。
 http://www.zetadental.jp/
基本治療
歯周病(歯槽膿漏)は、プラーク(歯垢)の中に含まれる歯周病菌の増殖による感染症です。まずは、歯周病菌を減少させるために、歯垢やそれが硬化した歯石を取り除き、炎症の軽減を行います。このように、清潔な状態を保つための治療を「初期治療」と呼びます。

プラークコントロール(ブラッシング)
プラークコントロールとは、虫歯や歯周病(歯槽膿漏)の原因になるプラーク(歯垢)を減らすことを言います。主な治療は、患者様ご自身によるブラッシング(歯みがき)です。毎日ブラッシングをしていても磨き残しがあれば、虫歯や歯周病(歯槽膿漏)になってしまいますので、歯科医院で正しいブラッシング指導や、食生活のアドバイスなどを行います。

予防
汚れをとることで歯肉の腫れがおさまり、歯肉が引き締まってきますので歯周病、歯肉炎の予防効果があります。歯磨きでは落とせないむし歯の元になる細菌の塊を磨き落としますので定期的なクリーニングはむし歯予防に最適です。口臭の原因の一つである細菌をきれいに取り除きます。

定期検診で再発防止
歯周病の治療で一番大切なのは、安定化した後の定期検診です。歯周病の症状が改善されたからと言って油断はできません。慢性疾患である歯周病は定期検診を続けないとほとんどの人が再発してしまいます。再発防止のために定期健診を受けて、健康な歯を保ちましょう。

2017年12月21日木曜日

歯周病ってどうすれば予防できるのですか?

歯周病ってどうすれば予防できるのですか?歯周病とは、まさに言葉どおり歯の周り(歯の周りとは歯肉や歯槽骨など)の病気で、歯茎が赤く腫れ、痛みや膿の排出を伴うこともあれば、急性症状が出ず歯ぐきが後退し歯根がどんどん露出することもあります。歯ぐきの中では骨が溶け、歯がぐらぐらと揺れてきます。場合によっては歯並びが変わることもあります。
http://www.zetadental.jp/
このように、歯周病は歯の土台となる部分が溶けていくような状態になり、噛む能力が減退し、いずれ歯を失うことになる病気です。時にはピカピカの無傷の歯がぐらぐらと抜け落ちてしまいます。自分の歯と長く付き合うためにも、歯科医院で定期健診を受けることや、毎日歯磨きをすることが大切です。

歯周病ってどうすれば予防できるのですか?
歯周病の主な原因はプラークですので、プラークを確実に取り除くこと(プラークコントロール)が大切です。プラークコントロールの基本は毎日の歯みがきです。まずは自分に合ったプラークコントロールを歯科医院で教わりましょう。

また歯周病には生活習慣が関係しています。栄養バランスのとれた規則正しい食生活を心がけるとともに、体の免疫力を低下させないために禁煙やストレス解消も効果的です。3カ月~半年に1度は歯科医院で定期健診を受けて、歯周病を予防しましょう!
歯周病の治療ってどんなことするのですか?
歯周病はその進行の程度により、いくつかの治療が適応されます。基本的な治療として、正しい歯みがきの方法をマスターしてもらうとともに、歯石を取り除き、歯の根の表面を滑らかにしていきます。初期の歯周病ならばほぼ改善されます。

それでも治りきらない進行した部位には、外科的にポケットの深さを減少させる手術を行う場合もあります。 (歯周病治療は、あなたと歯科医師・歯科衛生士が協力して治していく病気です。そして何よりも大切なのは、あなた自身が本気で歯周病を治そうと強い意志を持つことです。)

歯周病は、成人の7割以上がかかっているといわれるお口の病気です

歯周病は、プラーク(歯垢)に潜む歯周病菌が原因で、歯ぐきなどの炎症を引き起こす病気です。進行すると歯を支えている骨が溶け、最後には歯が抜けてしまう怖い病気です。しかも初期段階では自覚症状がなく、激しい出血や痛み、歯の揺れなど明らかな自覚症状が出る頃には、重度の歯周病になっていることも珍しくありません。
早期発見・早期治療のため、定期的な検診をおすすめします。

歯肉炎
歯ぐきが炎症をおこして腫れています
歯周病の初期段階。歯と歯ぐきの境目にプラークが溜まり、歯ぐきが炎症を起こして赤く腫れています。痛みはありませんが、歯ブラシの際に稀に出血することがあります。歯科医院で行うスケーリング(歯石の除去)と、毎日のブラッシングでプラークをしっかり除去することで、健康な状態に戻すことができます。
軽度歯周炎
歯周ポケットができ、出血もみられます
歯ぐきの炎症が進み、歯から歯肉が剥がれて歯周ポケットができます。歯ブラシの際に出血することがありますが、この時点ではまだ痛みがありません。歯科医院で行うスケーリング(歯石の除去)と、毎日のブラッシングでプラークをしっかり除去することで改善します。
中度歯周炎
歯ぐきの奥まで歯石ができ、歯を支える骨が溶ける
歯周ポケットが深くなり、歯を支えている骨(歯槽骨)が溶け始めます。あわせて歯肉も下がるため、歯が伸びてきたように見えます。歯ぐきの出血に加え、歯が揺れる、痛みや違和感などの症状が出ることがあります。スケーリングや、ルートプレーニング(歯ぐきの中に入り込んだ歯石の除去)による治療を行います。

重度歯周炎
骨が溶け、歯がグラグラする
歯を支える骨(歯槽骨)が溶けて半分以上なくなり、歯が激しくグラグラするようになります。治療も難しくなり、歯を抜かなければならない場合もあります。溶けてしまった骨は、基本的には元に戻りません。できるだけ早く治療しましょう。

2017年12月20日水曜日

歯周病で怖いのは、痛みなどの自覚症状がほとんどないままに病状が悪化してしまう点です

歯肉が炎症を起こし、治療せずに放置すると最終的には歯槽骨(歯を支える骨)が溶けてしまう病気、それが歯周病です。驚くべきことに、日本人の成人の約8割が歯周病にかかっている、もしくはその予備軍といわれ、歯を失う原因の多くが歯周病とされています。

歯周病で怖いのは、痛みなどの自覚症状がほとんどないままに病状が悪化してしまう点です。気付いたときにはもう手遅れで、かなり悪化してしまっているケースも多く、そのおそろしさは“サイレントディジーズ(静かなる病気)”とも呼ばれるほどです。
健康な歯肉
健康な歯肉はピンク色で引き締まっています。歯槽骨などの歯周組織も、健全な状態です。
歯肉炎
歯肉が赤く腫れて、ブラッシングのときに出血しやすくなります。炎症は歯肉だけに起きています。
軽度歯周炎
歯肉の炎症が進行し、浅い歯周ポケット(歯と歯肉の間)ができた状態。歯槽骨の破壊が始まります。
中等度歯周炎
歯槽骨の破壊が進行し、歯がぐらつき出します。歯肉が腫れ、化膿しやすくなります。
重度歯周炎
歯槽骨がほとんどなくなった状態。著しく歯がぐらつき、うまく噛めなくなります。

喫煙は歯周病のリスクを高めます
タバコの煙には数千もの化学物質が含まれていて、そのうちニコチンや発癌性物質などの有害物質は200とも300とも言われます。喫煙者は、お口が臭い・ヤニがついて汚いだけではなく、歯周病(歯槽膿漏)にかかりやすく、ひどくなりやすいので、更に治療しても治りにくいことが解っています。ある統計データによると、歯周病にかかる危険は1日10本以上喫煙すると5.4倍に、10年以上吸っていると4.3倍に上昇し、また重症化しやすくなります。
歯周病の治療
歯周病の予防は、 スケーリング・ルートプレーニングによって、歯石を除去する方法が主となります。治療も基本的には、歯周ポケットの内側に入り込んだ汚れ(歯石)を取り除くことから行われます。ですが、中程度以上に進行した歯周病の場合は、手術をともなう外科的なアプローチが中心となります。

口元からのぞく白い歯は魅力的ですね。

でも、以前の虫歯治療で被せた銀歯や、歯の黄ばみが気になって、思い切って大きく口を開けられないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。歯科室では、見た目が白く自然で、機能的にも優れたセラミックによる審美治療を行っています。またホワイトニング治療では、歯を削らずに白くすることが可能です。歯の見た目でコンプレックスをお持ちの方、お気軽に当院へご相談ください。
ラミネートべニア
歯の表面を薄く削ってから、付け爪のようなセラミックの板を貼り付けることにより、見た目の美しさや透明感を再現します。歯の欠けやすきっ歯など、歯並びの乱れや前歯の黄ばみなどを修復できます。

メタルボンド
金属製のフレームの周りにセラミックを焼き付けた被せもの(クラウン)です。内側が金属のため頑丈で、強さと美しさを兼ね備えた審美素材です。金属を使用しているため、金属アレルギーの心配はあります。

オールセラミック
すべてセラミックだけでつくられた審美素材です。天然の歯のような白さと透明感を再現でき、耐久性にも優れた美しい仕上がりです。金属アレルギーのリスクもありません。

健康保険範囲内で受けられる審美治療
審美治療はすべて自費診療になるというわけではありません。一部の審美治療は、健康保険が適用されます。保険が適用されるため費用的な負担は安く済みます。ここでは保険適用の審美治療についてご説明します。

健康適用の審美素材は樹脂のみで、レジンあるいは硬質レジンです。また前歯への硬質レジンの適用は歯の表面のみで、裏側は金属となります。セラミックのような透明感のある自然な仕上がりではなく、着色・変色のリスクもあります。