2018年4月30日月曜日

「なかでも最新の治療法は『リグロス(歯周組織再生剤)』という薬を患部に塗ること

最近の研究では、歯周病は全身の健康とも深い関連性がある病気であることもわかってきました。大切な歯を守り、健康な毎日を送るためには、歯周病のことをしっかり知って予防することが何より重要です。

全身疾患との関連性
歯周病は従来から「糖尿病の合併症」と言われていましたが、さらに歯周病になると糖尿病が悪化するなどの関連性が明らかになってきました。その他、歯周病には脳梗塞や心筋梗塞の原因となる動脈硬化を誘発する可能性も指摘されています。メタボリックシンドロームや死に至る恐ろしい病気を回避するためには、歯周病の予防が重要です。
歯周病がさらに重度な病気の原因にも
歯周病専門医がいる歯科医院では、万が一、重度な歯周病にかかっていても、ひと昔前のように“手っ取り早く抜歯してしまう”という少々荒っぽい治療は、ほぼ行なわれなくなっているという。まだ初期の段階の歯肉炎であれば、正しい歯のブラッシング法の指導や簡単な治療を受ければ治る確率が高いし、また、歯周炎にまで進行してしまい、歯茎や歯の土台となる骨が溶けてしまっていても、最新技術の“再生治療”を受ければ、ある程度まで元の状態に戻せるという。

「なかでも最新の治療法は『リグロス(歯周組織再生剤)』という薬を患部に塗ること。すると失った歯の周囲の歯根膜や骨を再生することができます。昨年からやっと保険が利くようになり、再生手術に使用することができるようになりました。骨を再生するには手術が必要でしたがこの方法であれば治療時間も約1、2時間で済みます」ただし、重度な歯周炎にまで病状が悪化してしまうと、完全に元の状態に戻すことは難しいという。それだけに歯周病にかかってしまったら、早めの治療が大事なのだ。
ハンドピース
「歯周病などの病気は、さらにED、糖尿病、脳梗塞、アルツハイマー病、認知症などの病気や合併症を引き起こす原因になる可能性も高いのです。そのひとつの原因はやはり、プラーク。口の中から血管や呼吸器に進入し、全身に回ってしまうことがあるのです。炎症歯肉で作られた炎症性サイトカインが血糖値を下げるホルモンの働きを邪魔し、結果的に糖尿病を引き起こす可能性があるわけです」

歯周病を引き起こしているのは細菌です。その細菌の温床となるのが『プラーク』です

歯周病を引き起こしているのは細菌です。その細菌の温床となるのが『プラーク』です
私たちの歯は、『歯肉』(歯茎)、『歯槽骨』(歯を支える骨)、『歯根膜』(歯と歯槽骨をつなぐ線維)、『セメント質』(歯の根の表面を覆う組織)という歯周組織に守られています。その歯周組織が、プラーク(歯垢)に含まれている細菌に感染すると歯肉の腫れや出血が起こり、放置しておくと最終的には歯が抜け落ちてしまいます。これを『歯周病』といい、日本人が歯を失う最大の原因となっています。 歯周病の初期には自覚症状がほとんどなく、気づかない方が多いのですが、日本人の成人の約80%が歯周病にかかっているといわれているため、国民病といっても過言ではありません。

歯周病を引き起こしているのは細菌です。その細菌の温床となるのが『プラーク』です。プラークが古くなり石灰化して硬くなったものが『歯石』です。つまり歯石をそのままにしておくと、歯石の中に含まれる細菌が増殖し、歯周病になってしまうのです。歯周病を予防するためには、『プラークコントロール』が必要です。プラークコントロールとは、適切な歯磨き、歯磨き時の歯間ブラシやマウスウォッシュの併用、規則正しい食生活などを行ない、プラークの増殖を抑えることです。
「プラークコントロール=歯磨き」というわけではなく、歯磨きはあくまでプラークコントロールの方法の1つですが、やはり歯磨きは日常的に取り組める一番身近な予防法です。しかし、プラークは歯磨きで落とすことができても、歯石は硬く、歯や根にしっかりとこびりついているため、歯磨きでは落とすことができません。そのため、歯科医院で専用器具を使用してきれいに取り除く必要があります。 以下でその詳細をご紹介します。

PMTC』は『Professional Mechanical Tooth Cleaning』の略で、『専門家による機械を使った歯面清掃』のことをいいます。具体的には、歯科医師または歯科衛生士が、自宅での歯磨きでは落とせない歯石を『スケーラー』という器具を使用して除去します。歯の表面についたプラークや着色は、専用機器とフッ化物入り研磨剤を使用して除去し、虫歯や歯周病になりにくい環境へと整えます。口の健康をホームケアだけで維持することは困難です。歯科医院でのケアと両立することではじめて健康な口を維持することにつながるので、定期的にPMTCを受けるようにしましょう。
定期検診の目的は、口の中の健康が維持できているかどうか確認することにあります。口のなかに違和感を覚えてから受診される方が多いのですが、このような場合、虫歯や歯周病が進行していることも多々あり、治療時間がかかってしまいます。歯科医院を「痛くなってから行くところ」ではなく、「病気にならないように行くところ」と認識し、しっかりと定期検診を受け、口の健康維持と早期治療を行ないましょう。そして『8020』(80歳で自分の歯を20本維持すること)を目指しましょう。

糖尿病の診断を受けている方は、歯周病の罹患(りかん)率が高く、また、重症化する頻度も高いといわれています

歯と歯肉の境目の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌がたまり歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします。進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える骨が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。

歯周病は普段の歯磨きが十分でなかったり、砂糖を多く摂取すると口の中の細菌が粘々した物質を作り、歯の表面にくっつくプラークによって引き起こします。歯周病は予防も治療も可能であり、そのために日々の歯磨きの質の向上の指導、プラークの除去、歯肉の治療、歯科衛生士による専門的な定期健診を当院で行えます。

喫煙
タバコを吸うと歯茎の周囲の欠陥を収縮させるので、血の巡りが悪くなり、栄養が十分にいきわたらなくなります。そして細胞の自己修復機能が低下し、影響を及ぼしてしまいます。また、タバコを吸う人は吸わない人よりも歯周病の進行が6倍以上早いといわれています。

過度のストレス
現代人とは切っても切れないストレスも歯周病の進行を促進させることが報告されています。過度のストレスは免疫機能の低下をもたらします。
呼吸器疾患
誤嚥(ごえん)性肺炎とは、食べ物や口の中の細菌などが誤って気管や肺に飲み込まれてしまうことで発症する肺炎で、その原因となる細菌の多くは歯周病菌で あると言われています。すなわち、誤嚥性肺炎の予防には歯周病のコントロールが重要となります。高齢者の肺炎は、誤嚥性肺炎の可能性が高いといわれてお り、肺炎と気管支炎による死亡の9割は65歳以上の高齢者であるため、高齢者の健康管理にとって口腔ケアの必要性はとても重要なことといえます。

糖尿病
糖尿病の診断を受けている方は、歯周病の罹患(りかん)率が高く、また、重症化する頻度も高いといわれています。また、糖尿病患者は、歯周病の治癒効果が 上がりにくいということもわかっています。ですので、糖尿病と歯周病の両方に罹患している方は、内科医と連携した総合的なアプローチが必要となり、積極的 に治療をしていくことで、糖尿病と歯周病の状態が改善する傾向にあるという報告がされています。
【スケーリング】歯周病の原因を根こそぎ取り除く
歯の表面にこびりついている歯垢や歯石を、スケーラー(専用器具)で除去する処置です。歯の表面を滑らかにすることで、虫歯や歯周病の原因となるプラークの付着を防いでくれます。なお、歯石は時間がたつと再付着しますので、定期的にスケーリングを受けて、お口の中を清潔に保つように心がけましょう。

2018年4月27日金曜日

つまり予防歯科は、皆さまのお口はもちろん、全身の健康をお守りする役割を担っているのです

むし歯や歯周病は風邪やちょっとしたケガなどと異なり、様子を見ているうちに治るということや、治った後も以前と同じ状態に戻ることは決してなく、また一度かかるといくら治療をしても、歯や歯ぐきを元通りにすることができません。さらに再発しやすいため、治療をくり返してダメージを重ね、最後には歯を失ってしまうのです。

それでも、お口の病気は命に関わることもないと軽く見られがちです。実はそれも間違っています。なぜなら歯周病にかかっていると、糖尿病や心臓疾患、肺炎、早産・低体重児出産の確率が上がり、実際に命を脅かすことになりかねません。また歯を失ってしまうことも、脳に悪影響を与えるなどして生活に大きな支障を招きます。いつまでも自分の歯で幸せに暮らしていくには、予防がとても重要になるのです。つまり予防歯科は、皆さまのお口はもちろん、全身の健康をお守りする役割を担っているのです。
歯周ポケット検査
歯周病は進行にともない歯を支えるまわりの組織が破壊されていくので、歯と歯ぐきの溝(歯周ポケット)が深くなっていきます。「プローブ」という専用器具で歯周ポケットの深さを測定すると歯周病の進行度合いが分かります。

歯の動揺度検査
歯周病の進行にともない歯を支える顎の骨が壊されていくので、歯がグラつき始めます。ピンセット状の器具で歯をつまみ、どちらの方向にどのくらい動くかをチェックして、歯周病の進行度合いを調べます。

レントゲン検査
レントゲン撮影をすると顎の骨がどのような形をしているのか、どのくらい減っているのかが分かります。また、歯ぐきの中に隠れている歯石や骨密度も分かるので、歯周病の進行度合いを調べることができます。
スケーリング
毎日のブラッシングでは落としきれない歯と歯の間や歯と歯ぐきの溝にある歯垢や歯石を「スケーラー」や「超音波スケーラー」を使って除去します。

SRP
スケーリングでは落としきれない歯周ポケットの奥深くに付着する歯垢や歯石を取り除きます。仕上げに歯根の表面を滑らかにみがき、汚れの再付着を防ぎます。

予防歯科とは、むし歯や歯周病にならないために、お口が健康なうちからかかる診療科です

むし歯や歯周病は風邪やちょっとしたケガなどと異なり、様子を見ているうちに治るということや、治った後も以前と同じ状態に戻ることは決してなく、また一度かかるといくら治療をしても、歯や歯ぐきを元通りにすることができません。さらに再発しやすいため、治療をくり返してダメージを重ね、最後には歯を失ってしまうのです。

それでも、お口の病気は命に関わることもないと軽く見られがちです。実はそれも間違っています。なぜなら歯周病にかかっていると、糖尿病や心臓疾患、肺炎、早産・低体重児出産の確率が上がり、実際に命を脅かすことになりかねません。また歯を失ってしまうことも、脳に悪影響を与えるなどして生活に大きな支障を招きます。いつまでも自分の歯で幸せに暮らしていくには、予防がとても重要になるのです。つまり予防歯科は、皆さまのお口はもちろん、全身の健康をお守りする役割を担っているのです。
歯周ポケット検査
歯周病は進行にともない歯を支えるまわりの組織が破壊されていくので、歯と歯ぐきの溝(歯周ポケット)が深くなっていきます。「プローブ」という専用器具で歯周ポケットの深さを測定すると歯周病の進行度合いが分かります。

歯の動揺度検査
歯周病の進行にともない歯を支える顎の骨が壊されていくので、歯がグラつき始めます。ピンセット状の器具で歯をつまみ、どちらの方向にどのくらい動くかをチェックして、歯周病の進行度合いを調べます。
レントゲン検査
レントゲン撮影をすると顎の骨がどのような形をしているのか、どのくらい減っているのかが分かります。また、歯ぐきの中に隠れている歯石や骨密度も分かるので、歯周病の進行度合いを調べることができます。

スケーリング
毎日のブラッシングでは落としきれない歯と歯の間や歯と歯ぐきの溝にある歯垢や歯石を「スケーラー」や「超音波スケーラー」を使って除去します。

SRP
スケーリングでは落としきれない歯周ポケットの奥深くに付着する歯垢や歯石を取り除きます。仕上げに歯根の表面を滑らかにみがき、汚れの再付着を防ぎます。

2018年4月26日木曜日

歯の周りの組織をいためる大きな原因は歯石にあります。

これらの病気は細菌感染によって起こることがわかっているため、予防することが可能です。しかし、日本では未だに虫歯や歯周病で歯を失う方が絶えず、平均して80歳の時点でわずか8本程度しか歯が残っていないのが現状です。一方、歯の定期検診が一般的に行われ予防の意識も高い欧米では、80歳を超えても平均20本以上の歯が残っているのです。80歳で20本の歯を残すためには日々のお手入れと定期的なメンテナンスが非常に重要です。口の中の健康を保っていくために、定期的に歯のメインテナンスに通院してもらうシステムが予防歯科です。 むし歯になる前に定期的にメンテナンスを行うことで歯の様々な疾患を予防し、健康な歯を維持していきましょう。
歯石除去
むし歯になっていない健康な歯でも、歯を支える周りの組織がしっかりしていないと、歯はダメになってしまいます。
歯の周りの組織をいためる大きな原因は歯石にあります。
歯石とは何でしょう?
歯の表面の食べかすや微生物などに、唾液中のリン酸カルシウムが作用して出来た硬い石状のものです。その上にたくさんの歯垢がついて、細菌の巣となります。
歯石は痛みを伴わない
気がついたときにはかなり進行している場合があります。歯石の細菌に感染して、歯肉の炎症が起きたり、歯を支える歯根膜(線維)や骨までも侵されてしまします。
手遅れになる前に予防
こんな症状がある方は要注意です!!
口の中がネバネバして、口臭がする
歯肉が赤く腫れて、ウミや血がでる
冷たいものや熱いものがしみる
歯の根元に黒いものがついてとれない
歯石除去(スケーリング)を含めて、半年に一度は定期健診をお受けになり、事前に予防するのが健康管理の第一歩です。
将来のことを考えるなら「治療」よりも「予防」
虫歯も歯周病もお口の中に潜む細菌が原因で起こる感染症です。そのため、一度発症すると何度も繰り返す可能性があります。これまでは「悪くなってから歯医者で治療を受ける」という考え方が一般的でしたが、現在は「悪くならないように歯医者で予防する」という考え方が広がりはじめています。

ある程度進行した虫歯に対しては、歯質を削って詰め物や被せ物と呼ばれる人工物を装着します。しかし、治療とはいえ削られた歯には相応のダメージが残ります。このダメージが積み重なると、歯はどんどんもろくなってしまいます。つまり、虫歯の再発と再治療を繰り返していると、歯の寿命を縮めてしまうことにつながるのです。

歯の周りの組織をいためる大きな原因は歯石にあります。

予防歯科とは、虫歯や歯周病を未然に防いで、歯や口を健康に保つ治療のこと。虫歯や歯周病を治すための治療ではなく、そもそも虫歯や歯周病にしないための予防治療です。
もしかしたら、「たかが虫歯や歯周病。死ぬわけではないし、そんなに一生懸命予防しなくてもいいのでは・・・?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも実は、虫歯や歯周病を予防しないでいると、早産を引き起こして元気な赤ちゃんを産めなくなったり、口臭で家族や友人に嫌われてしまったり、ボケやすかったり・・・・・・。あなたやあなたのお子さんの健康や生活に大きな影響があるのです。
PMTCでむし歯・歯周病予防
日々の歯磨きでは不十分な部分を、スタッフが専用器具とフッ素入りペーストを用いてクリーニングします。歯ブラシで取れないプラークをも取り除くことができるので、むし歯予防・歯周病予防・口臭予防に非常に大きな効果があります。
Professional 専門家が行う 
Mechanical 機械的な
Tooth 歯の
Cleaning 清掃のことです。
日常の歯みがきだけでは虫歯や歯周病になりやすく、歯の健康を維持管理していくのは難しいため、定期的(3~6ヶ月ごと)に行うのがよいでしょう。
歯石除去
むし歯になっていない健康な歯でも、歯を支える周りの組織がしっかりしていないと、歯はダメになってしまいます。
歯の周りの組織をいためる大きな原因は歯石にあります。
歯石とは何でしょう?
歯の表面の食べかすや微生物などに、唾液中のリン酸カルシウムが作用して出来た硬い石状のものです。その上にたくさんの歯垢がついて、細菌の巣となります。
歯石は痛みを伴わない
気がついたときにはかなり進行している場合があります。歯石の細菌に感染して、歯肉の炎症が起きたり、歯を支える歯根膜(線維)や骨までも侵されてしまします。

シーラントでむし歯予防
シーラントとは、奥歯の溝を薄いプラスチックで塞ぐ虫歯予防法です。奥歯の溝は複雑な形をしているので歯ブラシの毛先が入らずそのために毎日歯磨きをしていても虫歯になってしまうことがありますが、シーラントで奥歯の溝を塞ぐことにより、奥歯の溝の虫歯を予防することが可能です。

日本と歯科先進各国の予防に対する意識の違い

歯医者に通う理由を「治療」から「予防」へ
「歯医者は、歯が痛くなってから行くところ」だと思っていませんか? 虫歯など歯の病気は、初期段階では自覚症状が乏しく、進行してから症状がでることがほとんど。歯が痛くなってから歯医者に行くと、重症化しているケースが多いのです。また、治療すれば痛みはなくなりますが、一度削ってしまった歯は元には戻りませんし、治療を繰り返すたびに歯のダメージは蓄積され、歯の寿命は縮まっていきます。生涯にわたり歯の健康を守るためには、病気になって「治療」するのではなく、病気を未然に防ぐための「予防」が重要です。ご自宅での毎日の歯みがきと、歯科医院での専門的なケアで、いつまでも自分の歯で健康に過ごしましょう

日本と歯科先進各国の予防に対する意識の違い
日本は欧米諸国と比べて定期検診を受けている人の割合がかなり低く、虫歯や歯周病に対する予防意識が低いことがわかります。また、予防意識の高い欧米諸国は、70歳での残存歯数が多い傾向にありますが、日本ではかなり少ない結果に。予防意識の違いが、高齢になってからの残存歯数に現れているのです。これらの調査結果から、予防の大切さをお分かりいただけるでしょう。
PMTCProfessional Mechanical Tooth Cleaning
PMTCとは、専用の器具を用いて行うプロによる歯のクリーニングのことです。毎日のブラッシングで落としきれなかった汚れを完全に除去し、むし歯や歯周病を防ぎます。どんなに毎日丁寧に磨いていても、磨き残しはどうしても出てしまうものです。歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)には歯ブラシが届かないのです。PMTCをすることにより、自身では取り除けない汚れを除去し口腔内を清潔に保ちます。
歯周疾患の改善及び進行防止
ご自身では、磨きにくい部位の歯垢(細菌の塊)を完全に除去し、歯肉の状態を健康にします。
むし歯の予防
ブラッシングだけでは落とすことの出来ない歯垢(細菌の塊)を破壊し、フッ素塗布で歯垢(細菌の塊)の再付着を防ぎむし歯の発生や進行をおさえる事が出来ます。
歯質の強化
歯垢(細菌の塊)を取りきった歯の表面に直接フッ化物入りペーストを用いることで歯の再石灰化(歯を強くする)を促進することができます。
審美性の向上
ステイン(タバコのヤニ、コーヒー、お茶などの着色)を除去し、光沢のある歯の表面を回復することができます。

2018年4月25日水曜日

調査でわかった日本とスウェーデンの違い

北欧の国スウェーデンは、「予防歯科」先進国として知られています。そんなスウェーデンも、かつては、多くの人がむし歯や歯周病で歯を失っていました。その状況を重く見たスウェーデン政府は、1970年代に「予防歯科」を国家的な一大プロジェクトとしてスタートさせました。効果は絶大で、現在のスウェーデンは、世界で最も歯科疾患が少ない国と言われています。

調査でわかった日本とスウェーデンの違い
スウェーデンが「予防歯科」先進国と言われる背景に、国家の積極的な取り組みがあることは間違いありませんが、それだけではありません。過去の統計資料と、ライオン株式会社が201312月に実施した調査から、日本とスウェーデンの違いがはっきりわかります。その発見から、私たちがスウェーデンから学ぶことは実に多いのです。

いつまでも自分の歯を健康に残せます
予防でもっとも効果を発揮するのが、専門家によるクリーニングです。毎日のブラッシングでの磨き残しをカバーすることができます。定期的に受けることで虫歯や歯周病になりにくい口腔内環境を作り、自分の天然歯を末永く残すことにつながります。

早期発見が可能になります
定期的にプロの厳しい視点でお口の中をチェックすることで、患者様自身も気づかないお口のトラブルの予兆をしっかり察知することができます。
ダメージ(負担)の少ない治療が可能になります
虫歯や歯周病が早期発見できれば、治療は簡単なもので済みます。痛み(身体的負担)がほとんどなく、治療にかかる時間や費用の負担も大きく抑えられます。

医療費を抑えることができます
体全体の健康に大きく影響する歯の定期検診を受けて、普段からケアすることによって生涯にかかる医療費を抑えることができます。
さまざまな負担が予防で軽減できます
歯を失ったら、入れ歯やインプラント治療などで失った歯の機能を補う必要があります。しかし、入れ歯を入れた場合には噛む機能をほとんど回復できず、インプラント治療の場合でもご自分の歯の噛む機能の約8割程度しか回復できません。やはりご自分の歯に勝るものはないのです。また、それまでには治療費や治療期間などの負担のほかに、精神的負担もしいられることになります。一方、予防がしっかりできていれば、歯を失うリスクを大きく低減できるだけでなく、治療にあたっての負担も負わずに済むのです。余計な負担を負わないためにも、予防に積極的に取り組み自分の歯を維持しましょう。

予防でもっとも効果を発揮するのが、専門家によるクリーニングです

北欧の国スウェーデンは、「予防歯科」先進国として知られています。そんなスウェーデンも、かつては、多くの人がむし歯や歯周病で歯を失っていました。その状況を重く見たスウェーデン政府は、1970年代に「予防歯科」を国家的な一大プロジェクトとしてスタートさせました。効果は絶大で、現在のスウェーデンは、世界で最も歯科疾患が少ない国と言われています。

調査でわかった日本とスウェーデンの違い
スウェーデンが「予防歯科」先進国と言われる背景に、国家の積極的な取り組みがあることは間違いありませんが、それだけではありません。過去の統計資料と、ライオン株式会社が201312月に実施した調査から、日本とスウェーデンの違いがはっきりわかります。その発見から、私たちがスウェーデンから学ぶことは実に多いのです。
いつまでも自分の歯を健康に残せます
予防でもっとも効果を発揮するのが、専門家によるクリーニングです。毎日のブラッシングでの磨き残しをカバーすることができます。定期的に受けることで虫歯や歯周病になりにくい口腔内環境を作り、自分の天然歯を末永く残すことにつながります。

早期発見が可能になります
定期的にプロの厳しい視点でお口の中をチェックすることで、患者様自身も気づかないお口のトラブルの予兆をしっかり察知することができます。

ダメージ(負担)の少ない治療が可能になります
虫歯や歯周病が早期発見できれば、治療は簡単なもので済みます。痛み(身体的負担)がほとんどなく、治療にかかる時間や費用の負担も大きく抑えられます。
医療費を抑えることができます
体全体の健康に大きく影響する歯の定期検診を受けて、普段からケアすることによって生涯にかかる医療費を抑えることができます。

さまざまな負担が予防で軽減できます
歯を失ったら、入れ歯やインプラント治療などで失った歯の機能を補う必要があります。しかし、入れ歯を入れた場合には噛む機能をほとんど回復できず、インプラント治療の場合でもご自分の歯の噛む機能の約8割程度しか回復できません。やはりご自分の歯に勝るものはないのです。また、それまでには治療費や治療期間などの負担のほかに、精神的負担もしいられることになります。一方、予防がしっかりできていれば、歯を失うリスクを大きく低減できるだけでなく、治療にあたっての負担も負わずに済むのです。余計な負担を負わないためにも、予防に積極的に取り組み自分の歯を維持しましょう。

2018年4月24日火曜日

メインテナンスの間隔はどれくらい?

0現在、85歳以上で歯が20本以上残っている日本人は、約8%しかいないと言われています。
ほとんどの人が、虫歯や歯周病などで多くの歯を失っているのです。もっと虫歯・歯周病の予防意識を高めなければ、健康な歯を維持していくのは困難です。

一生健康な歯で過ごすためには、歯みがきなど自分でできるケアに加え、歯科医院での予防処置を合わせて受けると効果的です。歯科医院で検診やフッ素塗布などの専門的なケアを受けることで、お口の健康をしっかり守れます。歯には大きく分けて、3つの役割があります。これらの役割を果たすために健康な歯は必要不可欠です。
1.食べ物を咬みくだいて食べやすくする
歯でものを咬みくだくことで、食事をすることができます。また、咬むことでだ液の分泌も促進されます。
2.発音を助ける
歯や口、くちびるによって声は発せられます。そのため、歯がなくなると発音しにくくなることもあるのです。
3.顔の形を整える
歯には顔全体のバランスを整える役割もあります。歯が抜けていたり、咬み合わせが悪かったりすると、顔全体が歪む恐れもあるのです。

メインテナンスの間隔はどれくらい?
メインテナンスとは歯周病の再発を防ぎ、健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです。治療終了後は、34ヶ月ごとの定期健診の受診をお勧めします。歯周病は主に口腔内の細菌が原因で発病する疾患です。
したがって、この細菌を生涯除去し続けることが歯周病を予防し、お口の健康を維持するために必要となります。細菌の集団である歯垢は、毎日の適正なブラッシングでほとんど除去することができますが、深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある歯垢はブラッシングで除去することは難しいです。これらは歯科衛生士による専門的なクリーニングが不可欠となります。

歯周病は再発の多い病気と言われています。治療により症状が改善したとしても、そこは一度歯周病に侵された所です。治ったといっても一度溶けてしまった骨が元通りに戻っているわけではありません。健康な状態と比べたら脆くなっています。ブラッシングが不十分であったり、メインテナンスを怠ると細菌が活動し始め歯周ポケットが深くなり容易に再発を起こします。

現在、85歳以上で歯が20本以上残っている日本人は、約8%しかいないと言われています

ほとんどの人が、虫歯や歯周病などで多くの歯を失っているのです。もっと虫歯・歯周病の予防意識を高めなければ、健康な歯を維持していくのは困難です。

一生健康な歯で過ごすためには、歯みがきなど自分でできるケアに加え、歯科医院での予防処置を合わせて受けると効果的です。歯科医院で検診やフッ素塗布などの専門的なケアを受けることで、お口の健康をしっかり守れます。歯には大きく分けて、3つの役割があります。これらの役割を果たすために健康な歯は必要不可欠です。
1.食べ物を咬みくだいて食べやすくする
歯でものを咬みくだくことで、食事をすることができます。また、咬むことでだ液の分泌も促進されます。
2.発音を助ける
歯や口、くちびるによって声は発せられます。そのため、歯がなくなると発音しにくくなることもあるのです。
3.顔の形を整える
歯には顔全体のバランスを整える役割もあります。歯が抜けていたり、咬み合わせが悪かったりすると、顔全体が歪む恐れもあるのです。

メインテナンスの間隔はどれくらい?
メインテナンスとは歯周病の再発を防ぎ、健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです。治療終了後は、34ヶ月ごとの定期健診の受診をお勧めします。歯周病は主に口腔内の細菌が原因で発病する疾患です。
したがって、この細菌を生涯除去し続けることが歯周病を予防し、お口の健康を維持するために必要となります。細菌の集団である歯垢は、毎日の適正なブラッシングでほとんど除去することができますが、深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある歯垢はブラッシングで除去することは難しいです。これらは歯科衛生士による専門的なクリーニングが不可欠となります。

歯周病は再発の多い病気と言われています。治療により症状が改善したとしても、そこは一度歯周病に侵された所です。治ったといっても一度溶けてしまった骨が元通りに戻っているわけではありません。健康な状態と比べたら脆くなっています。ブラッシングが不十分であったり、メインテナンスを怠ると細菌が活動し始め歯周ポケットが深くなり容易に再発を起こします。

2018年4月23日月曜日

予防歯科では、専門家である歯科医や歯科衛生士がクリーニングを行い、お口の中をスッキリきれいにします

ほとんどの方が、虫歯治療に歯医者さんへ行ったことがあるでしょう。
しかし、治療後はどうしていますか? 定期検診の時期をご案内している歯医者さんもあると思いますが、実際に検診に行っている方はどのくらいいるのでしょうか? 

虫歯になって治療した歯は、ケアを怠ると虫歯を再発する可能性が高くなります。さらに、歯周病になってしまうかもしれません。そこで、定期検診が重要になります。「痛くもないのに検診なんて」と思うかもしれませんが、痛くなったときには、かなり進行しています。虫歯の再発、歯周病を予防するために、定期検診を受けて、常にお口の中の環境が良くなるように心がけましょう。

予防歯科のメリット
予防歯科では、専門家である歯科医や歯科衛生士がクリーニングを行い、お口の中をスッキリきれいにします。いつもの歯みがきでは取れない汚れもしっかり取り除かれるため、口臭の改善も期待できます。
虫歯や歯周病は痛くなってから気が付くことが多いですよね。でも、気付いてから治療を始めても、少なからずダメージを受けてしまいます。治療を繰り返すと、最悪の場合歯を失ってしまうことも。定期的に予防処置をすることで、虫歯や歯周病になりにくくなり、治療後の再発防止にもつながり、健康な状態を長く保てるようになります。

進行した虫歯や歯周病の治療の場合、治療時間が長くなり、身体的な負担や費用も多くなります。しかし、定期的にお口の中をチェックすることで早期発見が可能になり、治療時間はもちろん、身体的な負担やかかる費用も軽減できます。特に費用面に関しては、49歳を過ぎた方の場合でいうと、検診を受けている人のほうが平均より年間総医療費が少なくなります。さらに65歳を過ぎると、検診を受けている人のほうが受けていない人よりも15万円も負担が少ないという調査結果(トヨタ関連部品健康保険組合、豊田加茂歯科医師会)が発表されています。早くから定期検診を受けていれば、お口の健康を保てるうえに、医療費負担の軽減が見込めるのです。
歯みがき指導
毎日歯みがきは欠かさないのになぜか虫歯になってしまうという方は、正しい歯みがきができていないかもしれません。お口の環境や年齢によってみがき方は違います。正しい歯みがき方法を覚えてお口の中の環境を整えましょう。

クリーニング(PMTC
予防の専門家である歯科衛生士が、毎日の歯みがきでは取れない汚れやプラーク・歯石を、専用の器具を使ってきれいに取り除きます。最後に表面をみがきあげることでツルツルした歯になり、汚れも付きにくくなります。