2018年4月24日火曜日

現在、85歳以上で歯が20本以上残っている日本人は、約8%しかいないと言われています

ほとんどの人が、虫歯や歯周病などで多くの歯を失っているのです。もっと虫歯・歯周病の予防意識を高めなければ、健康な歯を維持していくのは困難です。

一生健康な歯で過ごすためには、歯みがきなど自分でできるケアに加え、歯科医院での予防処置を合わせて受けると効果的です。歯科医院で検診やフッ素塗布などの専門的なケアを受けることで、お口の健康をしっかり守れます。歯には大きく分けて、3つの役割があります。これらの役割を果たすために健康な歯は必要不可欠です。
1.食べ物を咬みくだいて食べやすくする
歯でものを咬みくだくことで、食事をすることができます。また、咬むことでだ液の分泌も促進されます。
2.発音を助ける
歯や口、くちびるによって声は発せられます。そのため、歯がなくなると発音しにくくなることもあるのです。
3.顔の形を整える
歯には顔全体のバランスを整える役割もあります。歯が抜けていたり、咬み合わせが悪かったりすると、顔全体が歪む恐れもあるのです。

メインテナンスの間隔はどれくらい?
メインテナンスとは歯周病の再発を防ぎ、健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです。治療終了後は、34ヶ月ごとの定期健診の受診をお勧めします。歯周病は主に口腔内の細菌が原因で発病する疾患です。
したがって、この細菌を生涯除去し続けることが歯周病を予防し、お口の健康を維持するために必要となります。細菌の集団である歯垢は、毎日の適正なブラッシングでほとんど除去することができますが、深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある歯垢はブラッシングで除去することは難しいです。これらは歯科衛生士による専門的なクリーニングが不可欠となります。

歯周病は再発の多い病気と言われています。治療により症状が改善したとしても、そこは一度歯周病に侵された所です。治ったといっても一度溶けてしまった骨が元通りに戻っているわけではありません。健康な状態と比べたら脆くなっています。ブラッシングが不十分であったり、メインテナンスを怠ると細菌が活動し始め歯周ポケットが深くなり容易に再発を起こします。

0 件のコメント:

コメントを投稿