2018年4月9日月曜日

歯ぐきの腫れや出血――これらの症状が出ているなら、歯周病にかかっている可能性があります

歯を失う原因の第一位は歯周病です。歯周病は初期の段階ではあまり症状もなく進行していき、歯ぐきの炎症を起こし歯の周りの骨を溶かし、やがては歯が抜けてしまう怖い病気です。歯周病は数種類の細菌が関与した細菌感染症で、プラーク(歯垢)が溜まることで、歯周病の進行を招きます。

歯ぐきのチェックを定期的にし、歯周病の初期の段階「歯肉炎」になっていないかを診てもらうようにしましょう。初期の段階で防ぐことによって、歯周病にならずにすみます。歯周病になってからでは遅いのです。
歯周病は国民病
歯周病は歯の表面にこびりついた汚れ(プラーク)が原因で歯ぐきに炎症が起こり、病気が進めば歯が抜け落ちてしまう怖い病気です。しかも、近年は全身へさまざまな悪影響を及ぼすこともわかってきました。なんと、日本人の成人のうち、約8割が歯周病、もしくはその予備軍とのこと。自覚症状がある方はもちろん、今は症状が出ていない方も、今このときから、積極的に予防に取り組みましょう。

軽度歯周病
歯ぐきが炎症を起こし、赤みを帯びた状態。自覚症状はほとんどありませんが、歯磨き時やフロス使用時、堅いものを咬んだときなどに出血することがあります。

中度歯周病
炎症が進んでいるため歯ぐきは少し腫れが目立つようになり、顎の骨が溶けはじめている状態。歯周ポケットが深くなり、プラークがたまりやすくなります。歯が浮いたような違和感・口臭・出血などの症状が出はじめます。
重度歯周病
炎症がさらに拡大し、歯周ポケットが歯の根の半分以上になった状態。出血や膿が増え、口臭もひどくなります。歯ぐきは赤紫色でぶよぶよした状態。歯のぐらつきが感じられるようになり、さらに歯槽骨が溶けると、最終的には歯が抜け落ちます。

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