2018年4月3日火曜日

2大歯科疾患の1つ、歯周病についてです。

歯周病は、文字どおり歯周組織に起こる病気です。まず、歯肉に炎症が起こり、歯の周りの骨が溶け、やがて膿が出るようになり、歯がぐらぐら揺れ、その頃になると力を入れて噛めなくなり、最終的には抜けてしまう、そんな過程をたどります。ではなぜ、歯周病は起こるのでしょう。さまざまな要因がありますが、一番大切なことは後天的には生活習慣病であるという事です。
歯磨きはもちろんですが、噛み合わせ、食生活、生活習慣、ストレス、免疫力等多くの要因が絡み合って歯周病を引き起こしています。ですから歯周病を改善するには原因となる項目一つ一つを解決していかなければいけません。身についている生活習慣を改善するには大変な努力が必要なのです。
歯周病のチェックをしましょう!
1,歯ぐきがむずむずして、かゆい
2,歯が浮いた感じで歯ぐきが腫れぼったい
3,冷たいものがしみる
4,歯を磨くと歯ぐきから血ができる
5,起床時に口の中がねばねばする
6,歯ぐきを押すと血や膿みがでる
7,口臭がある
8,歯ぐきが腫れて赤黒い
9,歯と歯の間に物がはさまりやすい
10,歯を押すとぐらぐらする
11,歯ぐきが縮み、歯が長くなって見える
12,歯並びが変わった気がする
歯周病の予防に大切なことは、毎日の歯ブラシと歯科医院でおこなうプロフェッショナルケアです。まずは正しい歯ブラシの当て方、使用方法をお教えします。その方に合わせた磨き方もあります。また歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやフロス(糸ようじ)を使うのも大変有効です。さらに、その方に合わせた歯周病予防のための年数回のプロフェッショナルケアを受けていただくことをお勧めします。歯ブラシでは届きにくい歯ぐきや歯の間を専用の器具を使用してツルツルに磨いていきます。自分の歯が丈夫な方ほど、全身的な健康を維持できるというデータも多くあります。歯周病の予防はこれからの人生でとても大切なことですね。明るく、楽しい毎日を過ごすためにも歯周病を予防して健康的な生活を送りましょう。

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