2018年4月25日水曜日

予防でもっとも効果を発揮するのが、専門家によるクリーニングです

北欧の国スウェーデンは、「予防歯科」先進国として知られています。そんなスウェーデンも、かつては、多くの人がむし歯や歯周病で歯を失っていました。その状況を重く見たスウェーデン政府は、1970年代に「予防歯科」を国家的な一大プロジェクトとしてスタートさせました。効果は絶大で、現在のスウェーデンは、世界で最も歯科疾患が少ない国と言われています。

調査でわかった日本とスウェーデンの違い
スウェーデンが「予防歯科」先進国と言われる背景に、国家の積極的な取り組みがあることは間違いありませんが、それだけではありません。過去の統計資料と、ライオン株式会社が201312月に実施した調査から、日本とスウェーデンの違いがはっきりわかります。その発見から、私たちがスウェーデンから学ぶことは実に多いのです。
いつまでも自分の歯を健康に残せます
予防でもっとも効果を発揮するのが、専門家によるクリーニングです。毎日のブラッシングでの磨き残しをカバーすることができます。定期的に受けることで虫歯や歯周病になりにくい口腔内環境を作り、自分の天然歯を末永く残すことにつながります。

早期発見が可能になります
定期的にプロの厳しい視点でお口の中をチェックすることで、患者様自身も気づかないお口のトラブルの予兆をしっかり察知することができます。

ダメージ(負担)の少ない治療が可能になります
虫歯や歯周病が早期発見できれば、治療は簡単なもので済みます。痛み(身体的負担)がほとんどなく、治療にかかる時間や費用の負担も大きく抑えられます。
医療費を抑えることができます
体全体の健康に大きく影響する歯の定期検診を受けて、普段からケアすることによって生涯にかかる医療費を抑えることができます。

さまざまな負担が予防で軽減できます
歯を失ったら、入れ歯やインプラント治療などで失った歯の機能を補う必要があります。しかし、入れ歯を入れた場合には噛む機能をほとんど回復できず、インプラント治療の場合でもご自分の歯の噛む機能の約8割程度しか回復できません。やはりご自分の歯に勝るものはないのです。また、それまでには治療費や治療期間などの負担のほかに、精神的負担もしいられることになります。一方、予防がしっかりできていれば、歯を失うリスクを大きく低減できるだけでなく、治療にあたっての負担も負わずに済むのです。余計な負担を負わないためにも、予防に積極的に取り組み自分の歯を維持しましょう。

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