2018年10月31日水曜日

歯周病を甘く見ず、予防とともに早期治療に努めましょう

予防歯科とは、むし歯になってから治療するのではなく「悪くなる前に予防する」という考え方です。
そのためには、歯科医院でのプロフェッショナルケアと、自宅で行うセルフケアが大切です。セルフケアだけでは、硬く歯に付着した歯垢や歯石を完全に取り除くことができません。歯科医院で、定期的に専用の器具を用いたクリーニングや検診を受けて、むし歯や歯周病にならない健康な歯を維持していきましょう。

歯周病とは口の中の菌により歯を支える骨が溶けてしまう病気です。歯周病は、大切な歯を奪ってしまうだけでなく、全身疾患とも深い関わりがあることがわかってきました。
歯周病菌が肺や血液を通じて全身をめぐり、さまざまなトラブルを引き起こすことがあるのです。病気の原因を探していたら、なんとそれが歯周病だった…というケースも少なくありません。歯周病を甘く見ず、予防とともに早期治療に努めましょう。
歯周病の症状
以下の症状にあてはまる方は、歯周病の可能性があります。
お早めにご相談ください。
朝起きた時に、口の中がネバネバする
歯を磨いた時に血が出る
口臭が気になる
歯と歯の間に食べ物が詰まりやすい
硬いものを噛むと痛む
以前に比べて歯が長くなったような気がする
歯がグラグラする
歯が浮いているような気がする
歯茎が赤く腫れたり、膿が出る

掃除指導
現状のブラッシングでどこが磨けていないのかをよく理解した上で、正しいブラッシング方法を学んでいきます。

歯石除去
歯石は歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したものです。歯に付着しておりそれ自体の病原性はありませんが、表面がでこぼこしていて、歯垢が付きやすいため、一般的に超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除きます。
メンテナンス
治療が終わった後に継続して、良い状態を維持することをいいます。そのためには、歯科医師のチェックと歯科衛生士による専門的なお口の清掃(クリーニング)を定期的に行います。歯周病の治療が終わった方も、最低でも3ヵ月から半年に1回は定期的にチェックを受けて安定した歯茎の状態を管理していくことが大切です。

「虫歯になっても治療してもらうから大丈夫」と思っている方はいらっしゃいませんか?

「虫歯になっても治療してもらうから大丈夫」と思っている方はいらっしゃいませんか?確かに、虫歯になっても歯科医院で治療を受ければ、それ以上虫歯が進行することはありません。しかし、患部を削って詰め物や被せ物で補ってもらったところで、失った部分を取り戻すことはできません。一度虫歯になると、二度と元の健康な状態には戻らないのです。そして治療を繰り返すことで、歯はどんどん弱くなっていきます。また歯周病の場合も、歯槽骨(歯を支える骨)が溶け始めてしまったら、元には戻りません。
虫歯や歯周病にかかっている方は、これ以上進行しないように、また、口の健康に自信がある方も、虫歯や歯周病が発症しないように予防を意識したケアを行ないましょう。歯科医院を「痛くなったら行く場所」ではなく「痛くならないために行く場所」と考え、定期的に検診を受けることが大切です。

失ってしまった歯や歯肉は元に戻らない。だからこそ歯医者さんでしっかり予防しませんか?

「虫歯になっても治療してもらうから大丈夫」と思っている方はいらっしゃいませんか?確かに、虫歯になっても歯科医院で治療を受ければ、それ以上虫歯が進行することはありません。しかし、患部を削って詰め物や被せ物で補ってもらったところで、失った部分を取り戻すことはできません。一度虫歯になると、二度と元の健康な状態には戻らないのです。そして治療を繰り返すことで、歯はどんどん弱くなっていきます。また歯周病の場合も、歯槽骨(歯を支える骨)が溶け始めてしまったら、元には戻りません。
虫歯や歯周病にかかっている方は、これ以上進行しないように、また、口の健康に自信がある方も、虫歯や歯周病が発症しないように予防を意識したケアを行ないましょう。歯科医院を「痛くなったら行く場所」ではなく「痛くならないために行く場所」と考え、定期的に検診を受けることが大切です。
PMTC
歯ブラシでは落としきれない汚れや歯石、着色物を除去してすっきりきれいに。
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で、訳すと「専門家による機械を使った歯の清掃」という意味になります。
様々な専用機器を使用して、虫歯や歯周病の最大の原因である「バイオフィルム(歯の表面についた細菌のかたまり)」や歯垢・歯石を除去していきます。あくまで歯のクリーニングなので、ドリルなどで歯を削ることはありません。
普段の歯磨きでは除去できない汚れが取れますので、爽快感を味わうことができます。バイオフィルムは約3ヶ月で再生されると言われていますので、定期的なPMTCをお勧めしています。

大人のための基本的な予防歯科の診療メニューです

なぜ予防歯科は必要か?予防歯科の目的は「お口の中の健康を生涯維持し、美しい歯を育てる」ことです。
小さなお子様であれば、虫歯が一本もないお口の環境を作ることが可能ですし、成人の場合、治療した部分の再発予防、口臭、歯の汚れを防ぐことができます。
残念ながら、毎日きちんと歯磨きをしているつもりでも、セルフケアでは、虫歯の原因となるバイオフィルムやお茶、コーヒー、タバコなどの汚れを完全に落とすことはできません。正しいセルフケアに加え、定期的なプロのケアがあなたの将来の口腔環境を守り、自然で美しい歯を育てるのです。
予防歯科の診療メニュー
大人のための基本的な予防歯科の診療メニューです。虫歯や歯周病、また、現在健康でもこの先問題が生じそうな部分の チェックを行い、お口の状態と生活環境にあわせ、その方に適した食事アドバイス、正しいホームケアを丁寧に指導し、歯石およびコーヒー、お茶、 タバコなどによる歯表面の着色除去、PMTC(プロが行うクリーニング)、フッ素療法を行います。

歯周病予防
歯周病とは、歯周組織が歯垢(プラーク)に含まれている『歯周病菌(細菌)』に感染し、歯肉(歯茎)が腫れたり、出血したり、最終的には歯が抜けてしまう、日本人が歯を失うもっとも大きな原因の歯の周りの病気の総称で、歯周病の初期では自覚症状がほとんどないので気付いていない方が多いだけで、実際には日本人の成人の約80%が歯周病(歯肉炎or歯周炎)にかかっているといわれています。
当医院では歯周病の予防等に超音波スケーラーを使用しております。超音波スケーラーは、1秒間に数万という振動と同時におこる キャビテーション効果により、酸素が送り込まれてポケット内の嫌気性菌を死滅させます。

当院では、目に見えない個人の虫歯のなりやすさ(虫歯の進行性、罹患性、抵抗性)を判定するリスク検査と、歯周病のなりやすさを判定する検査を行っています。虫歯予防等にはフッ素イオン導入法によるフッ素塗布をしております。単に歯面に塗るだけでは歯質に取り込まれにくい性質をイオン導入装置を使用することにより浸透しやすくします。
口腔ケア
一度治療が終了しても、その状態を維持したり、虫歯や歯周病が発生する前の初期 のうちに発見し、治療と予防をすることが自分の歯を生涯にわたり健康に保つことに つながります。 当医院では患者様ご自身によるお口の清掃と私たちでなければできない技術を用いた、 プロフェッショナルトリートメントでお口の健康を守るお手伝いを致します。

2018年10月30日火曜日

8020運動とは、80歳になったときに自分の歯を20本残そう!

今までは、虫歯や歯周病で歯が痛くなってから歯医者さんに行き、それから治療を行うことが多かったかと思います。
しかしそのような流れでは徐々に大切なご自身の歯を失うこととなってしまいます。虫歯が出来たら削って詰めて、また虫歯になって削って詰めて・・・の繰り返しでは最終的にはどうなってしまうかご理解いただけると思います。

 これからの歯科治療は、虫歯や歯周病で悪くなった部分を治療するのではなく、虫歯や歯周病が軽度なうちに早期発見から早期治療に繋げます。また最善の予防とメンテナンスを行なうことによって歯の健康な状態を長く維持することも重要であると考えられます。 当院は予防歯科に関するご相談や診療を随時行い、皆様のお口の健康を見守り続ける「かかりつけ医」として末永くお付き合いをさせていただきたいと考えています。
8020運動をご存知ですか
8020運動とは、80歳になったときに自分の歯を20本残そう!という運動です。ヨーロッパの歯科先進国では、80歳以上の高齢者でも平均20本以上の歯を維持しています。一方、日本の80歳以上の高齢者では、自分の歯が平均45本しか残っていません。そんな現状を打開するために、この運動が叫ばれるようになりました。また自分の歯が20本以下であっても20本以上の咀嚼機能が回復されていればブリッジや入れ歯、インプラントという方法で治療を行うことが可能です。大事なことは「20本以上の歯を残そう」という目標を持つ気持ちだと私たちは考えます。
PMTC(保険外)
PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、専門家による機械的な歯の清掃のことです。お口の中のプラークは、時間が経つとネバネバした膜(バイオフィルム)を作って、歯にしつこく付着します。これは、シンクなどにつくヌメリと同じで、洗い流しても取れません。そこで、歯科衛生士や歯科医師が専用のブラシとペーストを使って、患者さんが普段取りきれないプラークや着色を除去します。それにより、虫歯や歯周病を予防するというわけです。

PMTC治療のすすめ
PMTCは患者さんにとても喜んでもらえます。それは、歯がツルツルになって爽快感があり、きれいな白い歯がよみがえるからです。3ヵ月に一度は定期検診とPMTCを受けることをおすすめします。

将来的に治療の箇所も多くなり、歯周病も進みやすくなります

虫歯は一度治したらOK…ではありません
治療が終了してからが、予防歯科のスタート。もう二度と治療しないようにするために、まずは「何が原因で歯や歯茎が悪くなったのか?」「防ぐにはこれからどうしたらいいのか」をよく理解して治療に取り組んでいくことが大切です。特に注意してほしいのは、親知らず以外の歯を何本か抜歯してしまっている方です。

こういう方は、将来的に治療の箇所も多くなり、歯周病も進みやすくなります。なぜなら、磨けていない場所が知らないうちに増えていくため。私はこれまで、こういうタイプの患者さんのお口の中をたくさん見てきましたが、定期的にチェックされていない方で、確実に磨けている人は見たことがありません。
大事なのは、何かが起きる前に、磨き残している箇所を患者さんに気付いていただくこと。
一度治療した歯は、治療が済んだと言っても、人工物を詰めたり、被せたに過ぎません。その接合部をしっかり磨かなければ、何年か後には、さらに重篤な虫歯や歯周病になる危険性があります。また、磨きにくいところだからこそ治療に至ったわけで、治療後の磨き残しが改善され、管理できなければ、その後の再発予防はできないのです。治療に至った原因を取り除くためには、より難しいブラッシングが必要です。その管理は、自分だけではなかなかできないものです。

虫歯や歯周病を引き起こす細菌を徹底的に口腔内から除去するには、歯科医師や歯科衛生士による定期的なオフィスケアが必要です。このオフィスケアの代表的なものは、PMTC(プロフェッショナル メカニカル トゥース クリーニング)といわれ、歯科衛生士が規格された様々な機械、器具を使用し、お口の細菌や汚れを徹底的に除去するプログラムケアです。

虫歯は一度治したらOK…ではありません。
義歯は入れたらもう終わりではありません。
歯科の治療は、治したのではなく、修理したに過ぎないのです。治療が終わってから、その治療がどれだけ長持ちして安定するかが、成功の鍵なのです。治療の終わりは、その歯の残存部やまわりの歯を守るためのメンテナンスの始まりでもあります。
定期検診のすすめ
歯の病気は早期発見・早期治療することで歯を削る量が減り結果的に歯を保存することに繋がりますので、定期的な検診をおすすめしています。当院ではそれぞれの症状に合わせて1か月、3か月、4か月、6か月ごとの定期検診を行っています。これまで当院で治療された患者様には一定の時期ごとにこちらからお知らせのお手紙を送らせていただいております。

2018年10月29日月曜日

歯石は歯垢(プラーク)が石灰化してできており、通常の歯みがきでは落とすことができません

歯周病は、広く蔓延している病気です。日本人の40代以上の方の約7割が歯周病の予備軍またはすでに発症しているといわれています。
さらに、中年以降の方の病気という認識が強いかもしれませんが、近年では若年層でも注意が必要です。ごく初期段階では自覚症状が現れませんが、「歯ぐきの腫れ」「歯ぐきからの出血」「口臭」「歯が浮く」「歯がグラつく」などの症状がある場合は、ある程度のレベルまで歯周病が進んでいるサインです。
気になる症状がありましたら、近鉄奈良駅より徒歩3分の歯医者「楠原デンタルクリニック」にできるだけ早くご相談ください。

歯周病の予防と治療方法
軽度歯周病(歯肉炎・歯周炎)の場合 スケーリング
歯石は歯垢(プラーク)が石灰化してできており、通常の歯みがきでは落とすことができません。歯石が付着してしまった歯をきれいにするためには、スケーラーという専用の器具を用いて歯石や歯垢を徹底的に除去する治療を行います。スケーリングには歯をきれいにするだけでなく、歯周病の発生・進行(悪化)を抑制・予防する効果もあります。

中度歯周病(歯周炎)の場合 ルートプレーニング
中度まで進行してしまった歯周病には、スケーリングに加えてルートプレーニングという治療も行っていきます。ルートプレーニングでは特殊な器具を使用し、スケーリングでは除去しきれなかった歯茎の奥に隠れた見えない歯の根(ルート)にまで付着した歯垢や歯石、そして歯周病菌に感染した歯質などを除去していきます。また、歯や歯の根の表面もツルツルになり、歯垢や歯石などの再付着の予防にも繋がります。

重度歯周病(歯周炎)の場合
スケーリングやルートプレーニングでも状態が改善されないほど重度まで歯周病が進んでしまうことがあります。そこまで進行してしまった歯周病には、歯周組織再生治療で歯周病により溶けてしまった骨の回復を行うなどの外科的な処置が必要となります。

歯周病には「予防」が最も有効
歯周病には様々な高度治療がありますが、「予防」にはどれも敵いません。毎日、きちんとブラッシングをして丁寧に歯垢を取り除きましょう。そして歯垢を放っておいて石のように固い歯石にしないためにも、少なくとも半年に1回は定期健診に行き、歯石除去と歯の健康チェック、正しいブラッシング指導をしてもらいましょう。

歯周病菌が血流に乗って血管へ入る際のの刺激から、動脈硬化を引き起こす物質が出ることがわかってきました

歯周病とは、歯垢(プラーク)の中にいる細菌(歯周病菌)が歯肉に近い部分から歯の根に沿って入り込むことで引き起こされる感染症で、歯を支えている周りの組織からじわじわと崩壊させていく、大変恐ろしい病気です。歯周病は「歯を失う原因第1位」として虫歯より多くの割合を占めています。

歯科医院へ行かなければ手遅れになることも
歯周病は、細菌がお口の中に定着することで歯茎が赤く腫れる炎症「歯肉炎」から始まります。歯肉炎を放置することで「軽度歯周炎」になり、歯の周辺組織(歯周組織)を破壊しながら「中等度歯周炎」、さらに「重度歯周炎」という4段階で進行していき、最終的に歯を抜け落としてしまいます。特に初めのうちは痛みもなく静かに進行するため、気付いた時には重症になっているだけでなく、1本の歯だけにとどまらずお口の中全体に広がってしまう感染症です。その恐ろしさから、歯周病は「サイレントキラー(静かな殺し屋)」とも呼ばれています。
動脈硬化・心臓疾患
歯周病菌が血流に乗って血管へ入る際のの刺激から、動脈硬化を引き起こす物質が出ることがわかってきました。そのことから、歯周病菌などの細菌感染が、動脈硬化の一つの要因として考えられています。また、それによって血管内にできた沈着物が血液の通り道を細くし、心臓疾患を引き起こすともいわれています。歯周病の放置は命にも関わってくるのです。

早産・低体重児出産
妊婦さんが歯周病になっている場合、歯周病菌が血中に入り、胎盤を通して胎児に直接感染することがあるため、早産や低体重児を引き起こすリスクが高くなるという調査報告があります。その危険率はアルコールやタバコ、高齢出産などよりもはるかに高く、7倍とも…。安全な出産と、元気な赤ちゃんを迎えるためにも、歯周病予防や治療を事前に取り組みましょう。
糖尿病
糖尿病と同じように「生活習慣病」である歯周病。糖尿病を抱える方は歯肉炎や歯周炎に感染していることが多い傾向にあり、さらに歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという調査報告もあることから、歯周病と糖尿病の関係は特に密接だということがわかります。そして、糖尿病の治療で歯周病が、歯周病の治療で糖尿病が改善されるという相互関係にあるのです。

2018年10月26日金曜日

一般歯科とは、虫歯や歯周病の治療、歯の欠損部を補うことです。

予防歯科の目的は、「お口の健康を生涯維持し、美しい歯を育てる」ことです。
むし歯や歯周病で痛い思いをしたり、治療で何度も通院することになる前に病気の発生を未然に防ぎ、病気になりにくい状態をメンテナンスで維持していく事が大事です。

当院では2~3ヶ月に一度の定期健診をおすすめしており、歯科衛生士によるクリーニング、ブラッシング指導を行なっております。小さなお子様であれば、虫歯が1本もないお口の環境をつくることが可能ですし、成人の場合、治療した部分の再発予防、新たな虫歯、歯周病の進行、口臭、歯の汚れを防ぐことができます。
一般歯科とは、虫歯や歯周病の治療、歯の欠損部を補うことです。
当院ではレントゲンを撮影したり、口腔内カメラを使用したりして検査を行い、各患者さまの歯の健康状態や生活習慣を把握した上で治療方針を決定します。治療に入る前にしっかりとカウンセリングを行い、治療方法についてご説明させていただきます。

使う素材や金額などについても説明を行ってから治療に入りますので、安心して診療を受けることができます。お気軽にご相談ください。そしてなるべく痛くないように、なるべく削らないように必要最小限の治療を心がけています。

なぜ予防歯科が必要か?
実は、このむし歯や歯周病は、個々のなりやすさ(リスク)を調べ改善することにより、多くの場合防ぐことが出来るのです。
歯や歯ぐきが痛くなってからでは治癒が難しいので、最終的に歯を失う可能性が高くなります。
そこで、予防が必要になります。
超音波スケーラー
単に、予防と言ってもリスクは個人差がありますので個々に合った方法により、効率よく、確実に予防しなくてはなりません。そのためには、患者さん皆様のご協力が不可欠で、リスクを調べ、歯科医院と患者さんが、それぞれ役割を共に果すことが重要と考えます。
歯科先進国では定期的なメイテナンスが一般的で80歳では日本人の2~3倍の歯を保有しています。出来るだけ低年齢から予防を始めることが理想です。

歯科医院では生涯をご自分の歯で食べて頂ける様に、むし歯、歯周病の二大疾患から健康な歯を守り続けることが基本的方針であり医療の原点と考えております。出来るだけ低年齢からのリスク検査とメインテナンスなどの予防プログラムを計画することが重要です。
それが、痛みも無く簡単に済ませることにつながります。

どんなに一所懸命にブラッシングしても、プラークは完全には除去する事は出来ません

歯周病は初期の段階ではあまり症状もなく進行していき、歯ぐきの炎症を起こし歯の周りの骨を溶かし、やがては歯が抜けてしまう怖い病気です。歯周病は数種類の細菌が関与した細菌感染症で、プラーク(歯垢)が溜まることで、歯周病の進行を招きます。歯ぐきのチェックを定期的にし、歯周病の初期の段階「歯肉炎」になっていないかを診てもらうようにしましょう。初期の段階で防ぐことによって、歯周病にならずにすみます。歯周病になってからでは遅いのです。
日本語に訳すと、「歯科医師・歯科衛生士などの専門家によって、様々な器具やフッ素入りペーストを用いて、全ての歯面とその周辺の歯垢(プラーク)を除去」するものです。
PMTCを行うことで、歯の表面をきれいにし、プラークに含まれる雑菌を落とすことによる虫歯や歯周病予防の効果があります。また、歯肉の腫れや痛みを抑え、苦痛緩和、歯の延命効果も期待できます。美しい口元を取り戻すだけでなく、歯面にこびりついているバイオフィルム(ばい菌の巣)を取り除く事が出来、なおかつ、歯の表面を汚れのつきにくい状態にする為、定期的に行うことで、虫歯や歯周病の予防にもなります。

どんなに一所懸命にブラッシングしても、プラークは完全には除去する事は出来ません。ちゃんと磨いてたはずなのに時期が来ると、いつの間にか虫歯ができているのは、そのためです。そこでPMTCを行い、患者様では、なかなかとる事の出来ないプラークを歯科で除去してもらう事が必要になります。ブラッシングテクニック等を教える事もPMTCの一環として行っています。ホームケア(患者様が、自分で行う手入れ)とプロフェッショナルケア(歯科医院で専門的に行うPMTCなどの処置)、両方がきちんとできて初めて虫歯予防ができるのです。
PMTCとは、プロフェッショナル メカニカル トゥース クリーニング(Professional Mechanical Tooth Cleaning)の略で、歯科医師や歯科衛生士といった専門家による機械を用いた歯の徹底的な清掃のことです。30年ほど前にスウェーデンで始まり、今では世界の先進国で広く行われています。ただ単に歯ブラシの代わりに機械を使って掃除するというものではなく、歯ブラシ等では絶対に落とせないバイオフィルム(台所のヌルヌル汚れのようにこびりついてしまった歯の汚れ)を柔らかいゴムのチップなどを用いて剥がし取り、悪玉菌が多い状態を善玉菌が多い状態にしてしまおうというものです。歯科医院で徹底的なクリーニングを受けてお口の中を善玉菌が多い状態にして、さらにお家でのお手入れを丁寧にしていただくと、次の定期クリーニングの日まで歯のバランス状態を良好に保つことができます。PMTCは、選び抜かれた様々な機械・器具・材料の中から、患者さまのお口の状態に合わせて組み合わせを決定します。それらを用いて予防歯科のプロフェッショナルである歯科衛生士が患者さまの歯を隅々までクリーニングします。日常のお手入れではできないレベルのクリーニングです。使用する器具の中には細い隙間に入れるために先がとがっているものもありますがクリーニング中に痛みを感じることはありません。気持ちよく眠ってしまう方もいらっしゃるぐらいです。クリーニング終了後は歯の表面がつるつるになってお口がさっぱりします。

2018年10月25日木曜日

PMTCとは、専用の器具を用いて行うプロによる歯のクリーニングのことです

これまで歯科医院へは「歯が痛くなってから行く」という方は多かったのではないでしょうか?
確かに歯科医院に行くことで歯の痛みの原因を根本から取り除いてくれますが、少なからず歯の寿命を縮めてしまいます。

歯は一度削ってしまったら、もう元には戻りません。痛くなってから行く→歯を削るの悪循環をとめることが重要です。そのため、近年はむし歯や歯周病にならないためのケアが重要視されてきているのです。ずっと健康な歯を保つためにも、むし歯になり治療によるダメージを歯に与える前に予防を心がけることが大切です。

虫歯の原因はバイオフィルム
歯と歯のすき間や、歯と歯ぐきの境目に、歯ブラシでは落とすことの難しい汚れが残っています。このネバネバした汚れをバイオフィルムといいます。バイオフィルムには、バイ菌が住みつき放っておくと、むし歯や歯周病、口臭、全身のさまざまな病気の原因となります。バイオフィルムが形成されると、抗菌剤やフッ素化合物などの薬剤が歯の表面まで到達しない為、十分な効果が期待されなくなります。
プロによるクリーニング "PMTC"
PMTCとは、専用の器具を用いて行うプロによる歯のクリーニングのことです。毎日のブラッシングで落としきれなかった汚れを完全に除去し、むし歯や歯周病を防ぎます。PMTCをすることにより、自身では取り除けない汚れを除去し口腔内を清潔に保ちます。
予防歯科・メンテナンス、8つのメリット
早期治療のため、歯を削る必要が少なく、歯自体が長持ちする。
痛みを伴う治療を、ほとんどせずに済むようになる。
削っていない歯は当然、再治療もないため、長持ちする。
予防の費用は少ないので、一度に多くの出費が発生することもない。
歯が沢山残ることで、介護保険のお世話になる確率も下がる。
金属の詰め物やかぶせ物がなければ、噛み合わせが悪くなることも少なくなる。
何かの症状が見られても、初期段階で発見することができるので治療時間も短い。
歯ブラシでは落とせない汚れをきれいにしてもらえるので、他の人よりも歯が白く保たれる。
いかがでしょうか。「できれば行きたくない」という意識を変えることで、実はこのように数多くの良い結果が得られるのです。

「ポケット探針」という器具で歯周ポケットの深さを測り、歯周病がどれくらい進行しているかチェックします

うぐるす歯科医院では、一生涯を健康な歯・お口環境で過ごしていただくための 予防歯科を専門としております。予防歯科とは、虫歯ができたり歯茎が弱ってき てから治療を行うのではなく、虫歯の原因である感染を防いだり、除菌することで、 虫歯になりにくい口内環境を維持する歯医者さんです。

虫歯治療などの一般歯科治療も行っておりますが、予防歯科医として、患者さまに は予防歯科の必要性をご説明させていただき、唾液検査のご案内を行っております。
地域の皆さまのかかりつけ予防歯科医院として、虫歯罹患率を下げ、末長く健康な状 態でお過ごしいただけるよう、お手伝いさせていただきます。

歯周ポケットチェック
「ポケット探針」という器具で歯周ポケットの深さを測り、歯周病がどれくらい進行しているかチェックします。
スケーリング
専用の器具を使って、電解酸性機能水やオゾン水を使用し、ポケット内を消毒しながら歯肉や歯周ポケットから歯垢や歯石を取り除きます。石灰化してしまった歯石でも超音波の力で除去することができます。

PMTC
Professional Mechanical Tooth Cleaningの略称。歯科医師や歯科衛生士が専用の器具でお口の中の清掃を行います。単に「歯の汚れを取る」という審美的な目的だけでなく、むし歯や歯周病の予防も目的とする歯のクリーニングです。定期的に行うことでお口もさっぱり、息も爽やかになります。

ブラッシング指導、歯ブラシの選び方指導
ブラッシングには癖があり、きちんとできていると思っていても歯の隙間や奥歯の裏に歯垢が残っていることがあります。そのため、定期的にブラッシングや歯ブラシの選び方の指導を受けることはとても効果的です。
メンテナンスの流れ
「歯の治療はできればしたくない」これは当然のことです。ですが現実には多くの方が歯の病気を繰り返して治療を受け続けています。みなさまはいかがでしょうか︖当院では、生涯に渡り口腔の健康を維持する為の歯科医療を実践しております。システム構築を行いました。従来の歯科医療とは少し異なる点がございますので、ご理解頂けたら幸いです。

歯科医師や歯科衛生士が、正しい歯みがきの指導を行います

毎日の歯のお手入れ、定期的な歯科検診により、あらかじめむし歯になることを防ぎ、ご自身の健康な歯を保つために重要なのがこの予防歯科です。
むし歯になってから歯科医院に行き、治療するのではなく、むし歯にならないためにはどうすればよいかを考えます。
ぜひ、これまで以上にご自身の歯の健康を意識するようにしてみてください。自分でできる予防と歯科医院でできる予防は異なります。どちらも、歯にとって非常に大切なことです。ぜひ、今日から取り組んでみてください。
自分でできる予防(セルフケア)
毎日の歯みがきで、磨き残し、歯垢の汚れを残さないようにするのが第一歩です。正しい歯みがきの方法で、汚れや細菌を取り除いていきます。ただ歯みがきだけでは完全に取り除くことができません。デンタルフロス、デンタルリンスやマウスウォッシュを使い、細菌の繁殖を防ぐことが大切です。正しい歯みがきに加え、これらケア用品を使うことが、むし歯や歯周病の予防に効果的です。

歯科医院での予防(プロフェッショナルケア)
歯科医師や歯科衛生士が、正しい歯みがきの指導を行います。セルフケアの基本でもある毎日の歯みがきを正しく行うことは、予防の観点からも最も大切なことです。その上で、歯石の除去、フッ素塗布などを行います。定期的な歯石除去、フッ素塗布で、いつまでも健康な歯を保つことができるようにしましょう。
定期検診はとても大切です
歯科医院で、むし歯や歯周病を治療することはできます。ただ、それよりも大切なことは、毎日の歯みがきでご自身で健康な歯を維持すること、そして歯科医院での検診を定期的に受けて、口の中の状態を常にチェックすることです。予防と定期検診が浸透している歯科先進国スウェーデンでは、90%の人が80歳時の残存歯数が20本以上というデータもあります。予防と定期検診、2つのケアでむし歯や歯周病を防ぎましょう。

予防が大事です
歯は一度むし歯になると、残念ながら初期の段階を除いて治りません。歯周病も同じく、初期の歯肉炎のときは治りますが、歯周病になると元どうりの健康な状態には治りません。天然の歯にかなうものはないのです。もちろんいったん悪くなってしまってからの治療もきちんと行いますが、患者さんもそして我々も大変です。そこでレミントン歯科では、むし歯と歯周病は予防することが一番大事であると考えています。

2018年10月24日水曜日

専用の器具を用いて歯周ポケットの深さを調べ、歯周病の進行具合を確認します。

歯を失う原因のうち、もっとも多い「歯周病」。歯周病は、プラーク(歯垢)に含まれる歯周病菌によって歯ぐきに炎症が起き、放っておくと顎の骨までもが溶かされてしまうおそろしい病気です。痛みなどの自覚症状がほとんどないまま進行し、最悪の場合には顎の骨が歯を支えられなくなり、歯が抜け落ちてしまいます。そうならないためには、定期的に歯周病検査を行うことと、予防に努めることが大切です。
歯周病のサインは「歯ぐきが赤く腫れる」「ブラッシング時に血が出る」などさまざま。「これって歯周病……?」と思ったら、早めに検査を受けましょう。けやき台鈴木歯科では、「歯周ポケット検査」を実施しています。歯周ポケット検査・・・歯周病になると歯と歯ぐきの間にある隙間「歯周ポケット」が深くなっていきます。専用の器具を用いて歯周ポケットの深さを調べ、歯周病の進行具合を確認します。

朝起きたとき、口の中がネバネバする。
歯を磨いた時に血が出る。
口臭が気になる。
歯と歯の間に食べ物などが詰まりやすい。
以前に比べて歯が長くなったような気がする。(歯茎が下がったように見える)
歯がグラグラする。浮いているような気がする。
歯茎が赤く腫れたり、膿が出る。
硬いものを噛むと痛んだり、噛みにくい。
糖尿病の人は健康な人に比べて歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多かったり、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという調査結果が報告されています。
つまり、歯周病と糖尿病の関係は特に密接で、糖尿病を治療することで歯周病が、歯周病を治療することで糖尿病が改善される可能性があるのです。

動脈硬化の要因の一つとして、歯周病菌などの細菌感染が注目されています。歯周病菌が血流に乗って血管へ入り、その刺激によって動脈硬化を引き起こす物質が出るというのです。
また、それによってできた血管内の沈着物が血液の通り道を細くすることで、心臓疾患も引き起こすといわれています。