2018年10月9日火曜日

毎日のケア、歯みがきはむし歯や歯周病の予防にはとても大きな力を発揮します

昔の人には、むし歯がほとんどなかったということをご存じでしょうか?
現代では、むし歯がない人を探すほうが難しいと思います。何故このようになってしまったのでしょうか。考えられるのは食生活の変化だという考え方もあります。ただ、同じ現代にあって同じような食事をしていても、日本はフィンランドに比べると約4倍のむし歯保有数があるのです。この大きな差が生まれる要因は、予防法にあると言われています。歯科医院の治療に頼るだけでなく、お口の中のことをよく知り、自分自身で管理をすることでむし歯や歯周病の悩みは激減するはずです。一緒にお口の中のこと、もっと考えてみませんか?
PMTCとはスウェーデンで開発された歯周病を主眼とした予防治療です。
歯の表面に付着したプラークまたはバイオフィルムを専門家が徹底的に除去する方法です。※バイオフィルムとは、細菌が粘着性の膜を作って繁殖しやすい環境に成長したものです。頑張って歯磨きしても歯の隅々まで100%プラークを除去するのは容易ではありません。残念ながら、こうした隅のプラークが歯周病やむし歯の原因になることが多くなってしまいます。そのため定期的に来院してプロによるケアを受けることで、歯科疾患を予防することができるという考え方です。治療が終わったと思ったのに、またしばらくしたらむし歯や歯周病が起こってしまったことはありませんか?一番大事なのはホームケアというのは言うまでもないことですが、定期的な来院によるメンテナンスを行うことも重要なのです。
歯みがき指導
毎日のケア、歯みがきはむし歯や歯周病の予防にはとても大きな力を発揮します。しかし、毎日のことだけについつい自己流になってしまいがち。丁寧に歯みがきをしているつもりでも、きちんと汚れが落ちてなければ予防につながりません。当院では患者さんの歯並びや歯の形、年齢、ライフスタイルに合わせた歯みがき指導を行い、効果的な予防につなげます。

定期検診が大切です
むし歯の治療は歯を削って行います。削る部分はほんの少しでも、削った歯はもう元には戻らないため歯への負担は大きく、歯の寿命は縮まります。また、歯周病は初期症状がほとんどなく、気が付いたときには病状が進行、最悪の場合は歯を失ってしまうこともあります。
このように症状が出てから歯科医院へ行くのでは歯の健康を充分に保つことはできません。最近では、むし歯や歯周病になる前の予防がとても重要視されています。いつまでもおいしい食事を楽しみ健康に過ごすためにも定期検診に通い、普段から予防に取り組むことが重要です。

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