2019年11月29日金曜日

透明なマウスピースを段階的に付け替えていくことにより、少しずつ歯を動かしていきます

インビザラインとは
透明なマウスピースを段階的に付け替えていくことにより、少しずつ歯を動かしていきます。食事の際に取り外しができるので、矯正装置を直接歯に取り付ける矯正方法とは違い、ワイヤーの不快感を解消できます。他の矯正装置と違う点は、「目立ちにくい」そして「取り外しができる」ということ。アライナーを装着していることにほとんど気づかれることがないため、治療中でもこれまでどおりの生活を楽しむことが可能です

インビザライン治療のメリット
治療中でも目立ちにくい
インビザライン治療では、治療を始めて1か月目から、成果が現れる場合があります。しかも、インビザライン・アライナは目立ちにくいため、歯列矯正中であることを周囲にほとんど気づかれずに装着可能です。
取り外し可能・歯みがきもできる
インビザライン・アライナーは取り外し可能なため、治療中でも簡単に歯のお手入れができ、口腔内を健康に保つことができます

気軽に華やかな場面へ
特別な行事がある場合でも、その間はアライナーを取り外し、終了後再び装着くださって問題はありません。矯正治療しているからと言って我慢することはありません。

金属アレルギーの方も安心
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は透明なプラスチック製なので、金属アレルギーの心配もありません。今まで金属アレルギーでワイヤーとブラケット矯正ができなかった方も安心して治療を受けていただけます。
インビザラインに向いていない方も
どの様な症例の方もインビザラインで100%矯正できるわけではありません。また1日の20時間以上装着しなければ効果が出ませんので、自分で管理するのが苦手な方には向いていない矯正方法であると言えます。

強度と、美しさを兼ね備えた、セラミックの中のセラミックとも言える歯科材料です

審美歯科とは、歯を白くするだけではなく、事故で欠損した歯を他の歯と変わりなく治療したり、目立ってしまう詰め物を目立たない詰め物にする等、総合的な歯の美しさを修復する治療のことを言います。保険外治療が多いものの、治療後の満足感は格段にあがるはずです。

審美素材
ジルコニア
強度と、美しさを兼ね備えた、セラミックの中のセラミックとも言える歯科材料です。
ジルコニアを使用することで、従来のセラミックでの強度の心配がなくなり、奥歯や複数歯の連結されたブリッジなど使用範囲が大幅に広まりました。

メタルボンド
メタルボンドとは金属のまわりにセラミックを貼り付けたかぶせものです。中側が金属なので強度はオールセラミックより上がります。表面はセラミックで出来ているため、自然な色合いで審美性にも優れています。比較的強度が必要な個所の治療に適しています。
オールセラミック
オールセラミックは金属を使わずに、特別な人工歯質材料(セラミック)を用いて作り上げます。強度が強く色も自然に美しく作ることが出来ます。金属を一切使用しないことで、天然歯の色調、透明感を再現し、より自然な仕上がりとなります。

ホワイトニングは、薬剤を歯の表面に塗布して歯を白くする方法です。適応症は、コーヒー、紅茶、赤ワインなどの色素が歯の表面から内部にまで沈着している場合です。ホームホワイトニングについては、専用の患者様個々に製作した器具を12時間ほどつけていただくものです。ホワイトニングには、医院で行うオフィスホワイトニングとお家で行うホームホワイトニングがあります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、基本的に在宅治療で、家で寝ている間に薬剤を塗布したマウストレイを装着するだけで、表面を削ることなく、やさしく持続的に歯を白くすることが出来ます。また、歯にとても優しい成分を使用していることで、処置中の知覚過敏を起こしにくいということが特筆される治療システムです。

歯茎などの歯周組織が歯周病菌に感染することで、腫れて出血したり、歯周病が進行すると、歯茎が下がってきます

歯茎などの歯周組織が歯周病菌に感染することで、腫れて出血したり、歯周病が進行すると、歯茎が下がってきます。さらには歯を支える歯槽骨が溶けて、最終的には歯が抜けてしまいます。歯周病は、歯を失う要因にもなるこわい病気なのです。初期の歯周病は、自覚症状がないことがほとんどなので、定期的に歯科医院に通い検診を受けることをおすすめします。

歯周病の検査と治療
まず、歯周ポケットの深さを測定し、炎症の程度(必要に応じて細菌検査)をおこないます。次に、レントゲン検査で歯槽骨の状態を確認します。歯周病は、適切な診査をおこない、検査結果に合った治療をすることが大切です。咬み合わせが悪いことが原因で、歯周病になるケースもあります。その場合は、歯の型をとって模型を制作するなど、力のコントロールが不均一になっている原因となっている咬み合わせを改善していきます。
歯周病を進行させないためには、お口の中をクリーニングして、歯周病の原因である細菌を取り除くことが重要です。軽度の歯周病は、超音波スケーラーや手用スケーラーといった器具を使って、歯の表面の歯石をとり除きます。

また、歯磨き指導をおこない、定期的に歯石を除去することが、歯周病の改善につながります。きちんと歯磨きできる口腔環境を作り、健康な口腔環境を維持しようとする患者さんのお気持ちも大切です

歯周外科措置
中等度以上に進行した歯周病の中には、歯周ポケットが深く、歯石を目で確認することができない場合があります。そのような場合は歯周外科措置が必要になります。具体的には、麻酔を使用して歯茎を切り開き、拡大鏡や歯科用顕微鏡にて、歯周ポケットの奥にある歯石や歯垢を確認して、徹底的に除去します。歯茎の位置が下がって歯が長く見える場合やそのため知覚過敏症状が出現している場合は、歯茎を移植する手術をおこなうことも可能です。
再生治療
重度の歯周病で歯槽骨(歯を支える骨)が溶けてしまった場合は、再生療法もおこなっています。(適応であるか、可能であるかの診断によります)歯周病で失った骨を取り戻すことで、歯の寿命を延ばすことが可能となります。

2019年11月28日木曜日

健康な状態では、歯と歯茎はぴったりくっついています

歯周病とは、歯周病菌がこの歯と歯茎の隙間に入り込み、やがては歯槽骨(歯を支えている骨)に達し、この骨を溶かしてしまう病気です。骨を溶かしてしまうなんて、歯を溶かしてしまうむし歯菌と同じくらいこわいですね。

もちろん、歯槽骨が溶けてしまったら、歯を支えることは出来ませんので、歯が健康であっても抜けてしまいます。しかも、今や成人の8割が歯周病であると言われています。そして、むし歯は歳をとるにつれてかかりにくくなるのですが、歯周病は、逆に、歳をとるにつれて進行します。このように、ほとんどの人がかかっている上に、骨が溶け、健康な歯でも抜けてしまう怖い病気なのですが、本当に怖いのはこれだけではありません。
プラークコントロール
歯周病の原因となる歯垢(プラーク)をご自身で除去して頂くため、ブラッシングの練習を行います。歯と歯の間など自分では磨きにくいところや、歯磨きの癖でよく磨けていない部分を中心にチェックします。歯ブラシだけでなく補助的な清掃道具の指導と練習を行い、身につけて頂きます。

スケーリングとルートプレーニング
スケーリングとは、歯周病菌の住処となっている歯石を除去することです。術後しばらくは歯と歯の間に隙間が出来たり、歯が長くなったように感じるかもしれませんが、これは今まで付いていた歯石が取れて良い状態になった証です。ルートプレーニングとは、歯石を除去した後の根っこをツルツルにすることです。プラークや歯石は、目に見えない根っこの部分にも溜まります。それを特殊な器具で取り除いて表面をツルツルにし、ばい菌や汚れが再び付着することを予防します。
メンテナンス
歯周病の治療が終われば、それであとは何もしなくても良いということではありません。一度歯周病になってしまった場合は、再度歯周病になってしまう可能性があります。再発を防止するために定期的なメンテナンスが重要になってきます。お口の中の検査、プロクリーニング、スケーリング、口腔衛生指導、フッ素塗布、必要に応じてその他の検査を行い、健康な口内環境を保ちましょう。

虫歯の治療で削った歯は、完全にもと通りにできるわけではありません

虫歯や歯周病は非常に再発リスクの高い感染症なので、一度かかってしまうと継続的に歯や歯周組織がダメージを負ってしまう可能性があります。いつまでも健康な歯を保つためには、できてしまった虫歯を「治療する」以上に、虫歯にならないように「予防する」という考え方が大切です。こちらでは、その役割を担う「予防歯科」についてご紹介していきます。

定期健診
患者様の口腔内の状態などにより36か月を目安に定期健診を行っております。虫歯や歯周病といったお口の中の病気は、早期に発見することで治療時の歯に対するダメージを減らすことができます。また、検診時には歯ぐきのマッサージをサービスで行っております。とても気持ちが良くリラックスできるのでぜひ一度体験してみて下さい。歯科医院との上手なお付き合いで、大切な歯を守っていきましょう。
PMTC
PMTCとは、国家資格を持った専門のスタッフ(歯科衛生士)が専用の器具とペーストを使い、歯磨きでは落としきれない歯の表面の汚れ(ステイン)、歯垢(プラーク)やバイオフィルムを除去(クリーニング)します。プラークに含まれる雑菌を落とすことによるむし歯・歯周病予防の効果歯だけでなく、表面がツルツルしてとても気持ちいいとご好評です。 また、歯肉の腫れや痛みを抑え、苦痛緩和、歯の延命効果も期待できます。

むし歯・歯周病はプラークが原因で引き起こされる疾患ですが、近年、歯の表面に付着し成熟したプラークは、「多種多様の細菌が複雑にからみ合ってきわめて安定した集落を作り、一種の共棲関係にあるような状態」をいいます。このフィルムは、細菌が分泌する多糖体に守られ、強力に付着するため、歯ブラシではなかなか取り除くことができません。また、他の異物の浸入を拒否する性質があるため、付け薬、うがい薬などの効果も限定的です。PMTCはこのバイオフィルムをはがしとる手段として、最も能率的かつ効果的な方法と考えられています。
ブラッシング指導
歯並びやだ液の成分は一人ひとり違うため、丁寧にみがいていても汚れが残っていることが少なくありません。それぞれの患者様に適したブラッシングを指導いたします。

一口にブラッシングと言っても、歯の磨き方はたくさんあります

最近、歯科医院に来院される方のなかで目的が治療のみでなく、口の中の清掃であったり、歯の検診であったり、というかたも時々いらっしゃいます。また、治療が終了した方も、そこから定期健診というかたちで、予防に入っていきます。病気も早期発見、早期治療が大事ですが、それ以上に病気にかからない為の大切なのは言うまでもありません。健康でより良い生活、QOL(クオリティー・オブ・ライフ)のために、予防と言う分野はとても大切なものと言えます。

ブラッシング指導
一口にブラッシングと言っても、歯の磨き方はたくさんあります。また、個人個人の口の中の状態や、まだ乳歯だけの子供や乳歯と永久歯の生え変わり時期の小学生、歯周病の方、などそれぞれに磨き方が違います。また、自分の歯の磨き方の癖や、磨きにくい場所などは皆さん意外と気がつかないものです。どのように磨いたら一番効果的か、今の自分のブラッシングの仕方は合っているのか、きちんと磨けているのか、など、知っておくとムシ歯や歯周病予防に役に立ちます。
PMTC
歯は毎日きちんと磨いていても、どうしても歯の隙間や歯肉の中などに磨き残しや歯石が付いて来ます。その汚れが何日も付いたままになると、そこに細菌が集まり、歯の表面に膜を作ります。これをバイオフィルムと言います。

バイオフィルムは一度形成されると歯ブラシではなかなか取る事が出来ないため、放っておくとムシ歯や歯周病が進行します。これらを防ぐために、歯科衛生士が機械や専門のジェル、ペーストを使ってバイオフィルムを破壊・除去し、歯の表面をツルツルに磨いていきます。歯の表面を磨くことにより、プラーク(歯垢)がつきにくくなるので、バイオフィルムも形成されにくくなるわけです。

ムシ歯を予防するには、プラークコントロールが大切です。(プラークとは、歯に付いた汚れ 細菌層のことです。)それ以外にも普段から規則正しい生活と、バランスの取れた食事やブラッシング、歯科医院による定期健診を受ける事をお勧めします。自分では磨いているつもりの歯も、意外と磨き残しがあるものです。
磨いているのと磨けてるのは違うのです。 磨き残しがあるとプラークの中の細菌が歯ブラシでは取れない頑固なバイオフィルム(細菌の層)となってしまいます。そうならない為にも歯科医院でのPMTCをうけておくと安心です。

2019年11月26日火曜日

「成人型歯周炎」と呼ばれるもので、歯周炎全てのうち90%を占めるものです

歯周病の原因と対策
歯茎が腫れる、歯茎から血や膿(うみ)が出る、歯がグラグラする、等の症状は歯周病です。重度になると歯が抜け落ちてしまうこともあります。主にプラークや歯石が原因で症状が現れます。
症状が軽い場合は、歯石の除去や歯ブラシの練習などで改善されますが、症状が重い場合・歯石の付着が多い場合は、麻酔をして歯と歯肉の境目深くに入り込んだ歯石の除去が必要になります。
歯周病のタイプ
歯周病には2つのタイプがあります。
成人型のタイプ
「成人型歯周炎」と呼ばれるもので、歯周炎全てのうち90%を占めるものです。多くのケースは口腔内にプラークや歯石が付着していることで、中等度の歯周炎に進行していきます。プラークコントロールが不十分だと50歳頃から症状が著しくなっていきます。

早期発見型のタイプ
1112歳頃より症状が現れます。
「前思春期性歯周炎」「若年性歯周炎」「急性進行性歯周炎(破壊性歯周炎)」の3つに分けられます。
これらは歯周炎患者の8%未満ですが、病変にかかりやすく進行も急速なので、プラークコントロールが悪いと重度の歯周病になっていきます。
また、家族傾向がみられるので、遺伝的傾向のタイプでもあります。
歯周病の進行度合いで見る歯肉の状況
歯周病は、歯を支える歯周組織を破壊する病気で、初期には自覚症状がほとんど無く、気づかない間に進行していきます。
歯周病の進行状態を評価するうえで欠かせないのが歯周ポケットの診査で、プロービングによって行われます。
プロービングによる診査
プロービングによって、歯周ポケットの深さとプロービング時の出血の有無を調べることで、炎症の存在と歯周病の進行程度が分かります。X線写真だけでは把握できない頬舌側の歯槽骨吸収などの状態をプローブで探って判断します。
検査の目的は以下になります。
1
炎症の有無、位置の確認
2
根の解剖学的形態の確認
3
歯石など付着物の位置確認
また、プロービングはX線写真で骨欠損の状態を把握しながら行います。

現在、日本人の成人の8割以上が歯周病患者、あるいはその予備軍であるといわれています

「歯ぐきが赤く腫れている」「ブラッシングすると出血する」……。もしかしたら歯周病にかかっているのかもしれません。初期の歯周病はほとんど自覚症状がなく、知らない間に病状が進んでいき、最終的に歯を失うこともある恐ろしい病気です。

歯周病は歯を失う原因の第1位です
「歯周病」という病名はテレビCMなどでも耳にする機会が多いと思います。でも、「歯ぐきから血が出る病気でしょ?」というくらいの認識ではありませんか?実は、日本人が歯を失う原因の第1位は、この歯周病なのです。歯周病はお口の中のプラーク(歯垢)に棲みついた歯周病菌によって引き起こされる感染症です。歯ぐきに炎症を起こすだけでなく、歯ぐきや歯を支える骨を少しずつ溶かしていき、最終的には歯がぐらぐらになり、歯ぐきからぽろりと抜け落ちてしまうこともあるとても怖い病気です。
現在、日本人の成人の8割以上が歯周病患者、あるいはその予備軍であるといわれています。歯周病を放置しておくことで、手遅れになって歯を失うことのないように、早めの歯周病対策が必要です。

歯周病チェック
歯周病は早期発見・早期治療が大切です。次のチェック項目の中で、ひとつでも当てはまることはありませんか?当てはまる項目があれば、もしかしたら歯周病かもしれません。早めに当院までお越しください。
歯ぐきが赤く腫れている
 ブラッシングすると歯ぐきから出血する
 歯が伸びたような気がする
最近、口臭がきつくなってきた
 口の中がねばつく
 歯をさわるとグラつく

ブラッシング指導
歯周病治療では、歯周病菌の棲みかとなっているプラークを徹底的にとり除くこと、すなわち「プラークコントロール」が必要です。歯の表面やすき間にこびりついた汚れやプラークを除去するために、適切なブラッシング方法のアドバイスを行っています。
スケーリング・ルートプレーニング
歯周ポケットの深い部分にこびりついたプラークや歯石はブラッシングだけで除去することはできません。スケーリングは、「スケーラー」という器具を用いて、プラークや歯石をとり除く処置です。
スケーリングを行ったあと、歯根面をなめらかに磨く「ルートプレーニング」という処置を行います。ルートプレーニングによって、プラークや歯石、汚れが付着しにくい歯になります。

歯周病と一部の体の病気には関連があります。たとえば、糖尿病と歯周病は相互関係があることがわかっています

歯周病と一部の体の病気には関連があります。たとえば、糖尿病と歯周病は相互関係があることがわかっています。糖尿病が悪ければ歯周病は治らず、歯周病がよくなければ糖尿病は治らないといった具合です。 また、アテロームという心臓が肥大化する病気や、妊娠中の方では早期低体重児出産のリスクが高くなることが上げられています。高齢者においては、口の中の細菌が食事の際に気管に入り込み肺炎を起こす原因にもなります。

一般的な歯周病の原因は、唯一「汚れ」です。 
「プラーク」や「歯垢」という呼び方もしますが、口の中の細菌が集まったものです。これは歯ブラシでとれる柔らかい汚れです。食事をすればすぐについてしまいます。この汚れが同じ場所に48時間以上とどまると、唾液中のリンやカルシウムによって「歯石」とよばれる硬い汚れに変わります。これを歯ブラシで落とすことはとても困難で、歯石のザラザラした表面に、さらにプラークがくっつくことになり悪循環をよびます。 また、特殊な歯周病では突然歯周病が進行して歯が抜けてしまったり、家族みんなが歯周病が重症化したりします。これは遺伝が原因と考えられています。
歯周病の感染
歯周病は細菌の感染症であり、両親や近しい友達からうつる可能性が示されています。しかし、これらの細菌は普段は症状を起こしません。虫歯がたくさんある人でも歯周病は軽度であったり、逆に虫歯は少ないが歯周病が重症であったりと、人それぞれです。なにが歯周病を悪くするのかはわかっていません。

歯周病の診断は主にレントゲン撮影と歯周ポケット検査によって行われます。レントゲンで骨の減り具合や歯周ポケット検査によって歯と歯茎の溝の深さを調べます。これにより歯肉炎・歯周炎の初期・中等度・重度のレベル分けを行います。 
歯周病の治療は患者さんの行うホームケアと歯科医院で行うプロフェッショナルケアに分けられます。 
歯周病の治療は、二人三脚と言われることがあります。歯科医院で行うケアも大切ですが、もっとも大切なのは患者さん自身が行う歯ブラシです。これがうまくいかないといくら歯科医院で治療を受けても、歯石を取ったそばから次回の来院時にはまた歯石がついてしまいいつまでたっても治療は終わりません。歯茎が腫れていたりたくさん歯石がついていれば、まずは歯ブラシの仕方を習得し、上手に歯ブラシができるようになってから治療を始めるべきなのです。
これは歯周病のみならず虫歯治療や入れ歯の治療インプラント治療などすべての歯科治療の根本です。歯ブラシさえ上手にできていれば定期的な検診で十分なのです。 歯ブラシが上手にできるようになったら、歯石の除去を行います。歯石は歯の表面についた硬い汚れですので歯ブラシではとれません。歯科医院にある超音波やハンドスケーラーなどの専用の器具で除去します。歯茎の中の深い歯周ポケットにある歯石は麻酔をして除去します。それでも取り切れない歯石がある場合は、歯茎を切開して除去することもあります。歯周病の治療は徹底的に汚れであるプラークや歯石を除去することなのです。

2019年11月25日月曜日

歯周病は「静かなる病気」とも呼ばれ、自覚症状がないまま進行します

気づいたときには歯を支える骨が無くなり、手遅れになっているケースも少なくありません。歯周病で歯を失わないためには、丁寧な精密検査をしてお口の中を健康に保つことが大事です。当院は歯周精密検査のうえ、お一人おひとり合わせた治療・予防指導を行います。
歯周病の症状
朝起きたとき、口の中がネバネバするブラッシング時に出血する口臭が気になる
歯肉がむずがゆい、痛い歯ぐきが腫れているかたい物が噛みにくい歯が長くなったような気がする歯と歯の間に隙間が出てきた

歯周病の症状はありましたか?
1つでも当てはまる方は、歯周病の症状である可能性が高いです!
歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる疾患です。お口の中にはおよそ700種類ほど細菌が住んでいるといわれています。これらの細菌は普段あまり大人しいのですが、歯磨きが充分でなかったりすると、細菌がネバネバと歯の表面にくっつきます。
これがバイオフィルム(プラーク)です。歯周病とは、このバイオフィルムの中の細菌が暴れ出すことによって、歯ぐき・歯周組織が炎症を起こすのです。また、歯石が付着していると、歯面が凸凹になるためにバイオフィルム形成の格好の場所になるので、除石(スケーリング)が必要となります。
バイオフィルムは、生きた細菌の塊です!バイオフィルムは、うがいをするだけでは落とすことはできません。適切なアプローチをして取り除いていくことが大切です。
1つでも当てはまる方は、精密な検査をして適切な治療を行いましょう。歯科医院の治療では、お口の中の細菌数を減していきます。結果、歯周病の進行を止めて、皆さまの歯を守ります。
歯周精密検査
歯周病に対して正しいアプローチをすれば、歯を守ることができます!当院では、お口の中の状況を、お一人おひとりの状態にあわせた精密な検査を行い、最適なアプローチを行っていきます。
歯周病の組織検査
歯周ポケットの深さ・動揺度・出血・プラーク付着率を検査します。目盛りのついた器具を使って、歯と歯ぐきの溝の深さを測ります。炎症や腫れがある場合は、出血を伴ったりウミが出たりします。その有無と部位を確認します。
レントゲン検査
歯を支えている骨の状態を確認し、歯周病の進行状態を確認します。お口全体をデジタルレントゲンで撮影します。
唾液検査
歯の健康(虫歯菌・酸性度・緩衝能)歯肉の健康(白血球・タンパク質)口腔清潔度・口臭(アンモニア)を、10秒間のぶくぶくうがいで1度に測定が可能です。あなたのお口の中の健康状態がわかります。
細菌カウンタ
口の中の細菌数を測る検査です。あなたの口の中を7段階でチェックします。平均で1000万個(4レベル)もの常在菌がお口の中には潜んでいます。レベル7が出てしまうと口腔内細菌数は1億個以上を表します。ご自身の細菌数を調べて見ませんか?

まずはお口の中を拝見させていただき、虫歯や歯周病、噛み合わせの状態をチェックしていきます

虫歯や歯周病のリスクを減らし、ずっと健康な口腔内を維持するためにも、定期的に歯科検診および歯周病検診を受診していただきたいと考えています。当院では、たっぷり時間をかけて、患者さんそれぞれに合わせた予防プログラムを組んでおります。正確な検診と丁寧なクリーニングをお受けください。

歯科検診
まずはお口の中を拝見させていただき、虫歯や歯周病、噛み合わせの状態をチェックしていきます。その状態に合わせ、必要な予防処置や、磨けていない箇所のブラッシング指導。さらには生活習慣の改善のためのアドバイスなどもさせていただきます。正しい生活習慣をお送りいただくことも、お口の中の健康をお守りするために非常に大切なポイントなのです。検診は、患者さんの状態に合わせて適切な間隔で定期的にお受けください。
歯周病検診
歯周病検診の場合、まずはプロープという専用の器具で歯周ポケットの検査を行い、歯周病の程度を調べます。この時、必要に応じてレントゲン撮影をして歯槽骨の状態も検査します。検査結果をもとに最適な治療法と予防プログラムを組み、それに沿って治療や予防を進めてまいります。また、磨き残しがあれば正しいブラッシング指導も同時に行い、毎日のご自宅でのケア方法をアドバイス。続けていける歯周病予防をご指導させていただきます。

時間をかけた丁寧な「歯のクリーニング」
毎日の歯磨きでは取り切れない歯石や歯垢をキレイに除去するための歯のクリーニング。実は、歯の黄ばみや茶渋、ステインやヤニなどの汚れを除去してお口の中を清潔で気持ちよく、かつ見た目もキレイにする治療でもあるのです。
歯科衛生士が行う予防治療
歯のクリーニング以外にも、歯科衛生士による予防メニューをご用意しております。
ブラッシング指導
定期的に歯科医院でクリーニングを受けていただいていても、毎日の歯磨きがしっかりとできていなければ予防はできません。そこで当院では、毎日の歯磨きを正しく行っていただくためにも、きちんと磨けるブラッシング方法をご指導しています。患者さんのお口の状態に合わせてご指導させていただきますので、ご安心ください。

毎日の歯磨きでは取り切れない汚れがお口の中に溜まり、歯周病を引き起こします

現在、成人の約8割がかかっているとされる歯周病は、歯の欠損原因第1位の病気です。その歯周病を引き起こす最大の原因はプラークと呼ばれる細菌の塊です。歯ブラシの磨き残し等によってできたプラークが歯と歯肉の間の溝に溜まったままになると、歯肉が腫れたり歯を支える歯槽骨が細菌から自らを守るために後退して行ってしまいます。
歯周病は徐々に進行するので自覚症状がなく、気付いたら歯がグラグラと揺れはじめ、手遅れになってしまうというケースも少なくありません。そのため、そうなる前に歯周病の原因となるプラークを除くためその温床となる歯石を除去し、予防に努めることが何よりの治療法なのです。
歯周病治療の鍵は「予防」です
毎日の歯磨きでは取り切れない汚れがお口の中に溜まり、歯周病を引き起こします。そのため、歯周病の治療として最も重要なことは、歯と歯肉の間の溝に溜まった汚れをしっかりと取り除くこと。定期的に歯科医院でクリーニングをお受けいただくことをおすすめいたします。

当院では、定期的なクリーニングで汚れを徹底的に取り除きながら、同時に患者さんそれぞれの口腔内に合わせてベストな予防法を考え、ご指導させていただいています。予防は、患者さんご自身のモチベーションが何より大切です。私たちは、患者さんと一緒に手を取りながら、歯周病予防のサポートをしていきたいと思っています。

知覚過敏でお悩みの方へ
冷たいものを食べたり飲んだりすると、歯がしみてしまう「知覚過敏」にお悩みの方が多くいらっしゃいます。知覚過敏の治療法として最も効果的なのは、専用の歯磨き剤を使用して毎日丁寧にブラッシングをすることです。
また、症状が悪化している場合にはフッ素塗布や、症状を緩和する成分が入った歯科材料を使用した歯科治療、レーザー治療などで対応することも可能です。知覚過敏でお悩みの方は、まずはご相談ください。治療期間も痛みも軽減できる早期治療をおすすめいたします。

笑った時に歯茎が出るのが気になる

ホワイトニング
ホワイトニングとは、加齢や遺伝により黄色くなっている歯を歯を削らずに専用の薬剤を使って白くする、歯にやさしい審美治療です。蓄積した着色を漂白し、あなたの歯本来の白さを取り戻します。より安全で確実な効果を得るために、まずはお口の中を健康な状態にしてからホワイトニングを行います。
こんな悩みがあれば、お気軽にご相談ください
歯を白くしたい
詰め物やかぶせ物の変色
歯茎の黒ずみを解消したい
笑った時に歯茎が出るのが気になる
笑った時に銀歯が見えてしまう
歯の隙間や形状が気になる
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、クリニックで行うホワイトニングです。短い時間で歯を白くできるので、即効性に優れています。

ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、自宅で行うホワイトニングです。
歯科医院で「マウストレー」を作成し、ご自宅でそのマウストレーに薬剤を入れて行います。少しずつ白くなっていくので白さを実感するのに2週間ほどかかりますが、オフィスホワイトニングより持続時間を長く保つことができます。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する治療です。費用はかかりますが、はっきりとした白い歯にすることができ、歯の白さを長期間保つことができます。