2019年11月6日水曜日

歯周病に効果的なブラッシング方法

歯周病はプラーク(歯垢)内の細菌を主要因として、生活習慣や口腔内の環境要因にも関連する複雑な病気と言われています。でも、生活習慣をすぐに変えるのは大変。だから完治しにくく、再発しやすいのです。ストレスや運動不足、喫煙など血行不良につながる習慣は、歯茎の血行が悪くなることで、歯茎の歯周病菌に対する抵抗力を低下させます。
お口の中と直接関係ないように思えますが、適度な運動で体を動かしたり、十分な睡眠をとり心身を休めることが、歯周病のリスクを減らします。
2. 清潔で潤いのあるお口の中に
歯石がたまっていたり、歯磨きしにくい歯並びなどプラークを増殖させるお口の中の環境は、ほっておくと歯周病を急速に進行させることがあります。
ブラッシングでいつも清潔に保ち、歯周病菌が増殖しにくい環境を保つこと(プラークコントロール)が歯周病予防の鍵となります。
歯周病に効果的なブラッシング方法
歯茎が腫れていたり、血が出る場合は、やわらかめの歯ブラシを使いましょう。ただし、やわらかめの歯ブラシはプラークの除去力が弱いので、時間をかけて、歯の一本一本を丁寧に磨くように意識しましょう。
プラークを落としやすく、歯茎に炎症がある方にも向いているのが「スクラビング法」です。という歯磨きの方法です。この方法でメインにして、さまざまな角度からプラークを完全に落とすように磨くことが理想です。
スクラビング法が良い理由
毛先が直接歯肉にあたらないので、歯肉を傷つけない。
毛先が歯の表面に直角にあたるので清掃能率がよい。
歯の表面の最も歯茎に近い部分に歯ブラシの毛先が届くので完全に歯をきれいにすることができる。
潤いのあるお口の中を保つ方法
唾液を出す
唾液には歯周病菌の付着を防いだり、プラークの中に存在する細菌の作用を抑制したりする働きがあります。
しっかりとよく噛んで食べることや、食後にガムを噛むことで唾液の量を増やしましょう。
お口の中の乾燥させない
口の中が乾燥すると歯周病菌が繁殖しやすくなります。口呼吸が癖になっている方は、鼻で呼吸をする習慣を身につけましょう。
3. 歯石とプラークを確実に取り除く
歯と歯茎の奥深く入り込んだプラークや、プラークが石のように固まった歯石は、定期的に歯科医院で取ってもらうようにしましょう。
ご自宅での歯磨きは大切ですが、それだけではプラークを完全に取り除くことは困難です。歯科医院での定期的なチェックとケアを受けることが大切です。
歯科医院で出来るケア
定期検診
ご自宅でのケアがきちんと行われているか確認します。必要であれば治療をおこないます。
クリーニング
歯磨きだけでは取り切れないプラークや歯石をとってもらいましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿