2019年11月11日月曜日

マウスガード(スポーツ中のケガから歯を守ってあげよう)

スポーツ選手が試合中に歯を折って来院されることがよくあります。最近ではサッカー選手がヘディングを受けて歯が一本は抜けもう一本は破折したたケースや自転車競技で転倒して一本抜けたケースがありました。特に中学・高校生ぐらいの年齢では、楽しいはずのスポーツにより歯が折れたり、抜けたりすることは想像していません。ましてや歯が抜けた後、どのような後遺障害が起きるかなどは考えたこともないでしょう。そのような青少年の歯をスポーツによるケガから歯を守ってあげるのは、コーチや保護者の方の役目だと思います。歯は二度と生えてきません。松木歯科医院では安全にスポーツを楽しんでいただけるように、マウスガード(マウスピース)を作成します。
マウスガードを装着することで、スポーツ中に歯に加わる衝撃をマウスガード自体の材料が緩和し、残りの力を他へ分散することで、衝撃力が集中することを防ぎます。既製のマウスピースでは、個人の歯形に合っていないため保護能力に劣るだけでなく、外れやすかったり、話せなかったりして試合に集中できなかったりします。歯科医院で作成するオーダーメイドのマウスガードは1人1人の歯型に合わせて特殊なシートを圧接して作成するため装着感がバッチリです。

歯が抜けたことによって生じる後遺障害
摂食障害 (食べ物がかみ切れない)
ラーメンやうどんはどこで咬んでいますが?

言葉がうまく話せない(発音障害)
歯の抜けたところから息が漏れて発音がしにくくなります。カラオケが楽しめません。

顔つきが変わる(審美傷害)
見た目が悪くなります。

治療して歯を入れればいいじゃないかと思うかもしれませんが、前歯をきれいに治すには保健が使えず高額な費用がかかりますし、何より元の天然歯にはかないません。
マウスガードの3大機能
マウスガードが口のケガを防ぐための機能として、以下のの3つの機能があります。
1.外からの衝撃を分散し吸収する機能
2.鋭利な歯の先端をカバーし、自分に対しても他人に対してもケガを負わせないようにする機能
3.ケガした歯が抜け落ちるのを防止する機能
外からの衝撃を防ぐのはマウスガードの主な機能ですが、それだけではなく、プレイ中に舌や唇を噛むのを防いだり、相手選手に接触したときに自分の歯で相手の選手を傷つけたりすることも防いでくれます。さらに、抜けた歯をできるだけ元の位置にとどめ脱落した歯が口から外に飛び出さないように保持します。そのためその後の治療が大変しやすく、再殖の成功率が大幅に上がります。

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