2019年11月5日火曜日

歯の修理の治療(歯冠修復治療)には大きく分けて次の3つに分かれます

虫歯になった場合、虫歯菌に感染した歯を削って感染を取り除きますが、そうすると歯は薄くなります。そのままだと見た目も悪いし、噛みにくいので、元の形に戻さないといけません。元の形に戻すための、歯の修理の治療(歯冠修復治療)についてここではご説明します。歯の修理の治療(歯冠修復治療)には大きく分けて次の3つに分かれます。

1直接プラスチックの詰め物で修理(CR充填)
2型どりして作った詰め物で修理(インレー、アンレー)
3型どりして作ったかぶせ物で修理(クラウン)
4歯の神経をとった後の土台(コア)
虫歯が小さければ、上の方の治療だけで済み(例えばレジン充填)、虫歯が大きければおおきほど、下の方の治療(例えばコア)が必要です。 これからそれぞれについてご説明します。
.直接プラスチックの詰め物で修理(レジン充填)
これくらいの前歯虫歯であれば、虫歯をしっかりととって、直接プラスチックの詰め物できれいに修理できます。1回で治療ができて、歯を余分に削る量も少なく、歯と同じ色で修理できるというのが大きな利点です。基本的には小さな虫歯に一番適する治療方法で、保険診療で治療が行えます。しかし、大きい虫歯であったり、奥歯の歯と歯の間の虫歯にはこの治療方法は適応できません。なぜなら、この治療方法の最大の欠点は強度が弱いことなのです。

もしこの詰め物で大きく修理している場合は、強度が弱いため割れてしまったり、凹んでしまったりします。ですから、噛む力が強くかかるところにこの治療方法は適応しません。
またもう一つの欠点として、年数が経つと変色したり、膨張したりすることが挙げられます。詰めた最初の頃はきれいですが、数年経つと色が変わり、形も少し変わってしまったり。色が気になったり、糸式ようじなどが引っかかるようになったら、再治療の時期だと言えるでしょう。
ただ、近年の治療技術の進歩にて、このプラスチックの詰め物にも強度が強いものや変色がしにくいものも登場しました。ハイブリッドレジンという、プラスチックにセラミックの成分を混ぜ合わせたものです。このハイブリッドレジンであれば、奥歯の歯と歯の間の虫歯もある程度の大きさであれば修理可能となりました。

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