2018年11月30日金曜日

細菌性バイオフィルムを破壊し、プラークを除去し、再付着を防ぎ、虫歯を予防します

虫歯や歯周病になってから通うものと考えられている方も多い歯科医院。
しかしそれでは歯の健康は手にできません。なぜなら虫歯も歯周病もなりはじめには自覚症状がほとんどなく、気づいた時にはかなり進行してしまっているケースが多いからです。虫歯の治療は歯を削ってインレーやクラウンをすることがほとんどですが、できることなら自分の歯は削りたくないもの。そのためには、虫歯になる前の予防処置が重要です。
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また、歯周病を招く細菌は、お口の中だけに留まらず、心臓病や糖尿病、脳梗塞などを引き起こすリスクも持っています。つまり、「予防歯科でお口を守ること」は「全身の健康を守ること」ともいえるのです。歯の健康への意識を一度見直し、予防歯科を積極的に受けることが大切です虫歯は、細菌が出す酸が歯の表面のエナメル質を溶かしてしまうことからはじまります。そしてその後、象牙質、歯髄へと進行します。進行するにつれ、食べものがしみたり痛みが出たりし、最悪の場合には抜歯が必要になります。
プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略で、歯科医院で、特別な器具・薬剤を使用して行う歯のクリーニングのことです。正しいホームケアを行うとともに、歯科医院で、定期的にPMTCを受ければ、かなり高い確率で虫歯を予防することができます。PMTCにより、歯は白くきれいになり、歯肉炎・歯周病の予防もでき、歯肉が引き締まってきます。未然に防いで、健康な歯を保つよう心がけましょう。

PMTCの効果
  歯質の強化 
研磨用のフッ化物入りペーストにより再石灰化(カルシウム等)を促進し、歯のエナメル質を強化します。

  虫歯の予防 
細菌性バイオフィルムを破壊し、プラークを除去し、再付着を防ぎ、虫歯を予防します。 
また、エナメル質表面へのカルシウム補給を助けます。
  歯周病、歯肉炎の改善・予防 
歯面から歯肉縁上ならびに歯肉縁下13mm(4mm以上の方には外科的処置をご提案する場合があります)のプラークを除去することにより、歯肉の症状を改善します。
また歯肉が引き締まったきますので、歯周病、歯肉炎の予防にもつながります。

  審美性の向上(歯のクリーニング) 
タバコのヤニや茶シブなどの沈着した色素を取り除き、光沢のある本来の歯面に回復します。 
また、汚れを着きにくくします。

虫歯や歯周病になりにくくするための生活習慣についてもアドバイスします。

予防歯科とは、虫歯や歯周病を防ぎ、お口の健康を保つために行う「予防治療」です。
毎日丁寧に歯磨きをしていてもいつのまにか見つかる虫歯・・・そうならないために、歯科医や歯科衛生士によるプロのケアと指導で歯とお口の健康を保ちましょう。虫歯や歯周病になりにくくするための生活習慣についてもアドバイスします。

健康な歯は、身体の健康にも繋がります
永久歯は、一度なくなると元には戻りません。インプラントや入れ歯などで対応する方法はありますが、できれば自分の歯を長く保ちたいと考える方が多いでしょう。また、近年の研究では、虫歯や歯周病が脳梗塞や心筋梗塞、認知症など様々な病気に関わっていることがわかってきました。
お口のケアは歯や歯茎のためだけではなく、健康で快適な暮らしのために欠かせないものであるという認知が広がりつつあると感じます。 そこで大切なのは、「虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、そうならない口内環境をつくること」です。「歯医者は虫歯になってから行くもの」という方は少なくありませんが、虫歯になる前にプロによる歯のお掃除や虫歯予防(フッ素塗布・シーラント等)をすれば、健康な歯や歯茎を保つことができます。「きちんと歯磨きしているのに虫歯ができる」「フロスや歯間ブラシの使い方がわからない」という方も、お気軽にご相談ください。

歯の健康を維持するPMTC
毎日すみずみまで磨いているつもりでも、どうしても汚れがたまりやすいところができてしまいます。特に、虫歯や歯周病にかかりやすい人は歯ブラシの効果は限定的です。従来、歯科医院でご指導していたような歯磨き指導だけでは、全てのプラーク(口内細菌のバイオフィルム)を落とす事は困難です。

そこで、歯科医師及び歯科衛生士により、虫歯や歯周病の原因となる「バイオフィルム」を徹底的に取り除く手段がPMTCです。
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PMTCの効果
・バイオフィルムを除去し再付着を防ぐので虫歯を予防します。
・歯周ポケット13mmのバイオフィルムを除去する事により、歯肉の状態を改善します。
・フッ化物入りのペースト等を塗布する事により、歯の再石灰化を促進します。
・歯の表面に付着した汚れや色素も取り除く事により、本来の歯の美しさを取り戻せます。

2018年11月29日木曜日

金属を使用しないことは、見た目の更なる向上や、金属アレルギーの心配がないなどの大きなメリットとなります

虫歯の原因は細菌です!そして虫歯を悪化させてしまう最大の原因は「虫歯の存在を知っていて放置すること」です。
歯周病と同様に、虫歯も細菌の感染が原因ですが、それぞれ別の原因菌が存在します。歯の表面に粘着した菌の塊がプラーク(バイオフィルム)、これが食事のたびに栄養を取り込んで、酸を放出します。

放出された酸が「エナメル質」内部に浸透して歯を溶かし(脱灰)、硬い 歯がまるで豆腐のように柔らかくなります。この歯が柔らかくなった部分を一般的に「虫歯」と呼ぶのです。そこに虫歯菌が侵入して、さらに内部への穴の連鎖が続いていきます。これが、虫歯ができて、深く進行していくメカニズムです。虫歯予防に必要なのは、虫歯の原因を除去するだけではありません。進行のメカニズムをうまく利用する方法もあるのです。
セラミック
保険適応では、銀歯になってしまう被せ物も、自費負担でセラミックを使用することで、目立たない自然の歯のような仕上がりにすることができます。
さらに年数が経過しても変色せず、耐久性にも優れています。特に最近注目されているのは、セラミックにジルコニア(人工ダイヤ)を配合した、硬くて強度のあるセラミックです。これまでのセラミックは、脆いため衝撃に弱く、まれに欠けたり 割れたりすることもありました。この欠点を改善したのが、ジルコニア配合セラミックです。
金属並みの強度をもち、衝撃にも強いといわれ、それまで不可能であった治療への応用範囲が広がりました。金属を使用しないことは、見た目の更なる向上や、金属アレルギーの心配がないなどの大きなメリットとなります。

ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックの被せ物は、セラミックの成分と樹脂を混ぜ合わせたようなタイプで、白い色をしています。一度型を取った後ピッタリ嵌め込むようなタイプでは、保険適応では、銀色の金属が歯に埋め込まれたようになりますが、これを使用すると、歯と同じような色になるため、目立たなくすることが出来ます。
ゴールド
歯の被せ物で、機能面で最も理想的な材料は、金合金です。金属アレルギーも起こしにくく、歯と同じような熱膨張係数のため、食事などの温度変化が口の中で起こっても、歯に負担が掛かりません。さらに歯と同じような硬さのため、使用に伴い歯と同じように磨耗してくれます。そのため咬み合わせや、顎関節などに負担を与えにくいというメリットがあります。

80歳になっても20本の健康な歯を残しましょう。

TV-CMなどでもよく解説されているのご存知の方も多いと思いますが、歯周病は歯垢(プラーク)内に潜んでいる細菌により、歯ぐきや歯槽骨(あご骨)などの歯周組織を破壊していく病気で、歯槽膿漏ともいわれています。30代以降の方では8割の方が程度に差はあれど歯周病に感染しているともいわれており、日本人が歯を失う原因として一番多いそうです。
虫歯と違い、痛みや歯がしみるなどの自覚症状がないので、重度にならないと気づかない事が多いのですが、歯の専門家である歯科医師や歯科衛生士ならごく初期の段階でも気づくことができますし歯科医院でしか取り除けない歯垢もありますので、1年に34回定期的に歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

表面的な治療ではなく、ベストな歯の状態を維持する治療。
当クリニックでは、かみ合わせ、虫歯、歯周病、顎関節症のすべてを総合的に診断できるため、虫歯治療の際の詰め物などでも、それら全ての要因を考慮し、治療を行います。
削った後に詰める「冠」も、他の歯とのバランス・かみ合わせ等を総合的に判断しその歯に合ったものにこだわり、治療後も虫歯や歯周病のできにくい冠をお作りします。
あなたの歯にピッタリと合った冠は、外れたり、違和感を感じたりすることもほとんどないため、あなたの歯のベストな状態を長い期間維持することができます。
メンテナンスで再発を防止します。
きちんとした治療を行っても、体と同じように年齢とともに変化するのが歯です。
そのため、当クリニックではメンテナンスを定期的に行い、歯や口の症状の再発を予防します。
軽い虫歯や歯肉炎などは、治療をせずに適切な歯磨きで予防できるものもあります。健康な歯やお口のの状態を長く維持させるためにも、メンテナンスを是非おすすめいたします。
80歳になっても20本の健康な歯を残しましょう。
予防歯科とは、虫歯や歯周病などの病気の再発を未然に防ぎ、快適な食生活を営むための治療です。
通常大人には、親知らずを含めて32本の歯があります。永田デンタルクリニックでは、『8020(80歳になっても健康な歯を20本残そう)運動』を応援しています。
小さなお子さんからご年配の方まで、将来の快適な食生活のためにも、日ごろの歯や歯肉の病気の予防治療やその方法をご提案いたします。

まず当医院の虫歯治療では、MI治療を第一に考えています

まず当医院の虫歯治療では、MI治療を第一に考えています。MI治療とは健康な歯質を出来るだけ削らずに残して治療するという方法です。現在は歯科材料も進化して、以前は削って銀歯にしないといけなかった所も、虫歯の所だけを削って歯と同じ白い材料の詰め物で治療出来る様にもなってきています。(虫歯の形や大きさによっては、金属でなければ対応できない所は金属になります)また虫歯が進行していて神経まで達してしまっており、歯の中や根の中に細菌が入っている場合に根の治療をするのが歯内治療です。針のような器具と薬を使って根の中を無菌にする目的で行いますが、最近ではレーザー等を使い以前よりも殺菌効果もあり、通院期間も短くなってきています。
また歯周病は歯肉炎と歯周炎に分かれており、歯茎だけに炎症が起きているものを歯肉炎、歯茎とその周りの歯周組織(歯根膜や歯槽骨)に炎症が及んでいるものを歯周炎(歯槽膿漏)と言います。どちらも原因は磨き残しの歯垢と歯石です。逆に言えばお口の中に歯垢がなければ歯周病にはなりません。そこで当医院に来院して頂いている患者さんには、歯周病の原因や作用機序を説明し理解して頂いた上で、歯周病の治療を行っております。
ただ歯垢・歯石を除去するだけや磨き残しをなくせ、ここをこう磨けと言われてもそれがなぜか解らないとやる意欲も起きないと思います。歯科医院まかせにならず自分の歯は自分で守るという意識を持って頂きたいからです。また慢性の持病をお持ちの方や、妊娠中の女性の方は特に歯周病が悪くなりがちのため注意が必要です。そしてどうしてもやむを得ず抜歯となり、歯を抜いて無くなった所には義歯(入れ歯)やブリッジ(連ながった差し歯)、インプラントを入れたりします。それが欠損補綴です。人の口の中は様々で複雑な形をしており、噛み合わせも色々です。失った歯の所にはそうした様々な背景を考慮して、おひとりおひとりに合った物を提供する様に心がけております。

予防歯科とは、歯周病の所でもお話しましたが虫歯も歯周病も原因は磨き残しの歯垢の塊、すなわち細菌の塊です。そのため出来るだけ磨き残しをなくすために、磨き方の練習や指導をさせて頂いたり、歯ブラシの他に補助用具を説明したり、歯垢・歯石除去の他に「PMTC」と言って専用の器具を用いて歯ブラシではとれない歯の表面に付いたヌルヌルした歯垢の塊(バイオフィルム)を除去したりします。これらは定期検診の一貫として行わさせて頂いていますが、お口の中の状態によりその間隔は人により違いますが1ヶ月、34ヶ月、6ヶ月に分かれます。特に歯周病の方や、乳幼児期、学童期のお子様は34ヶ月をおすすめします。
半年間隔だと歯周病の方は悪化したり、乳幼児期、学童期のお子様は虫歯が進行して神経まで達する様な大きな虫歯になっていたりする傾向にあるからです。悪い所が早く見つかれば痛みも少なく治療も終ります。今までは痛くなってから初めて歯医者に行くという事が多かったと思いますが、これからは予防の時代なのです、何ともない時こそ検診・予防を受けて、歯医者を恐い・痛いというイメージから楽しく気持がいいと言うイメージに変えてみてはいかがですか。

2018年11月28日水曜日

歯みがきと軽く思わず、ぜひ歯ブラシの持ち方からお聞き下さい。

歯の最もいい状態は、むし歯や歯肉炎、歯周病など口腔内のトラブルが発生する原因をつくらずケアをすることです
。実は日本人は毎日欠かさずはみがきをしているのに、80歳で残っている歯の数は平均で5本程度です。何故かというと、磨いているのと磨けているでは全く違うのです。
テレビのCMなどで、歯みがきした後に歯垢が赤い液で染まり磨き残しがあるのをご覧になったことがあると思います。自分では日頃きれいに磨けていると思っても指導を受けないと上手に磨けないものです。
歯みがきと軽く思わず、ぜひ歯ブラシの持ち方からお聞き下さい。
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)のすすめ
強い力ではみがきをすると、エナメル質を削ってしまい、歯茎までさがり象牙質も露出してしまいます。象牙質はエナメル質より細菌(ミュータンス菌)が出す酸に弱くむし歯になりやすいです。

このミュータンス菌は歯に強力に付着する性質で、付着性のない他の細菌まで巻き込んで付着していき、バイオフィルムという細菌同士のグループを形成します。このバイオフィルムは、歯みがきや薬剤で取り除くことが困難で、口腔内で広がりむし歯を進行させます。また、むし歯だけでなく歯や舌について汚れで歯肉炎・歯周病の原因もつくっています。

PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)は、歯科衛生士が専門的な器具を使用し、クリーニングを行い、普段行き届かない場所や歯石やバイオフィルムを取り除き、むし歯・歯周病の予防や改善と歯質の強化・歯の着色を除去し歯を健康に保つ効果があります。
『歯周病になっても歯がなくなるだけで死ぬことはない』と思われるかもしれませんが、実際は、油断していると、細菌(バイ菌)が増えて、気管支や肺に入り込んだり、歯ぐきの中の血管に潜り込んで血栓が出来る原因になったりと歯周病が心臓病(心内膜炎、狭心症、心筋梗塞、動脈硬化)や脳卒中、肺炎など全身の病気の発症と関係あることがわかってきました。他にも糖尿病を悪化させたり、早産や低体重児出産を引き起こしたり、最近では一部の癌(がん)との関係も疑われています。

歯周病治療の全体的な流れは以下のようになります。

歯周病も感染症で、細菌とカビ菌が歯の周りの歯肉や骨などの組織を壊して進みます。
当歯科医院ではブラッシング指導、歯石除去はもちろんのこと、場合によっては「薬で歯周病を治す」歯周内科治療も取り入れております。歯周病は、知らないうちに歯ぐきの骨がなくなる病気です。歯の表面にプラーク(歯垢)が付着し、その中の歯周病菌が増殖することによって歯を支える土台である歯周組織や骨を破壊し、歯を失ってしまうこともあります。おもな原因はプラークですが、糖尿病などの全身の病気やタバコを吸うなどの生活習慣が、歯周病をひきおこしたり悪化させる原因にもなっています。
歯周病治療の流れ
歯周病治療の全体的な流れは以下のようになります。

診査・診断
歯周ポケットの深さ、歯肉からの出血の有無、歯の動揺度を特殊な器具を用いて調べます。またX線診査により歯槽骨(顎の骨)の状態を調べて、歯周病の進行状況を診断します。

患者教育
歯磨き習慣を含めた生活習慣の見直しを行い、その改善を促します。また、正しいプラークコントロールの方法を身に付けるために、口腔清掃指導(ブラッシング指導)を行います。これは、各人に最も適したブラッシング法を指導したり、歯ブラシだけでは磨けない歯と歯の間を清掃するデンタルフロスや歯間ブラシの使用法などを指導する重要なステップです。

プラークコントロール
パーソナルプラークコントロールとは、皆さんが行う毎日のブラッシングのことです。プロフェッショナルプラークコントロールとは、歯科医や歯科衛生士が行うクリーニング(歯石除去や歯周ポケット内の清掃)を指します。このプラークコントロールは治療の最も重要なステップであり、難しいところです。

再評価
適切なプラークコントロールが行われると、歯周組織の状態は改善され、メインテナンスに移行します。しかし、改善されない場合には再度クリーニングに戻り、改善されるまで繰り返されます。
メインテナンス
改善した歯周組織の状態を長く維持していくために、1カ月、3カ月、または6カ月ごとの定期的なプロフェッショナルクリーニングを受けていただきます。この段階でも、もしも後戻り(悪化)が認められると、再度ブラッシング指導を受けていただくことがあります。

2018年11月27日火曜日

普段の歯の汚れ方にもよりますが、3ヶ月に一度行うのが理想的です。

歯周病とは歯周病菌により顎の骨が溶かされる病気で、一般的に「歯槽膿漏」と呼ばれています。
初期状態では歯茎に炎症が起こり、腫れたり出血をします。悪化すると膿みが出て顎骨が溶けていき、歯を支えてる組織が破壊され、最終的には歯が抜けてしまいます。歯周病はかなり進行しないと症状が出てこないので、早期の治療が重要です。アゼリアデンタルクリニックでは歯科医師と歯科衛生士が共同で歯周病の専門的な治療にあたらせて頂いております。
また、歯周治療の中心は、患者様自身での歯ブラシと歯ブラシでは取りきれない汚れや歯石の除去を歯科医院で行う事ですが、当院では、必要な場合には歯周病の進行防止や再生を目的とした歯周外科処置や矯正治療など、専門的な処置もさせて頂いております。中程度・重度の歯周病治療には、非常に長い治療期間を要します。当院は、長期に渡って患者さまのお口の健康を第一に考えスタッフ一丸で全力でバックアップ致します。お気軽にご相談下さい。
PMTCとはプロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニングの略で専門的な知識ある歯科医師や歯科衛生士が専用の道具で歯をクリーニングする方法です。
歯の隙間の磨き残しの歯垢や、ご自宅での歯磨きでは除去できない歯の表面の虫歯菌のバイオフィルムなどを除去します。茶しぶやヤニなどの着色による汚れも落とし、歯そのものの白さや光沢をだすことも出来ます。

【こんな方におすすめ】
口のにおいやねばつきが気になる方
口の中をさっぱりさせたい方、リフレッシュしたい方
クラウンなどの補綴物を装着している方
インプラント治療・歯周病治療後の方
歯列矯正治療中の方
普段の歯の汚れ方にもよりますが、3ヶ月に一度行うのが理想的です。
ブラッシング指導
当院ではいつでもブラッシング指導を行っております。きちんと歯磨きをしているのに虫歯ができてしまう方、一度ご自分の磨き方をプロにチェックしてもらいたいという方、歯磨きを見直してみてはいかがでしょうか?お子様でも大人の方でも、気軽にご相談ください。

みなさまは治療が終わったあと、また虫歯や歯周病になり、歯科医院で治療を受けた経験はありませんか?

もしそういう経験があるなら、それは定期的な検診や予防処置がきちんといかされていないのかもしれません。予防歯科の重要性がお分かりの方でも、ご自分のお口のリスク(虫歯や歯周病のなりやすさ)を知らなければ、予防しようがありませんよね。メインテナンスとは、私たちお口の専門家が、歯科医院で定期的に皆さんのお口のケアを行い、お口のリスクを「検査、管理、予防」することにより、そういった治療終了後の病気の再発を予防していくことなのです。

予防処置ですから、お口の環境が悪くなる前に定期的に行っていくことにより、健康なお口の状態を保つことができます。あまり知られていないのですが、実は初期の虫歯は痛みを感じませんし、歯周病も歯が揺れてくるまで気づかないことが多いのです。ですから、痛みが出たり、歯が揺れたりして歯科医院に訪れると、予想以上に治療期間がかかることはよくあります。
PMTC
歯科医師、歯科衛生士が専門的な器械とフッ素入り研磨ジェルを使って行う歯面清掃(クリーニング)のことを言います。歯の表面から歯と歯肉の境の溝の中(13mmまで)のプラーク(細菌の塊)をすべて取り除くことができます。PMTCをすることによりツルツルに磨かれた歯面はプラークがつきにくくなります。PMTCとはお口の健康維持のための環境作りを目的とした処置です。特に、タバコのヤニや茶渋など着色が気になる方や歯槽膿漏、口臭の気になる方にお勧めです。

PMTCの効果
歯肉炎、歯槽膿漏、口臭の予防
知覚過敏、虫歯の進行抑制

PMTC・予防歯科
当院では専門家による口腔内清掃(PMTC)のみに頼ることなく
虫歯の原因菌の量、唾液の量、唾液の質なども検査して、甘味の摂取、フッ素の応用等など個人に対応したアドバイスをする事により、予防歯科を行っております。
定期検診で行う事
1.むし歯ができていないかのチェック
2.歯ぐきが腫れたり血が出たりするところはないかのチェック
3.食生活、生活習慣に合わせた歯のお手入れアドバイス
4.強い歯にするために、フッ素を塗布
5.プロの手でお口のクリーニング

2018年11月26日月曜日

とてもスッキリして、気分爽快になるはずです。

当たり前のことですが、お口の中は、食べ物や飲み物が通るため、とてもデリケートな環境になっています。
予防歯科に積極的に取り組まれているスウェーデンと日本を比較すると、スウェーデンの80歳以上の歯の残存率が若い時と変わらない本数を維持し、日本では、歯の残っている本数は平均で約9本と言われています。つまり、ご自宅での毎日の歯磨きだけでは、ご自身の歯を健康に保つには限界があるということを意味しています。口腔内の病原菌であるむし歯菌や歯周病菌が、バイオフィルムという膜となり、歯磨きだけでは完全に取り除けない状態になってしまうからです。その対策として、歯科医院に定期的にお越しいただき定期健診や歯のプロによるメンテナンスやクリーニング(PMTC)を受けることが出来ます。また、ブラッシングの指導なども行いますので、効果的にむし歯や歯周病を防ぐことが出来ます。
予防歯科の重要性。
当たり前のことですが、お口の中は、食べ物や飲み物が通るため、とてもデリケートな環境になっています。物を噛むときには歯と歯が激しくぶつかり合うため、歯と歯の間や詰め物やかぶせ物の間に小さな隙間ができ、そこからむし歯菌が侵入し、むし歯の再治療につながってしまいます。再治療となってしまった場合には、さらに歯を削らなくてはいけなくなるため、ますます歯を残すことが難しくなり、抜歯せざるを得なくなってしまった場合には、その欠損を補うために、ブリッジや入れ歯、インプラント治療が必要となってしまいます。1度治療した歯は、健康な歯以上に正しい予防とメンテナンスが大切となります。正しい予防とメンテナンスの知識を身に付けましょう。

お買い物やお仕事の合間に、美容室に行くのと同じ感覚で、歯科医院でお口のクリーニングを受けて見られてはいかがでしょうか?何年も経ってから、歯石を取りに行くというのも決して悪いこととは思いません。でも、せっかくキレイにしたなら、歯石がたまるまで待つより、気が向いた時に、気軽にお口のクリーニングに行くのも良いものです。とてもスッキリして、気分爽快になるはずです。

日本では数%の方しかそのような習慣が無いようですが、欧米では、お口のエチケットとして、クリーニングで歯科医院を訪れるのは、あたりまえの習慣なのです。
気分転換にも、スッキリして、将来歯を失う予防にもなり、何か異常があれば、すぐに対応できるのですから、きっとご自身のメリットになるのではないでしょうか。

クリーニングがとてもスッキリして、歯周病予防にもつながり、口臭予防にもつながり、早期発見にもつながるメリットだらけで、習慣にできそうなら、一定の間隔で、それこそ、美容室に通うように、定期メンテナンスに切り替えてみるのもおススメです。定期メンテナンスを受けることで、将来歯を失う可能性を減らすことができます。
クリーニングや定期メンテナンスの習慣のない日本では、80歳になって残る歯は8本と言われております。対して、クリーニングや定期メンテナンスがあたりまえの欧米では、80歳になって残る歯は、1520本なのです。どうでしょうか。入れ歯になってしまう前に、定期メンテナンスを良い習慣にして、お口スッキリ、口臭や歯周病予防につながるのも、良いことだらけではないでしょうか。

健康な歯を維持するには日頃からのケアがとても大切です

歯科医院は歯が痛くなってから行くもの、というイメージはありませんか。
しかしむし歯になってしまった歯は、元には戻りません。歯には再生能力が無いので、穴が開いたままになってしまいます。そのため当院では、歯を抜いたり削ったりしなくて済むように、「予防治療」をおすすめしております。 定期的に歯科検診を受けていただくと、むし歯や歯周病を早期発見することができ、美しく健康な歯を長く保つことができます。

PMTC
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で、歯の専門家(歯科医師、歯科衛生士)による専用の器械を使った歯のクリーニングのことです。毎日歯を磨いていても、歯ブラシが届きにくい所には汚れがたまりがちです。汚れに細菌が集まり、薬剤や殺菌剤から身を守る「バイオフィルム」になってしまったら、もうハミガキで取り除くことは不可能です。PMTCではこのバイオフィルムを完全に取り除くことができます。歯に本来の白さと滑らかさが戻り、口臭も改善・予防することができます。
ホームケアのアドバイス
健康な歯を維持するには日頃からのケアがとても大切です。自宅で行われているケアを見直すことは、むし歯や歯周病を予防するのに大変効果があります。歯の形には個人差がありますので、毎日のハミガキがどのように行われているかを実際にチェックし、より患者様に合ったケア方法を指導いたします。

PMTCは虫歯や歯周病の予防をすることが出来ます。
毎日しっかりと歯磨きをしていても磨き残してしまっている部分や、歯と歯肉の間の溝(歯肉ポケット)など歯磨きだけでは磨きづらい部分を専用の柔らかいゴムブラシで一本一本丁寧に磨いていきます。
マイクロスコープ 歯科
終わった後には爽快感が生まれ、歯の表面もツルツル、ぴかぴかになりますので、最近では歯のエステ感覚で来院される患者様も多くいらっしゃいます。

始めにクイックジェットによるステインの除去を行い、PMTC専用のブラシ・ペーストを使用して歯面研磨をします。 最後にMiペーストによるミネラルパックを行い虫歯になりにくくします。保険診療では使用しない専用の器具・材料を使用して行います。

正しいブラッシングと定期的な歯科医院での検診は虫歯や歯周病を防ぐための大切な両輪といえます

虫歯に強い歯をつくるフッ素
フッ素は歯を強くする成分で、虫歯に対して抵抗力の弱い乳歯などを虫歯から守る薬剤です。初期の虫歯を修復する効果や歯垢の中にある虫歯菌の働きも抑える効果もありますので、幼児期の虫歯予防には効果的です。フッ素は「フッ素入り歯磨き粉」・「フッ素のうがい薬」などがありますが、歯医者による歯面へ直接のフッ素塗布がより効果的です。

歯を削ることなく予防できるシーラント
奥歯の噛む面には溝があり、虫歯が出来やすいところです。ここにシールをして虫歯を予防する方法がシーラントです。シーラントは歯を削ることがないので痛みはありません。ただし、このシールが剥がれることもありますので、定期的に検診をする必要があります。シーラントを行ったからといって、必ずしも虫歯が出来なくなるというものではありません。
しっかり予防を行いましょう
今や歯科医療の主流は、「治療」から「予防」になりつつあります。悪くなってしまったところを治療するのはもちろん大切なのですが、それだけでは「悪くなっては治療し、また悪くなっては治療し」の繰り返しになってしまい、健康な歯がどんどん少なくなってしまいます。大切なのは「これ以上お口の健康が損なわれないような口腔環境をつくること」なのです。ですから、現在痛みを感じている方はもちろんですが、そうでない方も是非一度クリニックを受診してみて下さい。

では、80歳で何本の歯が残っていれば良いのでしょうか?
正解はありませんが、約20本前後残っていれば、歯の健康状態は良好と言われています。 例えば、虫歯で歯を削りだすと、その歯の寿命は平均40年になると言われています。 10歳の時に初めて虫歯治療を始めますと、50歳でその歯を失なうことになるのです。

虫歯にならないこと、歯を削らないことが理想ですが、一度なってしまった虫歯をそのままにしておくわけにもいきません。 残念ながら、世界でもトップレベルと言われている歯科医療技術(歯を削って治す)を持ちながらも、多くの方が歯を残せないのが、この日本の現状なのです。
正しいブラッシングと定期的な歯科医院での検診は虫歯や歯周病を防ぐための大切な両輪といえます。日頃のセルフケアにより、出来る限りお口の中を清潔な状態に保ち、定期的に歯科医院にてチェックを受けて、必要であれば上述の歯石除去やPMTCを行っていくことが末永く自分の歯で楽しい食事をする秘訣と言えます

2018年11月23日金曜日

口の中で銀が溶け出してしまうという危険性もはらんだ金属です

高い治療費が必要になるとか、見た目を綺麗にするだけの治療という印象を持っている人は少なくありません。
もちろん見た目を綺麗にするのも主な目的の一つともいえます。しかしそれだけではありません。それによく知って理解すると、セラミックはそこまで高価な治療法ではないことがわかります。もし見た目だけの治療で関係ないと思っている人や、むし歯の治療を受けるという人には、ぜひ知っておいてほしいのが審美歯科治療です。

審美歯科(セラミック)治療の最大のメリットは、むし歯の再発が銀歯に比べ、少ないことです。むし歯の再発は通常、歯と詰め物の境目にプラーク(歯垢)が付着することから始まります。このプラークがむし歯の原因なのですが、むし歯治療に使う材料は境目が少なく、プラークが付着しないものを使用するとむし歯になる可能性が低くなるということがわかると思います。一般的に使われる銀歯の金属は、金銀パラジウム合金です。約50%は銀です。銀は光に当たると錆びてしまうほど不安定な金属です。
口の中で銀が溶け出してしまうという危険性もはらんだ金属です。さらに金属アレルギーを起こしやすい人体に有害な金属でもあります。腐食が原因で凹凸が生じ細菌が繁殖してしまうのです。一方セラミックは、表面が非常に滑らかです。プラークが付着しにくいのです。腐蝕することはなく、むし歯再発のリスクを抑えることができます。さらに最新の接着剤と非常に相性がいいので歯と一体化することができます。これによって失われた歯を復元するような働きもできるのです。残った歯のひび割れを防ぎます。セラミックはむし歯治療に非常に優位性のある素材なのです。

審美歯科(セラミック)治療は非常に優れた治療法であることがわかると思います。とても良い治療法なのに、なぜ歯医者は必ずセラミック治療を選択しないのか?と、不思議に思うかもしれません。セラミック治療自体は新しい考えではありません。しかしなぜ日本においてそこまで浸透していないかというと、やはり保険の壁があるからでしょう。セラミック治療は審美治療としても使われる背景から保険の適用外の治療法となっています。
つまり、治療費が保険診療に比べ、高額になってしまいます。
保険適用外の治療であることを歯科医としてはなかなか言い出しにくいということも、セラミック治療が今まで浸透していないことの原因のひとつでもあるようです。日本では、わずらわしさから、どうしても安価に治療ができる銀歯を自ら選択してしまう歯科医も多くいます。しかし、セラミックの耐久性や歯の健康について、真剣に考えるならば、セラミック治療は決して高額なものではありません。むし歯ができるたびに銀歯、数年後に再治療を繰り返し、限界を迎えたら抜歯し、欠損箇所の治療とメインテナンスを永続的に行うよりも、初めからきちんとセラミック治療を行い、むし歯の再発を抑えることが出来れば、生涯医療費は比べ物にならないほど、うんと安く済みます。初めからかぶせ物の種類が金属しかないと考えないで、セラミック治療も選択肢の一つに追加してみてはいかがでしょうか。