2018年11月2日金曜日

歯ぐきの腫れなどによる痛みがある場合、まず、痛みを取る治療をします。

歯槽膿漏という名称が使われることもありますが、これは歯ぐきに膿がたまる症状のことで、歯周病の一種です。歯周病の初期段階は歯肉炎と呼ばれます。これはバイ菌の侵入により、歯ぐきが腫れている状態です。

原因は歯周病菌です。歯ぐきの周りに歯石があると、歯周病菌の住処になってしまいます。歯周病菌はプラークに保護されている状態になり、そのままでは薬も効きません。歯石はプ ラークが石のように固まったもので、ブラッシングではとることができません。ですから、歯周病の予防にはプラークを減らすプラークコントロールが重要なの です。
歯周病治療流れ
痛みを止める/炎症を抑える。
歯ぐきの腫れなどによる痛みがある場合、まず、痛みを取る治療をします。
2.検査
歯周病の重症度を測ります。探針を使って歯周ポケットを測るプローピング検査と、レントゲンで歯の土台の骨を見る検査をします。
3.歯石クリーニング
クリーニングの回数は、重症度によって変わります。経度なら歯の表面の歯石を取るだけですみますので、1回で終了です。しかし、中程度以上になると2回来院していただくことになります。
4.定期検査
定期的にチェックをすることにより、歯と歯ぐきの健康な状態を保つことができます。
歯周病の治療は炎症を抑えることですが、それだけで歯周病が治ったわけではありません。治療の最終目的は、歯周ポケットを3mm以内に浅くすることです。歯周ポケットが3mm以下が、健康な状態だからです。ですから、歯石クリーニングで菌の温床を除去し、投薬などで菌を撃退し、日常のブラッシングや食生活で菌の繁殖を防ぐのです。

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