2018年11月2日金曜日

歯のグラグラの著しい歯周病の末期症状です。

その病気による歯の喪失、その結果の、噛むという機能を回復するための義歯装着・・・
患者様に及ぼす影響は大きいです歯科医院では、治療に先駆け歯周病初期治療を必ず行っております。

歯肉炎
歯周ポケットの深さ 3mm以内
歯肉溝に侵入した歯周病菌がバイオフィルムを形成して歯周ポケットになっています。歯ぐきが炎症を起こして少し赤く腫れいますが自覚症状はほとんどありません。歯ぐきに限局された状態で歯根膜や歯槽骨の破壊はありません。適切な口腔ケアと歯周治療で元の健康な状態に戻すことができます。

軽度歯周炎
歯周ポケットの深さ 3~5mm程度
悪化に伴ない歯周ポケットはさらに深くなり、歯根深部への歯石の付着も始まっています。歯ぐきの炎症も肥大し、出血や排膿などの自覚症状も現れ始めます。歯を支える歯根膜や歯槽骨の破壊はこの頃から始まります。
中等度歯周炎
歯周ポケットの深さ 4~7mm程度
歯周ポケットの深さはさらに増しており、歯槽骨の破壊が進むと歯ぐきが下がり歯根露出が始まります。さらに破壊が進むと歯はグラつき始めます。ブヨブヨした歯ぐきからの出血や排膿が頻繁に見られるようになり、口臭もきつくなってきます。

重度歯周炎
歯周ポケットの深さ 6mm以上
歯のグラグラの著しい歯周病の末期症状です。
歯ぐきからの出血や排膿は収まらず、歯根露出も顕著になり、痛みから物が噛めないこともあります。口臭もさらにひどくなっています。そのままにしていると歯は自然に抜け落ちます。歯を残すことが難しい場合は抜歯の検討も必要になります。

スケーリング・ルートプレーニング
歯垢(プラーク)が付きやすい環境を作る歯石。歯石は目に見える所だけではなく、歯の根を伝って、歯肉の奥の方まで入り込んでいるものです。それを徹底的に取り除く為、歯を1本1本丁寧に治療していきます。歯石と同時に、細菌にやられてしまった歯肉のかけらもかき出し、歯肉をすっきりさせます。
プロ・クリーニング
歯の表面に出来た細菌の膜を1度全てはがし、フッ素を塗ることで新たに作られる細菌の膜が善玉菌の多い保護膜となり、悪玉菌をよせつけにくくします。同時に、細かな所に入り込んだ茶渋やヤニなどの着色もキレイに落とすことが可能です。

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