2018年11月22日木曜日

歯周病は最初、痛みを伴わずに進行していきます

歯周病とは、歯の歯肉に近い部分についた歯垢(プラーク)にいる細菌によって引き起こされる病気です。歯と歯肉の境目についた歯垢や歯石から、歯の根にそって歯周病菌が入り込み、歯を支えているまわりの組織をじわじわと壊していき、 最悪の場合、歯が抜けてしまいます。

危険信号は?
毎日の歯磨きで出血する
歯肉が赤く腫れている
歯肉が何となくゆるんでいる感じがしたりする
口臭が続いていて気になる
何となくどこか、痛い・かゆい・不快だと感じる
歯がぐらつく
歯が伸びてきた
歯の位置が移動してきた
こんな症状のあるかたは要注意です。
歯周病は最初、痛みを伴わずに進行していきます
ほとんどの人は、歯肉から血が出る。腫れた。
といった自覚症状を感じてからはじめて来院されますが、このような症状があるときは、かなり進行した状態です。
歯周病は歯磨きでは防げません。
毎日の歯磨きをしていれば歯垢の除去はある程度可能ですが、歯石の除去は歯ブラシではできません。歯石は一度できると歯の周りに軽石のような性状で強固に歯に付着します。
PMTCProfessional Mechanical Tooth Cleaning
歯科に関して専門的な知識と技術をもつ、"歯科衛生士"によるお口の中の大掃除です。専門の器具・薬剤を使ってクリーニングします。一連の治療が終了した後、いかに今後再び病気にならないかを考え、患者様おひとりおひとりに合った予防プログラムを提案します。36か月ごとの来院をおすすめし、永いお付き合いをしていきたいと思います。健康保険適用外の場合があります。

歯周病は悪化すると非常に恐い病気です。 歯周病の進行段階は、大きく分けて「歯肉炎→軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎」という四段階に分けられます。
尚、歯周病は、最近では全身疾患との関係も明らかになってきており、まさに「歯周病は万病のもと」とも言えるでしょう。
菌が全身疾患に大きく関与している のが医科でも問題になってきています。カビが肺に入れば肺炎になってしまいます。歯周病も、わずかでもお口の中で出血を起こすとそこから血管に菌が入って しまい、心臓で炎症を起こすのです。歯周病の人が心臓病になる確立は23倍あります。他にも食道癌、糖尿病、早産、高血圧などにも関与しています。ま た、たばこを吸うと歯ぐきの血管が収縮し、白血球が減少し、歯周病になりやすく、歯周病が治りにくいことがわかってます。

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