2018年11月12日月曜日

歯周病はお口の中だけの病気と思われがちですが、全身に様々な悪影響を及ぼすことが昨今わかってきました

皆さんご存知ですか?実は、30歳以上の人が歯を失う最大の原因は虫歯ではなく、歯周病です。
自分では気づかない軽度のものを含めると、成人の8割以上の方がかかっているといわれています。歯周病に好発年齢はありませんが、加齢とともに唾液の分泌量が減り、口の中が乾燥し、歯周病菌が増えるのに適している環境へと変化していきます。また、歯周病はサイレンディジーズとも言われ、ひどくなるまで自覚症状が少ないのが特徴です。大切な歯を一本でも多く残すために、早期発見、治療、予防が大切です。

歯周病はお口の中だけの病気と思われがちですが、全身に様々な悪影響を及ぼすことが昨今わかってきました。歯周病菌は毒素や炎症性物質を大量に放出します。こうした有害物質が血流に乗り、全身に流れ、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの血管障害を起こす危険性を高めます。また糖尿病を悪化させることも…。妊娠時に歯周病を放置すると、早産や低体重児出産のリスクが増加するとも言われています。予防や早期発見、早期治療を心がけ、お口の中だけではなく、多くの病気から自分の体を守りましょう。
PMTC
PMTCとはプロの手によって歯をクリーニングすることです。
日頃、歯を磨いていてもどうしても歯の表面には、粘着性の細菌バイオフィルムが
付着しています。
PMTCは、歯科衛生士による特殊な専用の器具を使い、
歯の表面の歯石、バイオフィルムを除去する方法です。
ツルツルに磨かれた歯面は、プラークが付着しにくくなります。
また、PMTCを定期的に行うことにより、歯をむし歯・歯周病から守り、
健康な口元を維持できます。
タバコを吸う方、お茶やコーヒーをよく飲む方、PMTCを行うだけで歯が白くなります。
また歯ぐきの腫れ、痛みを抑え、歯の寿命を延ばすことが期待できます。
歯周病を予防するには、セルフケアと歯科医院で行うメンテナンスが重要です。歯周病は生活習慣病のようなものです。どんなに良い治療を受けたとしても日々のセルフケアや定期的な歯科医院でのメンテナンスを怠ればすぐに再発してしまいます。そのため歯周病治療以上にメンテナンスが大事とも言われます。自分の歯を一本でも多く残すためにもセルフケアとメンテナンスを徹底し健康的な歯でより良い生活を送りましょう。お口の中の状態は一人一人違います。歯みがきの仕方も一人一人に合ったやり方があります。ぜひお気軽にご相談下さい。

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