2018年11月6日火曜日

フッ素を歯に塗って、歯の質を強くし、虫歯にならないようにする処置です

8020運動とは、80歳になったときに自分の歯を20本残そう!という運動です。
ヨーロッパの歯科先進国では、80歳以上の高齢者でも平均20本以上の歯を維持しています。一方、日本の80歳以上の高齢者では、自分の歯が平均45本しか残っていません。そんな現状を打開するために、この運動が叫ばれるようになりました。また自分の歯が20本以下であっても20本以上の咀嚼機能が回復されていればブリッジや入れ歯、インプラントという方法で治療を行うことが可能です。大事なことは「20本以上の歯を残そう」という目標を持つ気持ちだと私たちは考えます。
虫歯や歯周病は「感染症」です
虫歯も歯周病も、細菌がいるから起こります。細菌感染なので、人から人へ唾液を介して感染します。特に、母子感染。家族間感染をするものであるという認識が必要です。したがって感染症であるからには、感染をコントロールすることによって疾患の治療や予防が可能になるということです。また、歯周病は自覚症状がなく、気が付くと進行しており、歯が抜け落ちてしまう怖い病気ですし、更に口臭の原因にもなります。そこで当院では歯周病治療(口臭治療)や口臭予防・対策にも力を入れております。

プラーク(歯垢)
プラーク(歯垢)は、食べ物の食べかすをエサにして増殖した細菌のことで、歯を磨いたあと、時間が経つと歯の表面がネバネバした感じになるのが特徴です。プラークは除去歯垢染色剤を使用すると、磨き残したプラークが赤く染まるので、赤く染まった箇所を歯磨きで全て取り除いていく方法が一般的な治療法です。

PMTC
PMTCProfessional Mechanical Tooth Cleaning)は歯ブラシが届きにくい部位や、頑固な汚れ(細菌)を専用の機械を使って清掃・研磨していきます。PMTCには、虫歯予防や歯周病予防や改善、タバコのヤニなど歯の着色を除去し、本来の綺麗な歯に戻す効果があります。
フッ素
フッ素を歯に塗って、歯の質を強くし、虫歯にならないようにする処置です。細菌の抑制だけでなく、歯質の強化の効果があります。

いつまでも食べる幸せを感じてもらうために
なぜ、歯の治療が必要なのでしょうか?それは、いつまでもご自身の歯で美味しく食べる幸せを感じるためだと私たちは考えています。どんなに美味しい料理でも歯にトラブルがあると、美味しく感じにくくなります。悪くなってから治療を行うという考え方だと、歯を失う可能性が非常に高くなります。

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