2018年11月26日月曜日

正しいブラッシングと定期的な歯科医院での検診は虫歯や歯周病を防ぐための大切な両輪といえます

虫歯に強い歯をつくるフッ素
フッ素は歯を強くする成分で、虫歯に対して抵抗力の弱い乳歯などを虫歯から守る薬剤です。初期の虫歯を修復する効果や歯垢の中にある虫歯菌の働きも抑える効果もありますので、幼児期の虫歯予防には効果的です。フッ素は「フッ素入り歯磨き粉」・「フッ素のうがい薬」などがありますが、歯医者による歯面へ直接のフッ素塗布がより効果的です。

歯を削ることなく予防できるシーラント
奥歯の噛む面には溝があり、虫歯が出来やすいところです。ここにシールをして虫歯を予防する方法がシーラントです。シーラントは歯を削ることがないので痛みはありません。ただし、このシールが剥がれることもありますので、定期的に検診をする必要があります。シーラントを行ったからといって、必ずしも虫歯が出来なくなるというものではありません。
しっかり予防を行いましょう
今や歯科医療の主流は、「治療」から「予防」になりつつあります。悪くなってしまったところを治療するのはもちろん大切なのですが、それだけでは「悪くなっては治療し、また悪くなっては治療し」の繰り返しになってしまい、健康な歯がどんどん少なくなってしまいます。大切なのは「これ以上お口の健康が損なわれないような口腔環境をつくること」なのです。ですから、現在痛みを感じている方はもちろんですが、そうでない方も是非一度クリニックを受診してみて下さい。

では、80歳で何本の歯が残っていれば良いのでしょうか?
正解はありませんが、約20本前後残っていれば、歯の健康状態は良好と言われています。 例えば、虫歯で歯を削りだすと、その歯の寿命は平均40年になると言われています。 10歳の時に初めて虫歯治療を始めますと、50歳でその歯を失なうことになるのです。

虫歯にならないこと、歯を削らないことが理想ですが、一度なってしまった虫歯をそのままにしておくわけにもいきません。 残念ながら、世界でもトップレベルと言われている歯科医療技術(歯を削って治す)を持ちながらも、多くの方が歯を残せないのが、この日本の現状なのです。
正しいブラッシングと定期的な歯科医院での検診は虫歯や歯周病を防ぐための大切な両輪といえます。日頃のセルフケアにより、出来る限りお口の中を清潔な状態に保ち、定期的に歯科医院にてチェックを受けて、必要であれば上述の歯石除去やPMTCを行っていくことが末永く自分の歯で楽しい食事をする秘訣と言えます

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