2018年10月22日月曜日

【歯周病は、歯を支える周りの組織に起こる病気です】

【ほとんどの大人がかかっている病気です】
3544歳の人ではおよそ81%、4554歳では85%の人が歯周病にかかっています。 
つまり、ほとんどの大人が程度の差はあっても、歯周病にかかっているといっても過言ではありません。
(厚生省歯科疾患実態調査1993年より)

【歯周病は、歯を失う大きな原因の一つです】
歯を失う原因の第1位は虫歯ですが、歯周病も虫歯の次に歯を失う大きな原因になっています。特に40歳あたりからは、歯周病の比率が高くなってきます。
【歯周病は、歯を支える周りの組織に起こる病気です】
歯の周りには、歯を支える様々な組織(歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨)があります。歯周病は、これらの組織が細菌に感染して起こり、次第に歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けていく病気です。
虫歯は歯が溶ける病気ですが、歯周病は骨が溶ける病気なのです。

【歯周病は、生活習慣病です】
人は母親の胎内では無菌ですが、成長、発育過程で菌の感染を受けます。歯周病の直接の原因は、このようにして感染した細菌です。しかし、同じように感染した人たちが同じように歯周病にかかるわけではありません。 そこには、外的要因として個々のライフスタイルが密接に関係しています。 不潔、食生活の不摂生、喫煙などの悪いライフスタイルのために体の抵抗力が低下することによって発症し、進行してしまうと考えられます。

歯周病を治療していくには時間もかかりますし、症状が進行していれば最悪、治療の甲斐なく歯 が抜けてしまうこともありますので、歯周病はとにかく予防が大切なのですが、それでも日本人の多くが歯周病になってしまうのが原状です。 では残念ながら歯周病になってしまった場合はどのような治療を行っていくのでしょうか? 
もちろん一口に歯周病といっても原因、症状を悪化させている原因は11人異なりますので、歯周病を治療していく前に検査を行い、11人に適した治療を行っていく事となります。患者様のお口の状況はお一人毎に異なっていますので、生活習慣から個別に正確に把握し、歯周病検査を通し原因を分析し治療方針決定。担当歯科衛生士がマンツーマンで歯周病治療に、またその後のメインテナンスケアにあたります。

プラークコントロール
歯周病予防、治療共に基本となるのが『プラークコントロール』です。プラークコントロールとは歯周病の原因である『歯垢(ぷらーく)=歯周病菌』の増殖を抑えることに重点を置いた予防、治療法で、正しい歯の磨き方や歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使用してプラークコントロールをする事が歯周病予防、治療の基本なのです!

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