健康寿命を延ばす為には、口の中の環境を守ることが非常に大切になってきます

現代の日本では、80歳以上で20本以上歯が残っている人が半数を超えています。それぐらい意識が高くなってきています。予防すれば歯は残すことが出来ます。今後の課題は、自分で手入れが出来なくなった時にどうしていくかです。年をとってからも健康に過ごす為には、良い歯を残しておくことが重要です。

歯周病の怖さ

歯周病はとても怖い病気ですが、初期では自覚症状がほとんどなく、気づかないまま症状が進んでしまいます。そのまま気づかずに歯周病が進むと、歯を失うことにもつながってきます。

 ハンドピース

また、全身性の疾患（糖尿病や高血圧など）も誘発することが明らかになってきました。ご高齢の方にとっては、誤嚥性肺炎の原因にもなります。全身の健康の為にも、歯周病にならないようにすることが非常に大切です。

歯周病の進行度について

歯周病の進行はわかりにくく、多くの方はかなり進んでから歯周病に気づくことがほとんどです。歯周病は専門の検査を受けないと判断が難しい疾患です。

メンテナンスを定期的に行うことが大切

口の中の汚れをゼロに出来れば歯周病は進行しませんが、口の中の汚れは付着していてもわかりにくく、100点満点のブラッシングを毎日することはなかなか難しいことです。日常では70～80点のブラッシングを目指し、数ヶ月に一度のメンテナンスを行うことが、歯周病予防の為には現実的だと思います。自己流で完璧なブラッシングを続けることは難しい為、プロの手を借りてメンテナンスを行っていくことをおすすめします。

 口腔内カメラ

患者様自身が自宅で出来るケア方法

夜寝る前には必ず歯を磨き、綺麗な状態で就寝してください。歯周病もむし歯も寝ている時に進行します。その為にも、綺麗に磨き上げる方法をプロから学んで頂きたいと思います。