2018年4月5日木曜日

予防の基本となるのは毎日の正しいブラッシングですが、残念ながらそれだけでは十分とはいえません

年齢を重ねると、歯を失う方、入れ歯にする方が増えます。もしかして「それは仕方ないこと……」と思っていませんか? 実はこれは、日本において顕著に見られる傾向です。たとえば80歳時点での歯の残存数を見てみると、歯科先進国である欧米では約20本前後であるのに対し、日本では8本というデータが出ています。この違いは、予防意識の違いから来るものです。歯科先進国では定期検診でメインテナンスを受ける習慣がある割合が高く、スウェーデンでは約90%、アメリカで約80%、イギリスで約70%という数値が出ているのに対し、日本ではわずか2%。実にこれほどの差が生じているのです。
定期検診が、あなたの歯を守ります
予防の基本となるのは毎日の正しいブラッシングですが、残念ながらそれだけでは十分とはいえません。ブラッシングだけでは、どうしてもお口の中のすべての汚れを取り除くことができないからです。そこで定期検診に通って医師のチェックと専門的なメインテナンスを受けることが大切になります。

定期検診に通っていれば、お口の健康に対する意識も高まり、またもし異変が起きても早期発見・早期治療が可能になります。定期検診こそ、大切な歯を守る大切なポイントなのです。当院では一人ひとりのお口の状態に適した間隔を定め、定期検診の時期をご案内していますので、忘れずにご来院ください。
メンテナンスの重要性
従来の歯科治療は削って詰めたり、かぶせることが中心でした。そのため、わずかなむし歯でも削って治しましたが、現実には数年ほどで再発、悪くなってしまうことが少なくありません。何が原因でその歯が悪くなったのかを私達と一緒に考えていきましょう。
痛くない
歯は神経を取ってしまうと、天然歯と比べどうしても寿命が短くなります。ご自分の歯をできる限り残すためにも、早期発見と予防のための定期検査をしましょう。
削らない
むし歯の原因を取り除き、むし歯になりにくい環境にすれば、小さいむし歯ならば削る必要はありません。
抜かない
歯周病で歯がある程度グラグラしている状態でも抜かずに、固定することで噛むことができます。
治療後の再発を防ぐためにも定期検診・予防(メインテナンス)を行っていくことはとても大切です。定期的な検診を行うことで治療したところが、少しでも長く健康な状態を維持そして機能することができます。残念ながら万が一、悪化したとしても、早期に発見し、早期に治療することで進行を食い止めることができます。
そのため医院では 以下のようなことを行っています。

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