2018年4月16日月曜日

歯科医療においても虫歯や歯周病などの病気になってからの治療だけではありません

痛くなってからではなく、痛くなる前にという姿勢を目指して、予防とは、読んで字のごとく、「予め、防ぐ」という意味です。昨今の医療界では、この言葉に非常に重きをおき、今までの悪くなってから治すという医療のみならず、悪くなる前に病気となる原因を発見し、早期に絶つという医療が重要視されております。
歯科医療においても虫歯や歯周病などの病気になってからの治療だけではありません。痛くなる前にお口の中の健康を守り、また増進するための、積極的な医療もあります。つまり、病気の原因から治す方法です。これがもっとも効果的です。とりわけ歯科においては、虫歯や歯周病などの病気になったら元通りならない場合もあります。
また病気になると、ただ一本の歯を失うだけでは止まらず、心身の健康を含めた大切なものまで失ってしまいます。虫歯だから削って詰めましょう、痛いから神経をとりましょう、揺れてきたから抜きましょうこれが今までの歯科医療です。予防歯科では、虫歯や歯周病に限らず、口の中のあらゆる所を検査します。
たとえば、顎の骨や顎関節をはじめ、舌の粘膜の状態、口の中の癌の有無、噛み合わせや歯並び、唾液の量や質など。細かい検査を定期的に行うことにより、見落とされがちな口の中の疾患を早期に発見することができます。また大きな効果として、自分の口の中の状態を正しく知ることで、口の健康に対する意識が高まるという事があります。
検査だけでなく、今後の生活での注意点やその人にあった歯磨きの指導ができます。早期発見、早期治療につとめ、もとから虫歯をつくらないようにするための知識の習得と意識の改善、これが最も重要なのです。自分の歯は自分で守りましょう!

PMTCとは
近年、話題になっている言葉「PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)」をご存知でしょうか。PMTCとはその名の通り、プロフェッショナルによる歯のクリーニングのことをいいます。歯科医または歯科衛生士が特別な機器を使って、プロならではの歯のクリーニング行うことで、普段の歯磨きケアでは取り除くことのできない頑固な歯の汚れを取り除きます。PMTCには、歯の汚れを取り除き、きれいな歯を保つだけでなく、その結果として虫歯や歯周病を予防する効果もあります。

0 件のコメント:

コメントを投稿