2018年4月26日木曜日

日本と歯科先進各国の予防に対する意識の違い

歯医者に通う理由を「治療」から「予防」へ
「歯医者は、歯が痛くなってから行くところ」だと思っていませんか? 虫歯など歯の病気は、初期段階では自覚症状が乏しく、進行してから症状がでることがほとんど。歯が痛くなってから歯医者に行くと、重症化しているケースが多いのです。また、治療すれば痛みはなくなりますが、一度削ってしまった歯は元には戻りませんし、治療を繰り返すたびに歯のダメージは蓄積され、歯の寿命は縮まっていきます。生涯にわたり歯の健康を守るためには、病気になって「治療」するのではなく、病気を未然に防ぐための「予防」が重要です。ご自宅での毎日の歯みがきと、歯科医院での専門的なケアで、いつまでも自分の歯で健康に過ごしましょう

日本と歯科先進各国の予防に対する意識の違い
日本は欧米諸国と比べて定期検診を受けている人の割合がかなり低く、虫歯や歯周病に対する予防意識が低いことがわかります。また、予防意識の高い欧米諸国は、70歳での残存歯数が多い傾向にありますが、日本ではかなり少ない結果に。予防意識の違いが、高齢になってからの残存歯数に現れているのです。これらの調査結果から、予防の大切さをお分かりいただけるでしょう。
PMTCProfessional Mechanical Tooth Cleaning
PMTCとは、専用の器具を用いて行うプロによる歯のクリーニングのことです。毎日のブラッシングで落としきれなかった汚れを完全に除去し、むし歯や歯周病を防ぎます。どんなに毎日丁寧に磨いていても、磨き残しはどうしても出てしまうものです。歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)には歯ブラシが届かないのです。PMTCをすることにより、自身では取り除けない汚れを除去し口腔内を清潔に保ちます。
歯周疾患の改善及び進行防止
ご自身では、磨きにくい部位の歯垢(細菌の塊)を完全に除去し、歯肉の状態を健康にします。
むし歯の予防
ブラッシングだけでは落とすことの出来ない歯垢(細菌の塊)を破壊し、フッ素塗布で歯垢(細菌の塊)の再付着を防ぎむし歯の発生や進行をおさえる事が出来ます。
歯質の強化
歯垢(細菌の塊)を取りきった歯の表面に直接フッ化物入りペーストを用いることで歯の再石灰化(歯を強くする)を促進することができます。
審美性の向上
ステイン(タバコのヤニ、コーヒー、お茶などの着色)を除去し、光沢のある歯の表面を回復することができます。

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