2018年7月6日金曜日

ほとんど自覚症状がない歯周病ですが、進行すると下記のような症状が現れてきます

歯みがきが十分でないと、歯の表面に細菌がついてしまいます。それが集合体となったのがバイオフィルムで、これがむし歯の原因になります。バイオフィルムができてしまうと、普段の歯みがきでの除去は難しくなります。歯科医院では、このバイオフィルムを除去する処置をおこないます。歯の表面や歯根の歯石を除去し、そのあときれいに磨きをかけることで、再びバイオフィルムが付着するのを防ぎます。
歯石は歯垢(プラーク)が石灰化したものです。このような歯のクリーニングを「PMTC」(Professional Mechanical Tooth Cleaning)といいます。このPMTCを定期的におこなうことでむし歯を予防し、また歯周病予防にも効果を発揮します。

歯周病の症状
ほとんど自覚症状がない歯周病ですが、進行すると下記のような症状が現れてきます。
歯みがきのとき、歯から血が出る
口臭がある
歯が浮いた感覚がする
歯ぐきが腫れる
口の中にねばりを感じる
歯が動く
歯の間に食べものがはさまる
心あたりがあれば、早めに歯科で診察を受けることをおすすめします。
歯周病の予防のために
歯周病は、口の中の細菌が原因ですが、身体の状態や生活習慣病なども影響しています。
歯科での治療と生活の見直しによって、進行をストップし、改善することができます。ただし、定期的な歯のクリーニングや正しいブラッシングを続けないと、再び症状が悪化します。ひどくなると歯周外科手術をおこなうことになってしまいます。症状が軽くなったと安心するのは禁物です。歯科医院で定期的に歯の状態をチェックしてもらいましょう。
スケーリング(歯石除去)
歯石は歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したものです。歯に付着しておりそれ自体の病原性はありませんが、表面がでこぼこしていて、歯垢が付きやすいため、一般的に超音波スケーラーやキュレットスケーラーを使用して取り除きます。

治療が終わった後に継続して、良い状態を維持することをいいます。そのためには、歯科医師のチェックと歯科衛生士による専門的なお口の清掃(クリーニング)を定期的に行います。最低でも半年に1回は定期的にチェックを受けましょう。進行した歯周病の治療が終わった方は、13ヶ月のサイクルで来院し安定した歯茎の状態を管理していくことが大切です。

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