2019年1月25日金曜日

ブラッシングは予防歯科の分野でとても重要な役割をはたします

現代の虫歯治療は、虫歯菌に侵された部分は削る以外治療方法はありません。
歯は削る事によって、健康な状態よりも抵抗力が落ちてしまいます。その為に、近年、予防歯科が非常に重要視されています。また、抜歯の原因となりやすい歯周病に関しては、日本人の約80%が感染していると言われています。

ブラッシング指導
ブラッシングは予防歯科の分野でとても重要な役割をはたします。歯並びや歯磨きの癖などを考慮して適切に行う必要があります。一人一人にあわせた、ブラッシング時に気をつけるポイントや歯ブラシの選び方、歯や歯ぐきへのあて方、動かし方などを丁寧にレクチャー致します。
PMTC
歯科衛生士による専門器具を使った歯のクリーニングです。自宅でのブラッシングではどうしても落としきれない、汚れや着色、歯と歯の間の細かい汚れ、歯石など徹底的に除去し、歯を健康な状態に戻します。虫歯を予防する効果だけでなく、見た目も非常に綺麗になりますし、口臭予防にも繋がります。

歯肉炎
炎症が歯ぐきのみにとどまっており、歯ブラシでプラークを取り除くと元の状態にもどるもの

歯周炎
炎症が歯ぐき以外にも広がり、歯を支えている部分が破壊され始めているもの。失われた部分はほぼ戻らない。
繰り返しになりますが、歯周病治療において一番大事なことは炎症を取り除くこと、すなわち感染源の除去といえます。いうなればお口の中の徹底的なクリーニングをすることです。一つには患者さんご自身が十分な歯ブラシの技術を身につけること、もうひとつは歯ブラシでは届かなかったり、除去できない部分のクリーニングを専門家である私たちが行うことです。
とくに歯周炎になると歯と歯茎のあいだにポケット(谷底のようなもの、図参照)ができ、そこには通常とても硬い歯石がついています。ザラザラした歯石の表面はプラークにとって格好の住処、これをきちんと除去しないことには感染の制御はできません。

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