2016年12月8日木曜日

現在そして未来のお口の健康は、予防歯科がそのカギを握っています

予防歯科とは、むし歯や歯周病の予防を目的とした診療科目です。 医療の役割が「治療」から「予防」に変わってきた欧米では、歯科医療においても予防歯科が浸透しています。 「歯が痛くなってから歯科医院へ行く」ことがほとんどの日本に対し、「むし歯や歯周病にならないよう、定期的にプロのケアを受けるために歯科医院へ行く」というのが欧米の考え方。

歯の定期検診、定期的なメンテナンスを行うことは一般的で、多くの人が歯の大切さを認識しています。その結果、80歳のときに残っている歯の本数は、日本では平均9.8(平成17年厚生労働省調査)に対し、欧米では1520本と歴然とした数字の差としてあらわれています。 
歯科診療ユニット
むし歯や歯周病の原因は、口の中の細菌です。 この細菌がいる限り、むし歯や歯周病のリスクが必ず存在しています。あなたの大切な歯を細菌から守るためには、定期検診、定期的なメンテナンスがとても重要です。 
予防歯科では、歯の定期検診、定期的なメンテナンスとして、歯石の除去、PMTC(専門的な歯のクリーニング)、歯ブラシの指導、フッソ塗布などを行っています。

歯石の除去
歯の表面に付着している細菌のかたまり(歯垢)にカルシウムが沈着すると、歯石と呼ばれる石のようなものになります。この歯石や歯垢は、むし歯や歯周病の原因となります。また、歯石は毎日の歯磨きだけでは取り除けません。そこで、専用の機械などを使ってこれらの歯垢や歯石を除去します。さらに、歯の表面をなめらかにして汚れを付きにくくすることで、むし歯や歯周病が予防できます。
歯ブラシの指導
自分ではきちんと磨いているつもりでも、実際には磨き残しが多い歯磨き。その原因は、歯ブラシの使い方にあります。そこで、専門家である歯科衛生士が、お一人おひとりに適した歯ブラシの使い方をアドバイスいたします。

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