2017年4月13日木曜日

歯周病は気がつかないうちに進行する恐ろしい病気です

歯周病は自覚症状が出にくく静かに重症化していく病気で、日本人の約8割が患っているとされています。そのためご来院される頃には相当進行していることが多く、重度の歯周病の場合には歯を失ってしまうこともあります。しかし、定期的なメインテナンスや適切な治療を行えば、歯周病を抑えることはとても簡単なことなのです。

歯を失う原因の第1位は歯周病です
現在、日本人の歯を失う原因はむし歯ではなく、歯周病です。静かに進行が進み、気がついた頃には骨が溶け、手遅れになってしまうケースがあります。一度失った歯は元には戻りませんので、上記のような症状がある方は、お早めにご受診ください。
歯周病の原因
歯周病とは、歯垢(プラーク)の中の歯周病菌によって歯ぐきに炎症が起きたり、歯と歯ぐきの間の溝「歯周ポケット」が深まり、歯を支えている骨や組織が溶かされてしまう感染症です。自覚症状がほとんどないため、気付いた時にはすでに歯が抜け落ちてしまうほどの手遅れの状態になっている場合が少なくありません。

全身への影響
近年、歯周病はお口の問題だけでなく、全身の様々な病気との関連性が多く報告されています。お口のことと考えずに、しっかりと予防・治療をしていくことが生涯健康でいるために、とても大切です。
歯周病検査
定期検査で「歯周病のリスクがある」と判明した患者様や、患者様から歯周病治療のご相談を受けた場合、「歯周病検査」を行います。 歯周病検査では、レントゲン撮影や歯周ポケットの深さの検査、出血の有無や歯が動いていないかといった精密検査を行います。

レントゲン撮影
歯を支える骨の状態や、歯肉の奥の歯石をチェックします。

ポケット検査
専用の器具を使って、歯肉の溝(ポケット)の深さを測ります。
歯の揺れ具合
歯周病が進行していると、歯をしっかりと支えられないため、グラつきます。

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