2017年4月17日月曜日

歯周病は歯を失う第一の原因と考えられています

歯周病は普段の食生活や不摂生などからかかる「生活習慣病」と言われており、沢山の患者さんがこの病気に悩まされています。

歯周病は今や現代病ともいわれ、状態がひどくなってからだと治療の効果もなかなか出ない上に患者さんが初期症状にほとんど気付いていないというのが歯周病のやっかいな点です。

歯が抜けてしまう原因となる主な病気は、虫歯と歯周病。子どもでも約35%が初期の歯周病(歯周炎)にかかっていると言われており、特に30歳を超えると、歯周病で歯を失うケースが多くなります。オートクレーブ

歯周病は歯の周りの組織(歯ぐきや歯槽骨)で起こる病気で、歯の汚れであるプラーク(歯垢)の中に潜む歯周病菌によって発症する細菌感染症です。
しかし、その進行には、食事、歯みがき、喫煙などの生活習慣が大きく影響するので、生活習慣病でもあります。

原因はプラーク中の細菌
歯周病の主な原因はプラーク(歯垢)中の細菌です。
歯周病原性細菌から出される毒素によって歯周ポケットが作られます。
ここは細菌にとって住みやすい環境です。 歯周ポケットの中では歯周病原性細菌が毒素をどんどん作り出し、歯周病を悪化させていきます。
歯周病が悪化すると歯ブラシを当てただけで痛くなり、ブラッシングが疎かになります。
そうなると、さらに歯周病が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。

最近の研究では、歯周病が全身のさまざまな疾患に関係していることが明らかになってきています。また、妊娠中の方や高齢者の場合は、別のリスクがあることも確認されています。お口と体の健康を守るため、歯周病を徹底して予防しましょう。
歯周病にならないためには「予防」が最も大切です。そのためには日々のケア、正しいブラッシングが必要不可欠となります。歯磨きの際にはブラッシングが強すぎると歯ぐきを痛め、歯肉が下がる「歯肉退縮」が起きやすいため、弱い力で小刻みに動かすのがよいでしょう。歯ブラシが届きにくいところを先に磨くのもよいと思います。
また歯磨きの際には是非、歯間ブラシを試してください。歯間ブラシの使い方は鏡をみながらゆっくりと使用することが大事です。無理して歯の隙間に入れてしまうとかえって歯ぐきを傷つけてしまうため、気をつけましょう。

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