2017年4月19日水曜日

歯周病は、歯科の三大疾患の一つで日本人に多い病気です

虫歯にならないよう歯を守る事も大切ですが、歯を支える歯ぐきもとても大切です。歯周病は、歯を支えている歯肉や顎の骨が、化膿したり破壊されたりする病気です。歯周病は限度を越えてひどくなるとどんなに一生懸命に治療しても手遅れになります。治療に早すぎるという事はありません。
歯周病の進行イメージ
歯肉炎進行度1
歯肉(歯ぐき)が赤く腫れます。歯磨きや食事の際に出血することがあります。

歯周炎進行度2
歯と歯肉の間が広く隙間になり、出血したり膿が出ます。口臭が起こる場合があります。

歯槽骨の崩壊進行度
歯と歯肉の間の歯周ポケットに炎症がおこり、歯槽骨が少しずつ溶けてきます。歯が多少ぐらついてきます。

歯が抜けてしまう進行度
歯槽骨が溶けてしまうことで、歯を支えられなくなり根元が見えてきます。後に歯が抜けてしまいます。
歯周病が進行すると、毛細血管を伝って歯周病菌が全身に運ばれていきます。
全身をめぐると、以下のような全身疾患を招いたり悪化させたりするリスクもあることがわかっているので特に注意が必要です。

糖尿病
歯周病は以前から、糖尿病の合併症の一つといわれており、実際に糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多くみられます。

肺炎
特に免疫力の衰えたご高齢の方などの場合、唾液に含まれた歯周病菌が気管から肺に入ることで、誤嚥(ごえん)性肺炎を引き起こすことがあります。
心臓病
歯周病を患っている人は、そうでない人の約2倍の確率で心臓発作を引き起こすといわれておりま

歯周病治療と予防には、定期的な歯科医院でのメンテナンスがとても大切です。またもう一つ大切なことは、毎日の正しい歯磨きです。歯科医院に定期的に通っても、毎食後の汚れをきちんと落とさなければ歯周病の予防や進行を止めることはできません。

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