2020年12月7日月曜日

バイオフィルムとは、歯の表面に付く細菌の塊です

 歯科医師、歯科衛生士によって、ラバーカップやチップ等の専用器具を使い、キレイに歯を清掃していきます。通常の歯ブラシとの違いは、器具の違いもそうですが、ポイントは「バイオフィルムの除去」にあります。通常の歯磨きでは、このネバネバとした目に見えない細菌が取れません。PMTCにより機械的に細菌を分解・除去できます。

 歯科器具

バイオフィルムとは

バイオフィルムとは、歯の表面に付く細菌の塊です。キッチンやお風呂等の水まわりにもヌルヌル・ネバネバした膜の細菌が形成されますが、それと似たようなものです。一度、歯の表面に形成されたバイオフィルムは虫歯や歯周病のリスクを増大させます。このバイオフィルムは通常の歯ブラシでは除去できず、虫歯予防などのフッ素や薬液の効果を減弱させてしまいます。

 

歯石除去

なぜ、歯石を除去しなければいけないのでしょうか。
それは見た目の問題もありますが、一番は、歯周病の原因菌の住み家になってしまうのが歯石だからです。歯石除去については、歯周病のページで詳しく解説しています。

超音波スケーラー

ブラッシング指導(TBIによるセルフケア)

持ち方や握り方の間違い、硬すぎるブラシを選んだり、過度に力を入れすぎているために、歯の表面のエナメル質を不用意に削ってしまったり、歯ぐきを後退させたりする原因となっています。また、自分ではキチンと磨けていると思っても、案外磨き残しがあったりして、歯垢が歯石化していることも多いです。ご自身の磨き方の癖をしっかりと把握し、正しいブラッシングを身に付けることはとても大切です。

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