2020年12月9日水曜日

歯の全体をごく薄く削って、その上からセラミックのかぶせ物(クラウン)を被せます

 クラウン

クラウンとは

クラウンとは、一般的に「差し歯」や「被せ物」といった呼ばれる、虫歯の治療などで歯を削った後に被せる人工の歯のことです。
歯の全体をごく薄く削って、その上からセラミックのかぶせ物(クラウン)を被せます。

クラウンには、セラミックのみで作る方法と、セラミックの内面に金属を使う方法があり、患者さんの歯の状態や希望によりどちらかを選びます。この治療法は、歯の色や白さを自由に変えることができ、虫歯などで失われた部分が大きい場合でも治療ができます。治療後の変色もありませんが、歯を削る量が多く、神経を取らなければならない場合があります。

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クラウンの種類

オールセラミッククラウン

オールセラミッククラウンはクラウン全体がセラミックだけで出来ており、金属を全く使用していません。強度があり、長期間使用しても変色ぜず、美しい白さを保つことができます。

ジルコニアセラミッククラウン

ジルコニアセラミッククラウンは、メタルボンドの内面にジルコニアを使用したクラウンです。強度も強く、金属を一切使用しないので、金属アレルギーなどの心配もありません。審美的にも、オールセラミッククラウンには多少劣りますが、見た目も綺麗です。

メタルボンドセラミック

メタルボンドセラミックとは中身は金属で、外から見える部分にのみセラミックを焼き付けたクラウンです。金属を使用しているので、耐久性と強度に優れています。
見た目が良く変色しないため、強度も強いので非常によく使用されている治療法です。

ハイブリッドセラミッククラウン

ハイブリッドセラミッククラウンとは、セラミックとレジン(プラスチック)を混ぜた材料で作られたクラウンです。金属を使用しその上に作成する方法と、金属を使用しない方法があります。
オールセラミッククラウンよりもやわらかく、周囲の歯にダメージを与えにくいというメリットはありますが、色調は多少劣り、長期間使用により磨耗し変色します。

ラミネートベニア

ラミネートベニアとは

歯の表面をごく薄く削り、その歯の表面に歯の色をした薄いセラミックの板を貼り付ける方法です。歯の色を白くしたり、歯と歯の隙間を埋めたり、歯の表面の形をある程度まで変えることが可能です。

クラウンなどによる治療法に比べ、歯を削る量は少なくてすみますが、虫歯などの理由で歯自体の1/31/2以上が失われてしまっている場合には治療が行えず、歯の形を全体的に大きく変えることは難しいです。

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ラミネートベニアの種類

セラミックラミネートベニア

セラミックだけで出来た素材をあまり歯を削らずに表面に貼り付けます。自然な色合いと形を再現でき、変色にも強く永年の健康的な白さを保つことができます。

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