2020年12月3日木曜日

歯を失う最大原因である歯周病は、虫歯と違ってほとんど痛みがないため、自覚症状が出にくい疾患です

 実際、統計によると35歳で80%以上の人が歯周病になっており、それだけ気づきにく病気と言えます。歯周病は、歯垢(=プラーク)によって歯を支える骨や歯肉との付着が失われる病気を言います。歯垢(=プラーク)には細菌や細菌の作った毒素が含まれており、歯を支える骨を失っていきます。歯垢(=プラーク)を簡単に除去できれば良いのですが、歯垢が唾液の成分によって石灰化した歯石があるとプラークの除去は困難になります。

 歯科 通販

つまり、日々しっかりと予防歯科(定期検診でのクリーニング)を受け、歯のメンテナンスを怠らなければ、歯周病になる確率は、かなり下がります。そして、歯周病には軽度から重度まであり、歯肉炎→軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎といった段階があります。

 

歯周病に限りませんが、歯周病は悪化すると非常に恐い病気です。
歯周病の進行段階は、下の図のように、大きく分けて「歯肉炎→軽度歯周炎→中等度歯周炎→重度歯周炎」という四段階に分けられます。歯周病の原因はプラークですので、歯周病の重症度によらず、日々の歯磨き(ブラッシング)が最も重要な治療となります。軽度歯周炎で歯石が沈着している場合は、専用の機械・器具を使って歯石を除去します。中等度以上の進行したケースでは、深いポケット内にある歯石が取り切れないことがあるため、歯肉を切開して確実に歯石を取る、歯周外科を行うこともあります。さらに重度歯周炎になると、抜歯が必要になる場合もあります。

 

周病治療について

歯に付着したプラークや歯石を除去する処置です。

歯石は歯面に付着したプラークに唾液中のリン、カルシウムが混じって石灰化したもので、表面は粗造でプラークが更に付着しやすい構造をしており、歯に強固に付着しています。スケーリングでは、超音波スケーラーなどを用いて、歯の表面をつるつるの状態にし、プラークが付着しにくい状態にします。

 歯科用タービン

SRP

SRPとは、スケーリング・ルートプレーニング(scaling and root planning)の略で、プラークや歯石を歯冠・歯根表面から除去する歯周病治療における基本的な処置です。歯科医院にて定期的なクリーニングを行っていない場合、歯石が多く付着している状態になり、歯と歯茎の境目の溝が深い状態になっており、その状態を放置していると歯周病は進行してしまうため、SRPにて、その深い状態を改善することができます。

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