2020年12月22日火曜日

予防歯科とは、虫歯や歯周病にならないための治療を行います

 「虫歯で痛いから歯医者に行く」「歯周病になったから受診する」という人が多いのですが、虫歯や歯周病になってしまう前にメンテナンスすることが必要なのです。

 

「虫歯があるから歯医者に行かなければならない」と認識していながら、痛みが強くならなければ受診しない人が多いです。でも、痛みが強くなった頃には、かなり進行してしまっているケースが多く、負担のかかる治療が必要になってしまいます。将来自分の歯で噛めるように、全身の健康のために、早い段階での予防歯科が必要なのです。

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口の中の健康は全身の健康に影響します

虫歯や歯周病になっても、「口の中の問題」と捉えてしまうかもしれません。しかし、口の中の健康は、全身の健康にも影響しているのです。歯科医師会と厚生労働省が、「8020運動(はちまるにいまるうんどう)」を推進しています。20本というのは、自分の歯で不自由なく噛むために必要な本数ですが、80歳まで20本の歯を残すということは、口の中の健康だけでなく全身の健康、生活の質(QOL)向上のためにも必要です。

 

歯周病と全身疾患の関係

歯周病の原因細菌が、全身疾患のリスクを高めることがわかっています。歯周病が、動脈硬化や心臓の病気、糖尿病など生命に関わる病気にも関連するのです。特に糖尿病との関連は深く、歯周病は糖尿病の合併症の一つとして認識されるようになっています。糖尿病の人は歯周病にかかりやすく、歯周病になると糖尿病が悪化しやすいことがわかっています。糖尿病と歯周病は双方に悪影響を及ぼすため、歯周病が進行すると糖尿病も重症化しやすく、その反対のことも起こります。

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認知症との関係

咀嚼能力が低下していると、認知症のリスクが高くなることがわかっています。認知機能と咀嚼力にも関係がありますが、多くの歯を失った場合に噛めない・うまく話せないといった理由で社会性(人間関係)に悪影響が及ぶことも、認知機能低下につながるとされています。

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