2020年12月25日金曜日

歯周病と全身疾患は無関係ではありません

 歯周病の恐ろしさは、歯を失うことだけではありません。歯周病菌や歯周病菌のつくり出す毒素が、血管などを通って全身に運ばれることで、以下のような全身疾患を引き起こすリスクも考えられます。歯を守るための歯周病治療が、全身の健康を守る治療にもつながるのです。

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歯周病と糖尿病との関係

もともと糖尿病の患者さんは、免疫力が低下しているので歯周病になりやすいと言われてきました。しかし最近の研究では、歯周病菌自体が糖尿病を悪化させている可能性が報告されています。歯周病になると糖尿病が悪化し、反対に歯周病が完治することでと血糖値が改善するということも分かってきました。つまりこの二つの病気は、お互いに影響しあっているのではないかと考えられます。

 

歯周病と脳梗塞や心筋梗塞との関係

脳梗塞や心筋梗塞は、動脈硬化により血管が細くなることで引き起こされる病気です。この動脈硬化を、歯周病菌が進行させているかもしれないという指摘がされています。中性脂肪やコレステロールが高めの方は、歯周病の予防や治療にも気を配りましょう。

 

歯周病と妊娠との関係

妊娠中は、歯周病にかかりやすくなると言われています。妊婦が歯周病にかかると、早産の危険度が1.7倍も高くなるとの研究結果もあります。確実な予防を心がけましょう。

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歯周病と誤嚥性肺炎との関係

高齢者に多い「誤嚥性肺炎」。食べた物をうまく飲み込むことができず、気管や肺に入ってしまうために起こります。この際に、口腔内の細菌も一緒に飲み込んでしまうことで、肺炎が引き起こされます。歯周病の治療は、誤嚥性肺炎の予防にもつながるのです。

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