2020年6月12日金曜日

プラーク(歯垢)には1g中に1~3兆個の細菌が含まれているといわれています

お口のトラブルを未然に防ぐため、「痛くなる前」に定期的にお口の中をチェックして、お口のトラブルを起こしそうな要因を事前に取り除く処置を行うのが予防歯科です。定期健診の活用は、虫歯予防に大きく貢献します。日本では、子どものころからの定期的なメンテナンスを受けると、12歳のときに永久歯に虫歯がない子どもが約9割だったというデータがあるほどです。また大人になってから定期的なメンテナンスを受けていると、そうでない人にくらべて歯を失う確率が半分以下だったという報告もあります。
大きなメリットは虫歯や歯周病などのお口のトラブルを防ぐことです。もしすでに発症していても早期発見・早期治療につながるのでお口へのダメージを抑え、お口の健康につながります。そして発症を防ぐと病気の痛みだけでなく、治療での身体への負担もかかりません。治療のための通院の手間や治療費も抑えられるのです。予防歯科での定期健診では歯のクリーニングも行いますので、お口の健康が保たれ、口臭の予防にもつながります。
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
お口のケアのプロフェッショナルによる専用機器を用いた歯のクリーニングです。歯ブラシが届きにくく毎日のブラッシングでは落としきれない汚れやプラーク(歯垢)・歯石を徹底的に除去します。

プラークコントロールとは
プラーク(歯垢)には1g中に13兆個の細菌が含まれているといわれています。虫歯や歯周病の原因菌も含まれていますので、プラークコントロールによってプラークを取り除くことがお口のトラブル予防につながります。プラークコントロールの基本はブラッシングです。歯ブラシでは届きにくい部位は、デンタルフロスや歯間ブラシを活用しましょう。また洗口剤の活用もおすすめです。しかしセルフケアだけではどうしてもプラークを落としきれない部分が生じます。そこをきれいにするのがPMTCです。定期健診を活用してきちんとプラークコントロールして、お口の健康につなげましょう。

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