2020年6月16日火曜日

バイオフィルムとは、歯の表面に付く細菌の塊です

歯科衛生士によって、専用の器具を使い、キレイに歯を清掃していきます。通常の歯ブラシとの違いは、器具の違いもそうですが、ポイントは「バイオフィルムの除去」にあります。通常の歯磨きでは、このネバネバとした目に見えない細菌が取れません。PMTCにより機械的に細菌を分解・除去できます。
バイオフィルムとは
バイオフィルムとは、歯の表面に付く細菌の塊です。キッチンやお風呂等の水まわりにもヌルヌル・ネバネバした膜の細菌が形成されます。それと似たようなものと考えてください。一度、歯の表面に形成されたバイオフィルムは虫歯や歯周病のリスクを増大させます。このバイオフィルムは通常の歯ブラシでは除去できず、虫歯予防などのフッ素や薬液の効果を減弱させてしまいます。

エアフロー … 着色汚れ(ステイン)の除去
上記のPMTCで落とせないような汚れは、エアフロー(ジェットクリーニング)による清掃が効果的です。レモンパウダーの超微粒子と水と空気を混ぜたジェット噴流で、タバコのヤニやコーヒーワインなど食べ物の着色汚れ、いわゆるステインを効率よく落としていきます。歯と歯ののすき間など入り組んだ汚れや全体的に着色の度合いが高い場合はに有効です。
歯石の除去について
歯に付いた歯石はいくら歯ブラシを頑張っても除去できません。歯科医師、歯科衛生士によるスケーラーと呼ばれる専用の器具で、定期的に除去する必要があります。

なぜ、歯石を除去しなければならないのでしょう?
それは見た目の問題ありますが、一番は、歯周病の原因菌の住み家になってしまうのが歯石だからです。歯石は歯垢が石灰化したものです。磨き切れなかった歯に歯垢が残ってしまうと、23日で歯石に変化すると言われています。目に見えない歯石も存在しますので、定期的に歯科医院で除去してもらう必要があります。

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